帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR サーバ帳票出力

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setMultiReportFileNameメソッド

複数の帳票ファイルを指定して出力する場合,帳票ファイル名を配列で指定します。帳票は,配列の要素順に出力されます。

形式

public void setMultiReportFileName(String newMultiReportFileName)

引数

newMultiReportFileName
帳票ファイル名を配列で指定します。

解説

帳票出力を実行する場合,帳票ファイル名を必ず指定してください。省略はできません。そのため,setReportFileNameメソッド,またはsetMultiReportFileNameメソッドのどちらかで,帳票ファイル名を指定してください。帳票ファイル名を指定しないで帳票出力を実行すると,エラー(KEEU601-E)になります。また,「フォームシートファイル(*.fms)」でない帳票ファイル名が指定されていると,エラー(KEEU007-E)になります。ただし,setMultiReportSetFileNameメソッドで帳票セット指定ファイルを指定した場合は,setMultiReportFileNameメソッドを省略できます。

setReportFileNameメソッドとsetMultiReportFileNameメソッドを同時に指定した場合は,setMultiReportFileNameメソッドの指定が有効になります。

帳票ファイル名は,フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。ファイル名をフルパスで指定しなかった場合は,次に示す順にファイルを検索します。

Windows環境の場合
  • setReportFilePathメソッドで指定されているフォルダ
  • 環境設定ファイル(EURPS_ENV)の変数EURPS_REPORTPATHに設定されているフォルダ
  • EUR Developer,EUR Print Service,またはEUR Print Service Enterpriseのインストール先フォルダ
UNIX/Linux環境の場合
  • setReportFilePathメソッドで指定されているディレクトリ
  • 環境設定ファイル(eurps_env)の変数EURPS_REPORTPATHに設定されているディレクトリ
  • ホームディレクトリ(環境変数HOMEで設定したディレクトリ)
  • /var/opt/eurpsディレクトリ

setMultiReportFileNameメソッドで指定された帳票ファイルは,setMultiDataFileNameメソッドとsetMultiUserDataFileNameメソッドで指定されているデータファイルを使用します。setMultiReportFileNameメソッドで指定された帳票ファイルが一つであっても,setDataFileNameメソッドとsetUserDataFileNameメソッドで指定されているデータファイルを使用することはありません。

帳票出力を実行する前に,指定したファイル名を見直してください。

戻り値

なし