帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR サーバ帳票出力
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setMultiBookmarkFileNameメソッド
setMultiReportFileNameメソッドで複数の帳票ファイルを指定して出力する場合,各帳票ファイルに指定するしおり定義ファイルを配列で指定します。帳票との対応づけは,配列の要素順です。
形式
public void setMultiBookmarkFileName(String[] newMultiBookmarkFileName)
引数
- newMultiBookmarkFileName
- しおり定義ファイル名を配列で指定します。
- setMultiReportFileNameメソッドで指定した帳票ファイルと同じ配列要素数のしおり定義ファイルを指定してください。
- n番目(先頭はゼロ)の帳票に対するしおり定義ファイルを省略したい場合は,配列のn番目の要素にnullを指定してください。
- (例)2番目の帳票のしおり定義ファイルを省略する場合
fms[0]="Sample1.fms"; //帳票ファイル名を配列fmsに設定
fms[1]="Sample2.fms";
fms[2]="Sample3.fms";
//しおり定義ファイル名を配列bokに設定
bok[0]="Book1.txt";
bok[1]=null;
bok[2]="Book3.txt";
解説
しおり定義ファイル名は,フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。ファイル名をフルパスで指定しなかった場合は,次に示す順にファイルを検索します。
- Windows環境の場合
- setBookmarkFilePathメソッドで指定されているフォルダ
- 環境設定ファイル(EURPS_ENV)の変数EURPS_BOOKMARKPATHに設定されているフォルダ
- EUR Developer,またはEUR Print Service Enterpriseのインストール先フォルダ
- UNIX/Linux環境の場合
- setBookmarkFilePathメソッドで指定されているディレクトリ
- 環境設定ファイル(eurps_env)の変数EURPS_BOOKMARKPATHに設定されているディレクトリ
- ホームディレクトリ(環境変数HOMEで設定したディレクトリ)
- /var/opt/eurpsディレクトリ
setBookmarkFileNameメソッドとsetMultiBookmarkFileNameメソッドを同時に指定した場合は,setMultiBookmarkFileNameメソッドの指定が有効になります。
帳票出力を実行する前に,指定したファイル名を見直してください。
- ファイル名に指定できる文字数は,次のとおりです。指定したファイル名に誤りがある場合は,エラー(KEEU009-E)になります。
- Windows環境の場合
フルパスで指定する場合は半角259文字以内
相対パス,またはファイル名だけで指定する場合は半角255文字以内
- UNIX/Linux環境の場合
フルパスで1,023バイト以内
- 存在するファイル,または読み込み権限のあるファイルを指定してください。指定したファイルがなかったり,読み込み権限が与えられていないファイルを指定した場合は,エラー(KEEU025-E)になります。
- ファイル名には「"」を含めないでください。ファイル名に「"」が含まれていると,エラー(KEEU600-E)になります。
- setOutputTypeメソッドで0,2または3を指定した場合,setMultiBookmarkFileNameメソッドを指定すると,エラー(KEEU603-E)になります。
- setMultiReportFileNameメソッドの引数で指定した配列の個数と,setMultiBookmarkFileNameメソッドの引数で指定した配列の個数は同じにしてください。異なる場合は,エラー(KEEU600-E)になります。
戻り値
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