OutFileNameプロパティは，OutputTypeプロパティに指定されている出力種別に対応した出力先ファイル名を指定します。

• OutputTypeプロパティで「0（プリンタに出力）」が指定されている場合
  出力するスプールファイル名を指定します。出力先ファイル名を指定しないで帳票出力を実行すると，プリンタに出力されます。
  
• OutputTypeプロパティで「1（PDF形式ファイルに出力）」が指定されている場合
  出力するPDF形式ファイル名を指定します。出力先ファイル名を指定しないで帳票出力を実行すると，エラー（KEEU501-E）になります。
  PDF形式ファイルを仕分け出力するときは，OutFileNameプロパティは指定しないでください。OutFileNameプロパティとDistributeFileNameプロパティを同時に指定すると，エラー（KEEU503-E）になります。
  
• OutputTypeプロパティで「2（EUR形式ファイルを出力）」が指定されている場合
  出力するEUR形式ファイル名を指定します。出力先ファイル名を指定しないで帳票出力を実行すると，エラー（KEEU501-E）になります。
  
• OutputTypeプロパティで「3（CSV形式ファイルに出力）」が指定されている場合
  出力するCSV形式ファイル名を指定します。出力先ファイル名を指定しないで帳票出力を実行すると，エラー（KEEU501-E）になります。
  
• OutputTypeプロパティで「4（Excel形式ファイルに出力）」が指定されている場合
  出力するExcel形式ファイル名を指定します。出力先ファイル名を指定しないで帳票出力を実行すると，エラー（KEEU501-E）になります。
  

出力先ファイル名は，フルパス，相対パス，またはファイル名だけのどれかで指定してください。ファイル名をフルパスで指定しなかった場合は，環境設定ファイル（EURPS_ENV）の変数EURPS_OUTPUTPATHに設定されているフォルダが，デフォルトとして設定されます。

帳票出力を実行する前に，指定したファイル名を見直してください。

• ファイル名に指定できる文字数は，次のとおりです。指定したファイル名に誤りがあるときは，エラー（KEEU009-E）になります。
  
  • フルパスで指定するときは259文字以内
  • 相対パス，またはファイル名だけで指定するときは255文字以内
• ファイル名には「"」を含めないでください。また，String以外のデータ型を指定しないでください。エラー（KEEU500-E）になります。

String