EURでは，入力ファイルにUnicodeやShift JISが使用できます。

エンコーディングがUnicodeの場合は，実装水準1に対応しています。なお，実装水準1に結合文字は含まれません。

入力ファイルの文字は，次に示すエンコーディングを使用して変換します。入力ファイルに対するエンコーディングを間違えると，文字化けが起きたり空白が出力されたりする場合があります。

表2-2　 入力ファイルに対して使用するエンコーディング

入力ファイル	エンコーディング
	Windows	UNIX／Linux
帳票ファイル	UTF-16，Shift JIS	UTF-16，Shift JIS
マッピングデータファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
ユーザ定義データファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
文書情報設定ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
プリンタ定義ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
帳票セット指定ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
複数様式情報定義ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
接続情報ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
可変記号値定義ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
仕分け定義情報ファイル	UTF-16※，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	−
PDF仕分け定義ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
文書しおり定義ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
しおり定義ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
暗号化設定ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
透かし情報ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	−
Acrobat JavaScriptファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
Acrobat JavaScript定義ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
ビューアプレファレンス定義ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
置き換え表管理情報ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
置き換え表ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード
JavaBeans起動部品のプロパティファイル	UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-8，ロケールに対応する文字コード
環境設定ファイル	UTF-16，UTF-8，ロケールに対応する文字コード	UTF-16，ロケールに対応する文字コード

（凡例）

−：該当しません。

注1

BOM（Byte Order Mark）を付与したUTF-16エンコーディングで変換します。

注2

Windows環境で，UTF-8で表現できる文字（1バイト〜4バイト）の中に不正なコードが使用されている場合，文字の先頭から不正なコードまでを半角空白に置き換えます。

注3

ロケールに対応する文字コードで変換した場合，ロケールごとにデフォルトのエンコーディングが異なります。詳細は，「付録C　作業環境の言語との対応」を参照してください。

注4

JavaBeans起動部品は，Unicode BMPの範囲外の文字はサポートしません。

注※

EUCのコードセット3には対応していません。