5.3.3 メッセージ一覧(コンバート)
コンバートで出力されるメッセージと対処方法を示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 処理結果に関するメッセージ
コンバート実行時の処理結果に関するメッセージを次に示します。
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[変換前ファイル名]を[変換後ファイル名]に変換しました。
(S)変換が正しく行われたため,次のファイルの変換処理を行います。
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[変換前ファイル名]:エラーが発生したため当該ファイルの変換を終了します。
:変換先ファイルを作成できません。
(S)変換先へのファイル出力でエラーとなったため,変換処理を終了します。
(P)変換先フォルダのアクセス権は妥当かを確認し,再実行してください。
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[変換前ファイル名]:エラーが発生したため当該ファイルの変換を終了します。
:ファイルの書き込みが失敗しました。
(S)ファイルの変換処理中にメモリ不足などのエラーが発生したため,変換処理を終了し,次のファイルの変換処理を行います。
(P)ほかのアプリケーションを終了させ,再実行してください。
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[変換前ファイル名]:エラーが発生したため当該ファイルの変換を終了します。
:ファイルの読み出しが失敗しました。
(S)ファイルの解析処理中にメモリ不足などのエラーが発生したため,変換処理を終了し,次のファイルの変換処理を行います。
(P)ほかのアプリケーションを終了させ,再実行してください。
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[変換前ファイル名]:エラーが発生したため当該ファイルの変換を終了します。
:変換する入力ファイルがオープンできません。
(S)変換前ファイルの入力でエラーとなったため,変換処理を終了し,次のファイルの変換処理を行います。
(P)変換前ファイルがマップ定義ファイルか,ファイルのアクセス権は妥当かを確認し,再実行してください。
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[変換前ファイル名]:エラーが発生したため当該ファイルの変換を終了します。
:変換対象外のファイルが指定されました。
(S)変換前ファイルが,コンバータの入力となる定義対象ではないため,変換処理を終了し,次のファイルの変換を行います。
(P)正しいマップ定義ファイルを指定し,再実行してください。
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[変換前ファイル名]:エラーが発生したため当該ファイルの変換を終了します。
:現在の「マップ名の長さ」設定と,作成時の設定値が異なるファイルが指定されました。
(S)変換前ファイルが,現在のドローセットアップで指定している「マップ名の長さ」と異なるため,変換処理を終了,次のファイルの変換を行います。
(P)ドローセットアップの「マップ名の長さ」を変更するか,正しいマップ定義ファイルを指定し,再実行してください。
(2) 変換内容に関するメッセージ
コンバートでの変換内容に関するメッセージを次に示します。ここで説明するメッセージは,[オプション設定]ダイアログで「変換内容をメッセージファイルに出力する」をチェックしている場合に出力されます。
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[変換前ファイル名]:変換を開始します。
(S)ファイルの変換処理を開始します。
(P)対処はありません。
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上オフセットと左オフセットは各オブジェクトに反映されました。
グラフィック帳票から書式オーバレイへの変換時に,グラフィック帳票で上オフセットおよび左オフセットに0より大きな値が設定されています。
(S)書式オーバーレイのオブジェクト位置を,グラフィック帳票の上オフセットと左オフセットが反映された位置に変更します。
(P)グラフィック帳票の上オフセットと左オフセットを各オブジェクトに反映させたくない場合,変換元のグラフィック帳票の上オフセットと左オフセットを0に変更してから,再実行してください。
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ます目設定を[変換前のます目設定]から[変換後のます目設定]へ変更しました。
けい線帳票からプレプリント帳票への変換時に,けい線帳票のます目設定に「15CPI/8LPI」または「自由な設定」が設定されています。
けい線帳票から網掛け帳票への変換時に,けい線帳票のます目設定に「15CPI/6LPI」または「15CPI/8LPI」が設定されています。
(S)ます目設定を変更します。変換後の設定値については,「3.3 定義内容の変換規則」を参照してください。
(P)ドローでます目設定を再定義してください。
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給紙サイズを「フリー」にしました。
(S)けい線帳票から網掛け帳票への変換時に,網掛け帳票の給紙サイズに「フリー」を設定します。
(P)ドローで給紙サイズを再定義してください。
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印刷部数を「1」にしました。
(S)けい線帳票から網掛け帳票への変換時に,網掛け帳票の印刷部数に「1」を設定します。
(P)ドローで印刷部数を再定義してください。
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印刷部数を削除しました。
グラフィック帳票から書式オーバーレイへの変換時に,グラフィック帳票の印刷部数に「2」以上が設定されています。
(S)グラフィック帳票の印刷部数を削除します。
- (P)次に示すどちらかの対処をしてください。
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印刷処理を複数回実行する
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環境変数「XMAP3_COPIES」で印刷枚数を指定する
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ウィンドウ背景色を「グレー」に変更しました。
(S)CUI画面からGUI画面への変換時に,GUI画面のウィンドウ背景色に「グレー」を設定します。
(P)ドローでウィンドウ背景色を再定義してください。
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けい線の色を「黒」に変更しました。
(S)CUI画面からGUI画面への変換時に,GUI画面のフィールドボックスのけい線の色に「黒」を設定します。
(P)ドローでフィールドボックスのけい線の色を再定義してください。
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けい線の配置方法を「ます目の中央」に変更しました。
けい線帳票から網掛け帳票への変換時に,けい線帳票のけい線の配置方法に「ます目に沿って引く」が選択されています。
(S)網掛け帳票のけい線の配置方法に「ます目の中央」を設定します。
(P)ドローでけい線位置を再定義してください。
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印刷動作を削除しました。
(S)けい線帳票(連続紙)から網掛け帳票への変換時に,けい線帳票(連続紙)の印刷動作を削除します。
(P)対処はありません。
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排出先を削除しました。
(S)けい線帳票(カット紙)から網掛け帳票への変換時に,けい線帳票(カット紙)の排出先を削除します。
(P)対処はありません。
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([行位置],[列位置])の[オブジェクト]を削除しました。
次の場合に,変換後の帳票定義で配置できない種類のオブジェクトが存在します。
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けい線帳票からプレプリント帳票への変換時
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けい線帳票から網掛け帳票への変換時
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グラフィック帳票から書式オーバーレイへの変換時
- (S)それぞれの変換時に次に示す処理をします。
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- けい線帳票からプレプリント帳票への変換時
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次に示すオブジェクトを削除します。
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けい線
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固定フィールド
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プレプリント帳票の横最大サイズを越える出力フィールド,出力OCR,フレーム
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- けい線帳票から網掛け帳票への変換時
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次の条件を満たすけい線を削除します。
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けい線帳票のけい線の配置方法に「ます目に沿って引く」を設定している
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配置されたけい線の位置をます目の中央へ変換すると,他オブジェクトと重なる
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- グラフィック帳票から書式オーバーレイへの変換時
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次に示すオブジェクトを削除します。
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出力フィールド
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出力日付フィールド
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出力時刻フィールド
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予約フィールド
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出力OCR
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固定バーコード
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出力バーコード
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連結出力バーコード
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出力グラフィック
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- (P)次の対処をしてください。
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- けい線帳票からプレプリント帳票への変換時
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けい線帳票の出力フィールド,出力OCR,またはフレームを,プレプリント帳票の横最大サイズを越えない位置に配置してから,再実行してください。
- けい線帳票から網掛け帳票への変換時
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ドローでけい線を再定義してください。
- グラフィック帳票から書式オーバーレイへの変換時
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対処はありません。
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([行位置],[列位置])のオブジェクト位置を変更しました。
けい線帳票からプレプリント帳票への変換時に,プレプリント帳票で配置できない位置にオブジェクトが存在します。
(S)けい線帳票の行の間隔が「8LPI」の場合,帳票の1行目および最終行に配置された出力フィールドの位置を内側に補正します。
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([行位置],[列位置])のオブジェクト属性を[変更後のオブジェクト属性]に変更しました。
次の場合に,変換後の帳票定義で設定できないオブジェクト属性が設定されています。
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けい線帳票からプレプリント帳票への変換時
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グラフィック帳票から書式オーバーレイへの変換時
- (S)それぞれの変換時に次に示す処理をします。
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- けい線帳票からプレプリント帳票への変換時
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出力フィールドの文字の拡大属性を「標準」に変更します。
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- グラフィック帳票から書式オーバーレイへの変換時
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固定フィールドの文字色をなしに変更します。
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けい線の動的変更をなしに変更します。
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けい線の線の種類で「見えない線」を「実線」に変更します。
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(P)対処はありません。
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([行位置],[列位置])のオブジェクト種別を[変更後のオブジェクト種別]に変更しました。
けい線帳票から網掛け帳票への変換時に,網掛け帳票で指定できないオブジェクト種別が存在します。
(S)けい線帳票の出力OCRを,使用目的が「英数」の出力フィールドに変更します。
(P)対処はありません。
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([行位置],[列位置])のオブジェクトをフレーム外に移動しました。
けい線帳票からプレプリント帳票への変換時に,プレプリント帳票で配置できないフレーム内の位置にオブジェクトが存在します。
- (S)けい線帳票の行の間隔が「8LPI」の場合,次に示すオブジェクトがフレーム内の1行目および最終行に配置されているときは,フレーム外へ移動します。
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出力フィールド
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出力OCR
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(P)ドローでフレームのサイズを変更してから,フレーム外に移動されたオブジェクトをフレーム内に移動してください。