画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


20.6.2 問題内容と取得情報

〈この項の構成〉

(1) 問題内容と操作手順および環境の確認

発生した問題に関して,次のような確認をしてください。

(2) マップ定義情報の取得

問題が発生しているマップやその前後のマップ定義情報を取得してください。

マップ定義情報を含むファイルを次に示します。

(3) ログ情報の取得

次の手順で,ロギング支援によるログ情報を取得してください。

  1. XMAP3の業務を終了する

    画面・帳票の開発時に使用するXMAP3の業務はすべて終了してください。実行中のロギング支援なども終了してください。

  2. XMAP3/Web for Cosminexusのロギング支援を起動する

    [スタートメニュー]に登録されたメニューからロギング支援を選択します。

    タスクバーの端に「ロギング支援」のアイコンが表示されます。

  3. XMAP3/Web for Cosminexusを適応したシステムを実行する

    起動HTMLの呼び出しによってXMAP3/Web for Cosminexusを利用したシステムを起動し,業務を実行します。

  4. 出力されたログファイルをフォルダごと取得する

  5. XMAP3/Web for Cosminexusのロギング支援を終了する

    タスクバーの「ロギング支援」のアイコンを右クリックすると,メニューが表示されます。[ロギング支援の終了]を選択して終了します。

(4) TCP/IP環境情報

次の方法で,TCP/IP環境情報を確認および取得してください。

(5) XMAP3以外の製品情報の取得

XMAP3と連携している製品の情報(エラー情報)を取得してください。取得方法は,連携する製品のマニュアルを参照してください。

(6) マシンのレジストリ情報の取得

次の手順で,レジストリの情報を取得してください。

  1. Windowsの[ファイル名を指定して実行]を選択する

  2. 名前を入力するところに「regedit」※1を入力し[OK]ボタンをクリックする

  3. [レジストリ]−[レジストリファイルの書き出し]を選択する

  4. ファイル名※2を入力して保存する

    このファイルは,テキスト形式で数メガバイトのサイズになります。

    注※1

    system32の下にある「regedt32」ではありません。

    注※2

    安全のためレジストリ情報を保存するファイル名の拡張子は,「reg」でなく「txt」としてください。

(7) プロセスダンプの情報取得

プロセスダンプの情報はWindowsが採取しています。問題が発生する操作を実行したあとで,Windowsが採取するログ情報を確認してください。プロセスダンプを取得する機能は,Windowsによって呼称が異なります。Windows 7,Windows Server 2008,Windows Server 2008 R2の場合はユーザーモードプロセスダンプ,Windows 8,Windows 8.1,Windows 10,Windows Server 2012,Windows Server 2012 R2,Windows Server 2016,Windows Server 2019の場合はユーザーモードダンプと呼びます。

取得手順
  1. タスクマネージャを次のどちらかの方法で起動します。

    ・タスクバーの空白の領域を右クリックし,[タスクマネージャ]をクリックする。

    ・[Ctrl]+[Shift]+[Esc]キーを押す。

  2. [プロセス]タブをクリックします。

  3. 問題が発生する操作のプロセスを右クリックし,[ダンプファイルの作成]をクリックします。

    管理者のパスワードを要求するダイアログボックスが表示された場合は,パスワードを入力して[OK]をクリックします。

  4. 次のフォルダに出力されたダンプファイルを取得します。

    Windowsインストールドライブ\Users\UserName\AppData\Local\Temp\プロセス名.dmp

  5. ダンプファイルが正常に作成されたことを示すメッセージが表示されたら,[OK]をクリックします。

詳細については,各Windowsのドキュメントを参照してください。