画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


11.2.3 ファイアウォールの設定および確認

XMAP3サーバおよびXMAP3クライアント(UDP)では,SERVICESファイルに設定した任意のサービス(標準はxpw)のポート番号を使用して通信を行います。また,XMAP3クライアント(TCP),表示サービス,印刷サービス,およびアプリケーション(XMAP3のライブラリ)では,OSで割り当てられたポート番号(Ephemeralポート)を使用して通信を行います。なお,各UDP/TCPでの通信は双方向にデータを送受信します。

XMAP3のC/S構成,OLTP構成およびクラスタ構成で,XMAP3サーバとXMAP3クライアントの間にファイアウォールがある場合,XMAP3が使用するポートがファイアウォールを通過するように設定してください。

XMAP3が使用するポート番号を次の表に示します。

表11‒1 XMAP3が使用するポート番号

通信路

プロトコル

接続側のポート番号

待ち受け側のポート番号

XMAP3クライアント→XMAP3サーバ間

UDP

XMAP3クライアント:任意

XMAP3サーバ:任意

TCP

XMAP3クライアント:Ephemeral

XMAP3サーバ:任意

表示サービス・印刷サービス→XMAP3サーバ間

TCP

表示サービス・印刷サービス:Ephemeral

XMAP3サーバ:任意

アプリケーション→表示サービス・印刷サービス間

TCP

アプリケーション:Ephemeral

  • 表示サービス・印刷サービス(通常時):Ephemeral

  • 表示サービス・印刷サービス(ポート固定化機能の使用時):任意

XMAP3の機能名とモジュール名の対応一覧を次の表に示します。

表11‒2 XMAP3の機能名とモジュール名の対応一覧

機能名

モジュール名

Windows

UNIX

XMAP3サーバ

xmap3srv.exe

xpwdaemon

XMAP3クライアント

xmap3clt.exe

表示サービス

x3pdsp32.exe

印刷サービス

x3pprt32.exe

xpwprt

アプリケーション

画面用のAP,帳票用のAP,書式用のAP

(TP1/NET/XMAP3を使用する場合は,「MCF通信サービス」を指す)

(凡例)

−:提供なし。