画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


9.1.1 帳票印刷のシステム構成

〈この項の構成〉

(1) 帳票環境とプリンタの結び付け

帳票環境のセットアップとは,APで扱う仮想端末を,XMAP3の帳票印刷で使用するプリンタとして,Windows上に設定された実際のプリンタと結び付けることです。

スタンドアロン構成では,必要に応じて帳票環境を設定してください。スタンドアロン構成でプリンタを1台接続して使用する場合は,標準設定のままで使用することもできます。C/S構成では,帳票環境は必ず設定します。

APで指定する仮想端末名,XMAP3でのセットアップ,およびWindowsでのプリンタの設定がどのように関連するかを次に示します。

(a) スタンドアロン構成

[図データ]

(b) C/S構成

[図データ]

(2) 帳票環境のセットアップが必要なWindowsマシン

帳票環境のセットアップは,プリンタが接続されているWindowsマシンに必要です。Windowsのネットワークでプリンタ共用している場合は,XMAP3の印刷サービスがあるWindowsマシンに必要です。

プリンタの構成例を次に示します。

[図データ]

C/S構成の実行環境の場合,表示・印刷セットアップで設定する帳票環境のうち,[高度な設定]に含まれる「抹消線の形状」「印刷ページ長」「グラフィックデータのモノクロ化」および「印刷用紙サイズ」については,サーバ(APを実行するアプリケーションサーバ)で設定した環境を全クライアントに適用させるか,または,個々のクライアントごとに環境を設定するか,どちらかの方法を選択できます。ただし,[プリンタ]タブの上記以外の設定項目については,関係しません。

アプリケーションサーバでの設定を全クライアントに適用させたい場合

まず,サーバ上で表示・印刷セットアップの[アプリケーション1]タブの「C/Sの場合,アプリケーションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオンにしてください(標準で設定されている値はオンです)。そして,サーバ上で表示・印刷セットアップを使って帳票環境のセットアップをします。この場合,クライアントでの設定は無効になります。

個々のクライアントの設定を有効にする場合

まず,アプリケーションサーバ上で表示・印刷セットアップの[アプリケーション1]タブの「C/Sの場合,アプリケーションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオフにしてください。さらに,各クライアントの表示・印刷セットアップの[アプリケーション1]タブの「C/Sの場合,アプリケーションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオフにしてから,帳票環境のセットアップをします。この場合,アプリケーションサーバでの設定は無効になります。