5.1.1 データ入力キー
- 〈この項の構成〉
-
(1) 入力できる半角文字
ANKコード(英字・数字・カナ文字)を次の図に,このマニュアルで使用している用語がANKコードの何に該当するかを次の表に示します。なお,(00)16〜(1F)16および(7F)16は,制御コードであるため,文字コードとして使用できません。
表5‒1 用語とANKコードの関係
用語
|
該当するANKコードの範囲
|
カナ
|
(A6)16〜(DF)16
ただし,(B0)16(−)を除く。
|
半角
|
(21)16〜(FE)16
ただし,(7F)16を除く。
|
英大文字
|
(41)16〜(5A)16
|
英小文字
|
(61)16〜(7A)16
|
マイナス
|
(2D)16
|
長音
|
(B0)16
|
コンマ
|
(2C)16
|
数字
|
(30)16〜(39)16
|
記号
|
(21)16〜(2F)16,(3A)16〜(3F)16,
(5B)16〜(60)16,(7B)16〜(7E)16
|
アスタリスク
|
(2A)16
|
漢字※
|
(8140)16〜(F9FC)16
|
空白(半角)
|
(20)16
|
空白(全角,半角)
|
(8140)16
(2020)16
(20)16
|
空白(全角だけ)
|
(8140)16
|
(2) 入力できる全角文字
漢字コードを次の表に示します。
表5‒2 漢字コード
コードの範囲※1
|
使用できる文字
|
標準漢字領域
|
(8140)16−(EEFC)16
|
JIS X0208にベンダ固有文字※2を含む文字
|
外字領域
|
(F040)16−(F9FC)16
|
外字 1880字
|
ベンダ領域
|
(FA40)16−(FCFC)16
|
標準漢字領域以外のJIS X0208にベンダ固有文字※3を含む文字
|
- 注※1
-
コードの第1バイトは(81xx)16〜(9Fxx)16,(E0xx)16〜(FCxx)16の範囲です。
コードの第2バイトは(xx40)16〜(xx7E)16,(xx80)16〜(xxFC)16の範囲です。
- 注※2
-
標準漢字領域のベンダ固有文字とは,Windows特殊文字((8740)16〜(879C)16 83字),NEC選定IBM拡張文字((ED40)16〜(EEFC)16 374字)のことです。
- 注※3
-
ベンダ領域のベンダ固有文字とは,IBM選択文字((FA40)16〜(FC4B)16 388字)のことです。
- ベンダ固有文字について
-
ベンダ固有文字はWindows環境に依存します。UNIXを含めたC/S構成で運用する場合,文字コードの一部がUNIXとWindowsで異なるため,Windowsクライアント上で不正な文字が表示される場合があります。このため,UNIXを含めたC/S構成では,ベンダ固有文字を極力使用しないことをお勧めします。UNIXを含めたC/S構成でベンダ固有文字を使用したい場合は,Windowsで定義できる外字領域に外字として作成,登録してご使用ください。
(3) 全角文字とスペースコード
全角スペースを入力した場合,特に設定しないと半角スペース2文字に変換されて,画面上に表示し,APに返されます。全角スペースをそのまま全角文字として画面上に表示し,APに返したいときは,表示・印刷セットアップの「全角スペースコードの扱い」で,「全角スペースをそのまま返す」を設定してください。