画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


2.1.2 C/S構成

XMAP3では,クライアントとサーバで通信して業務を実行する,C/S構成を利用できます。なお,サーバにXMAP3 Version 4を,クライアントにXMAP3 Version 5を適用したC/S構成を構築できます。ただし,サーバよりも前か同じバージョン(VV-RR)のXMAP3で開発したマップとAPを使用する必要があります。

なお,共有環境(ユーザの簡易切り替え機能)を利用する場合は,C/S構成での運用はできません。

注意事項

C/S構成のクライアントで利用するXMAP3のバージョン(VV-RR)は,必ずサーバで利用するXMAP3のバージョン(VV-RR)以降のものを利用してください。また,C/S構成で利用できるのは,サーバ側のXMAP3のバージョン(VV-RR)でサポートしている範囲の機能となるので注意してください。

〈この項の構成〉

(1) 基本的なC/S構成

APおよびマッピングライブラリがサーバ側にあり,表示・印刷サービスがクライアント側にある構成です。

[図データ]

(2) XMAP3サーバを複数起動するC/S構成

1台のサーバマシンに複数のXMAP3サーバを起動する場合のC/S構成です。異なるサービス名を指定することで,1台のサーバマシン上に複数のXMAP3サーバを同時に起動できます。クライアントは,サービス名を指定することで接続するXMAP3サーバを選択します。業務ごとにXMAP3サーバを分けて管理する場合は,このシステムを構築してください。XMAP3サーバを二つ起動する構成を次に示します。

[図データ]

そのほか,次のC/S構成が利用できます。構成の詳細および設定手順については,「6.2 C/S構成の設定手順」を参照してください。