7.2.3 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)には,実行時の画面表示,入力,および帳票出力に関する環境を設定します。
C/S構成の環境の場合,XMAP3サーバの表示・印刷環境ファイルの設定を有効にするか,XMAP3クライアントの表示・印刷環境ファイルの設定を有効にするかを選択できます。
(1) 表示・印刷環境ファイルの格納場所
- Windowsの場合
XMAP3インストールフォルダ\ETC\X3PCONF
- UNIXの場合
/etc/opt/HIXMAP/XPWconfig
(2) 表示・印刷環境ファイルの記述形式
サービス名.パラメタ=設定値 |
サービス名に,サービス名ファイル(X3PHOST)で指定した,表示・印刷サービス名を設定すると,パラメタの設定値が各サービス名で固有になります。また,サービス名に「*」を指定すると,各サービス名で共通のパラメタの設定値を一括して設定できます。
サービス名.パラメタ=設定値 …サービス名に固有な設定 *.パラメタ=設定値 …各サービス名で共通な設定 |
パラメタには,すべてのサービスで共通なもの(COxxxx)と,各サービス名で固有なものがあります。また,各サービス名で固有なパラメタは,表示(Dxxxxx),印刷(Pxxxxx)に関するものです。
*.COxxxx=設定値 …各サービス名で共通に指定できる設定項目※ 表示サービス名.パラメタ=設定値 …表示サービス名で指定できる設定項目 印刷サービス名.パラメタ=設定値 …印刷サービス名で指定できる設定項目 |
(3) 表示・印刷環境ファイルの注意
表示・印刷環境ファイルを編集するときの注意を次に示します。
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行の先頭から1行に1項目を設定してください。
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行の先頭に「#」を付けた場合,その行はコメント行として扱われます。有効な設定値が指定された行の前にあるコメント行は表示・印刷セットアップ更新時に削除されます。ただし,印刷サービス名に「#DSP」および「#PRT」(「#PRTn(nは任意の英数字)」)を指定した場合,その行はコメント行にはなりません。
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同一のパラメタが複数行ある場合,最終行のパラメタが有効になります。
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サービス名に共通の「*」を指定していても,固有のサービス名で指定したパラメタの設定値が有効になります。
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グラフィックファイルの読み込みパス(*.COGPTH)には,末尾が「\」のフォルダ名は指定しないでください。