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20.4.2 JavaAPIのエラーログファイルに出力されるメッセージ

JavaAPIのエラーログファイルに出力されるメッセージID,種別,およびメッセージテキストについて説明します。

メッセージIDは,16バイトです。メッセージIDは,ユーザが使用したAPIのコードと処理番号を示すID(先頭8バイト)および例外が発生したAPI内部メソッドのコードと処理番号を示すID(残り8バイト)で構成されています。

API内部メソッドで例外が発生した場合の種別がEEとXEのときに出力するメッセージID(残り8バイト)と対応メソッドを次の表に示します。表中の原因項目は,ログには出力されません。

表20-7 例外種別がEEとXEのときに出力するメッセージIDと対応するメソッド

メッセージID
(残り8バイト
種別 原因 対応メソッド
クラスコード メソッドコード 処理番号
01 0000 01 XE propValueまたはmapNameにヌルオブジェクトを指定した。 LogicalMap.
LogicalMap
03 XE 入力/出力データ用XML文書のルートタグ名が<LOGMAP>ではない。
EE
  • 環境管理ファイルの「LogicalMapPath」指定したディレクトリに入力/出力データ用XML文書がない。
  • 入力/出力データ用XML文書の形式がXMLとして不正な形式である。
0007 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 LogicalMap.
getDataString
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
0008 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
0009 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 LogicalMap.
getDataShort
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
0010 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
0011 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 LogicalMap.
getDataByteArray
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
0012 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
0013 02 XE dataNameまたはfillerにヌルオブジェクトを指定した。 LogicalMap.
setDataString
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
0014 02 XE dataNameまたはfillerにヌルオブジェクトを指定した。
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
0015 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
0016 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
0017 02 XE
  • dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
  • dataに0〜32,767以外の値を指定した。
LogicalMap.
setDataShort
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
0018 02 XE
  • dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
  • dataに0〜32,767以外の値を指定した。
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
0019 02 XE dataNameまたはfillerにヌルオブジェクトを指定した。 LogicalMap.
setDataByteArray
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
0020 02 XE dataNameまたはfillerにヌルオブジェクトを指定した。
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
0021 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
0022 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
03 XE 指定したデータ項目が入力/出力データ用XML文書中にない。
0023 02 XE
  • dataにヌルオブジェクトを指定した。
  • beginIndexにlastIndexより大きい値を指定した。
  • beginIndexに0より小さい値を指定した。
  • lastIndexが入出力データ長+256(通信制御データ長)より大きい。
LogicalMap.
setClientData
02 0000 01 XE propValueまたはfileNameにヌルオブジェクトを指定した。 ConstValue.
ConstValue
04 XE
  • 定数用XML文書のルートタグ名が<CONST>ではない。
  • 定数用XML文書の<VAL>タグにない16進数を指定した。
EE
  • 環境管理ファイルの「ConstFilePath」に指定したディレクトリに定数用XML文書がない。
  • 定数用XML文書の形式がXMLとして不正な形式である。
0007 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 ConstValue.
getDataString
03 XE 指定したデータ項目が定数用XML文書中にない。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
05 RE 該当するメソッドの実行時に実行時エラーが発生した。
0008 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
03 XE 指定したデータ項目が定数用XML文書中にない。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
0009 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 ConstValue.
getDataShort
03 XE 指定したデータ項目が定数用XML文書中にない。
0010 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
03 XE 指定したデータ項目が定数用XML文書中にない。
0011 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 ConstValue.
getDataByteArray
03 XE 指定したデータ項目が定数用XML文書中にない。
0012 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
03 XE 指定したデータ項目が定数用XML文書中にない。
03 0000 01 XE propValueまたはfileNameにヌルオブジェクトを指定した。 ModTbl.
ModTbl
04 XE
  • 動的変更用XML文書のルートタグ名が<X3MODTBL>ではない。
  • 動的変更用XML文書の<VAL>タグにない16進数を指定した。
EE
  • 環境管理ファイルの「ModTblPath」に指定したディレクトリに動的変更用XML文書がない。
  • 動的変更用XML文書の形式がXMLとして不正な形式である。
0005 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 ModTbl.
getDataString
03 XE
  • 指定したデータ項目が動的変更用XML文書中にない。
  • 動的変更用XML文書の<VAL>タグの形式が不正である。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
0006 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 ModTbl.
getDataShort
03 XE
  • 指定したデータ項目が動的変更用XML文書中にない。
  • 動的変更用XML文書の<VAL>タグの形式が不正である。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
0007 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 ModTbl.
getDataByteArray
03 XE
  • 指定したデータ項目が動的変更用XML文書中にない。
  • 動的変更用XML文書の<VAL>タグの形式が不正である。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
04 0000 01 XE propValueにヌルオブジェクトを指定した。 ComTbl.
ComTbl
03 XE 通信制御用XML文書のルートタグ名が<X3XCOMTBL>ではない。
EE
  • 環境管理ファイルの「ComFilePath」に指定したディレクトリに通信制御用XML文書がない。
  • 通信制御用XML文書の形式がXMLとして不正な形式である。
0005 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 ComTbl.
getDataString
03 XE 指定したデータ項目が通信制御用XML文書中にない。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
0006 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 ComTbl.
getDataShort
03 XE 指定したデータ項目が通信制御用XML文書中にない。
0007 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 ComTbl.
getDataInteger
03 XE 指定したデータ項目が通信制御用XML文書中にない。
0008 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 ComTbl.
getDataByteArray
03 XE 指定したデータ項目が通信制御用XML文書中にない。
0009 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 ComTbl.
setDataString
03 XE 指定したデータ項目が入出力XML中にない。
EE 実行環境が文字コード「MS932」をサポートしていない。
0010 02 XE
  • dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
  • dataに0〜32,767以外の値を指定した。
ComTbl.
setDataShort
03 XE 指定したデータ項目が通信制御用XML文書中にない。
0011 02 XE
  • dataNameにヌルオブジェクトを指定した。
  • dataに0〜2,147,483,647以外の値を指定した。
ComTbl.
setDataInteger
03 XE 指定したデータ項目が通信制御用XML文書中にない。
0012 02 XE dataNameにヌルオブジェクトを指定した。 ComTbl.
setDataByteArray
03 XE 指定したデータ項目が通信制御用XML文書中にない。
0013 02 XE
  • dataにヌルオブジェクトを指定した。
  • beginIndexにlastIndexより大きい値を指定した。
  • beginIndexに0より小さい値を指定した。
  • lastIndexが256(通信制御データ長)より大きい。
ComTbl.
setClientData
0014 02 XE lMapにヌルオブジェクトを指定した。 ComTbl.
jointClientData
05 0000 01 XE contextにヌルオブジェクトを指定した。 PropertyValue.
createInstance
02 XE
  • 環境管理ファイルの「LogFileDir」の指定がない。
  • 環境管理ファイルの「LogFileSize」に4,096未満を指定した。
  • 環境管理ファイルの「LogFileCount」に0未満または17以上を指定した。
  • 環境管理ファイルの「LogLevel」に10,20,30,40以外を指定した。
  • 環境管理ファイルの各パラメタの右辺値が指定されていない。
EE 環境管理ファイルが次の場所にない。
Webアプリケーションディレクトリ\WEB-INF\classes
注※
メッセージIDの残り8バイト(9〜16バイト目)が「11000201」,「11000301」,「11000401」,「11000402」,「11000501」または「11000502」の場合は,ログファイルの書き込み権限がないため,ログが正常に出力できません。