画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド
XMAP3クライアントの実行情報,エラー情報,およびC/Sシステムの通信設定簡略化機能でのエラー情報を説明します。
ホストとの接続,通信,データ送受信の失敗など,XMAP3クライアントの実行情報について,次の表に示します。
なお,「emsg」オプションを指定すると,イベントログにもXMAP3クライアントの実行情報を出力することができます。
表19-16 XMAP3クライアントの実行情報
| メッセージID | メッセージ |
|---|---|
| PBXP22xxx-I | <ホスト名>と接続しました |
| PBXP23xxx-I | <ホスト名>との通信を切断しました |
| PBXP24xxx-W | <ポート番号>ソケットが生成できませんでした |
| PBXP25xxx-W | bindに失敗しました |
| PBXP26xxx-W | <ホスト名>のホスト情報が取得ができません,通信情報の設定を見直して下さい |
| PBXP27xxx-W | データ送信に失敗しました |
| PBXP28xxx-W | データ受信に失敗しました |
| PBXP29xxx-W | 自ホスト名の取得ができません,TCP/IP設定を見直して下さい |
| PBXP30xxx-W | サービス情報が取得できませんでした(<Servicesファイルのサービス名>) |
| PBXP31xxx-W | サービスの起動に失敗しました(<表示・印刷サービス名>) |
| PBXP32xxx-W | <ホスト名>との接続に失敗しました |
| PBXP33xxx-I | サービス(<表示・印刷サービス名>)を起動しました PID = <プロセスID>※ |
| PBXP34xxx-W | 表示・印刷環境ファイルの<行番号>行目は無効です |
| PBXP35xxx-W | サービス(<表示・印刷サービス名>)の起動に失敗しました。 |
| PBXP36xxx-E | setsockoptに失敗しました。 |
| PBXP38xxx-W | サービス(<表示・印刷サービス名>)は既に存在しています PID = <プロセスID>※ |
| PBXP39xxx-W | サービス(<表示・印刷サービス名>)のウィンドウは終了時に存在しませんでした PID = <プロセスID>※ |
| PBXP40xxx-W | サービス(<表示・印刷サービス名>)は終了時に存在しませんでした |
XMAP3クライアントで発生するエラーについて説明します。
なお,「ndlg」オプションを指定すると,出力先がエラーダイアログからイベントログに変わります。この場合,エラーダイアログは出力されません(エラーダイアログが表示されて,[OK]ボタンを押したあとと同じ状態になります)。「emsg」オプションを指定すると,エラーダイアログとイベントログの両方に出力されます。
表中で使用する記号の意味を次に示します。
(S)システムの処理
(P)プログラマの処理
表19-17 XMAP3クライアントのエラー情報
| メッセージID | エラー内容 |
|---|---|
| PBXP01xxx-E | ウィンドウが表示されない。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントを終了します。 (P)メモリを増やすか,不要なほかのWindowsアプリケーションを終了させるか,OSを再起動して,XMAP3クライアント/サーバの再起動をしてください。 |
| PBXP02xxx-E | XMAP3クライアントの初期処理でエラーが発生した。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントを終了します。 (P)ほかのアプリケーションを終了して,XMAP3クライアントを再起動してください。 |
| PBXP03xxx-W | XMAP3サーバとの通信路が切断された。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントはXMAP3サーバとの接続待ちとなります。 (P)XMAP3サーバの状態を確認してください。XMAP3サーバが起動状態であれば,通信路の問題が考えられるので,通信路に異常がないか確認してください。XMAP3サーバが終了していた場合,XMAP3サーバを起動してください。 |
| PBXP04xxx-E | メモリが確保できなかった。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントを終了します。 (P)ほかのアプリケーションを終了した状態で,XMAP3クライアントを再起動してください。 |
| PBXP05xxx-W | プリンタ情報が正しく採取できなかった。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントはXMAP3サーバとの接続待ちとなります。 (P)プリンタドライバを再登録して,XMAP3クライアントを再起動してください。 |
| PBXP06xxx-E | XMAP3クライアントの起動引数が不正である。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントを終了します。 (P)XMAP3クライアントの起動引数を見直し,XMAP3クライアントを再起動してください。 |
| PBXP07xxx-E またはPBXP07xxxxx-E |
XMAP3サーバとの通信中に障害が発生した。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントを終了します。 (P)通信路の問題がないか見直し,XMAP3クライアントを再起動してください。 |
| PBXP08xxx-E またはPBXP08xxxxx-E |
XMAP3サーバのホスト名が取得できなかった。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントを終了します。 (P)WindowsのHOSTSファイルにXMAP3サーバが起動するホスト名およびIPアドレスが設定されているか見直し,XMAP3クライアントを再起動してください。 |
| PBXP09xxx-E | XMAP3サーバと接続するためのサービス名が取得できなかった。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントを終了します。 (P)WindowsのSERVICESファイルにXMAP3サーバと接続するサービス名およびポート番号が設定されているか,記載方法が正しいか(各レコードに改行があるかなど)を見直し,XMAP3クライアントを再起動してください。 |
| PBXP11xxx-E | XMAP3サーバがすでに起動している。XMAP3サーバは二重起動できない。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントを終了します。 (P)XMAP3サーバを二重起動しないでください。 |
| PBXP12xxx-E | XMAP3クライアントがすでに起動している。複数起動設定で起動されていない。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントを終了します。 (P)XMAP3クライアントを二重起動する場合は,起動引数「/srv」を指定してください。XMAP3クライアントの起動引数を見直し,XMAP3クライアントを再起動してください。 |
| PBXP13xxx-W | XMAP3サーバとの環境設定ファイルのやり取りに失敗した。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントはXMAP3サーバとの接続待ちとなります。 (P)通信路に異常がないか見直し,XMAP3クライアントを再起動してください。 |
| PBXP14xxx-W | 起動引数「/attach」で指定された表示・印刷サービスが,ほかのクライアントで使用されている。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントはXMAP3サーバとの接続待ちとなります。 (P)サーバ側のC/S構成の設定を見直してください。 |
| PBXP15xxx-W | 起動引数「/attach」で指定された表示・印刷サービスが,クライアントのサービスとして定義されていない。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントを終了します。 (P)サーバ側のC/S構成の設定を見直してください。 |
| PBXP17xxx-E | XMAP3クライアントは,すでに別セッションで実行されている。起動できない。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントを終了します。 (P)XMAP3クライアントを二重起動する場合は,同じセッションで実行してください。 |
| PBXP37xxx-E | 複数起動時は,すべてのXMAP3クライアントに起動引数'/srv'と,接続先を指定する。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントを終了します。 (P)すでに起動しているXMAP3クライアントを終了し,起動引数「/srv」と接続先を指定して起動し直してください。 複数起動するXMAP3クライアントの起動引数に「/srv」と接続先が指定されていることを確認してください。 |
| PBXP41xxx-E | 終了処理中にエラーが発生した。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,XMAP3クライアントの終了処理を続行します。 (P)XMAP3クライアント終了後,タスクトレーを確認し,表示・印刷サービスが存在している場合,右クリックメニューからサービスの終了を実施してください。 |
| PBXP42xxx-W | XMAP3クライアントのバージョンがXMAP3サーバのバージョンより古い。 (S)[OK]ボタンをクリックすると,処理を続行します。 (P)XMAP3クライアントとXMAP3サーバのバージョン構成が不整合のため,問題が発生するおそれがあります。XMAP3クライアントを終了し,XMAP3サーバに対応するバージョンのXMAP3クライアントをインストールしてください。 |
C/Sシステムの通信設定簡略化機能を利用している場合のXMAP3クライアントのエラーについて説明します。
XMAP3クライアント起動時に,実行時オプション「/attach」を指定して,表示・印刷サービスを指定した場合,次のときにはエラーとなります。ただし,XMAP3クライアント自体は処理を続行し,ほかの表示・印刷サービスの起動処理を実行します。
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