画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド

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15.1.1 XMAP3の環境設定ファイル

XMAP3では,サーバ側の環境設定情報をファイルとして保持し,すべてのWebクライアントに関連する情報も一括して設定します。

注意
Webクライアントごとに任意の環境設定を割り当てることはできません。Webクライアントごとに環境設定を分けたいときは,各Webクライアントが利用するユーザプログラムを分けたあと,利用するサーバ環境定義ファイルを分けて,それぞれに割り当ててください。

XMAP3/Web for Cosminexusの環境設定ファイルを次の表に示します。

表15-1 XMAP3/Web for Cosminexusの環境設定ファイル

ファイル名 機能
XMAP3 Cosminexus連携機能 XMAP3 TP1/Web連携機能
マッピング構成ファイル(X3MWCONF)
仮想端末名ファイル(X3MWHOST)
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)
フォント構成ファイル(X3PFONT)
プリンタ構成ファイル(X3PPINF)
スクリプト環境ファイル(X3XSCONF)
サーバ環境定義ファイル(X3WEBSRV)
AP環境ファイル(X3MWDRV)
環境管理ファイル(xmap3.properties)
Webクライアント環境ファイル(X3WEBCEX)
(凡例)
○:必要な環境設定ファイルです。
−:該当するXMAP3の機能では不要な環境設定ファイルです。

<この項の構成>
(1) 環境設定ファイルを作成する
(2) 環境設定ファイルを格納する

(1) 環境設定ファイルを作成する

環境設定ファイルは,XMAP3/Web for Cosminexusの表示・印刷セットアップで作成します。

XMAP3 Cosminexus連携の場合
Windowsのプログラム一覧にある[XMAP3]下のメニューから[XMAP3 Web for Cosminexus]−[Cosminexus連携機能]−[表示・印刷セットアップ]
XMAP3 TP1/Web連携の場合
Windowsのプログラム一覧にある[XMAP3]下のメニューから[XMAP3 Web for Cosminexus]−[TP1 Web連携機能]−[表示・印刷セットアップ]

表示・印刷セットアップで作成した環境設定ファイルは,次のフォルダに格納されます。

XMAP3 Cosminexus連携機能の場合
XMAP3インストールフォルダ\Web for Cosminexus\ETC\
XMAP3 TP1/Web連携機能の場合
XMAP3インストールフォルダ\Web for TP1\ETC\
ポイント
  • 表示・印刷セットアップで設定できない機能は,環境設定ファイルをテキストエディタでカスタマイズします。格納フォルダにあるフォルダを利用してください。
  • スクリプト環境ファイル,サーバ環境ファイル,およびWebクライアント環境ファイルを定義するセットアップ機能はないため,テキストエディタを使用して直接編集します。
注意
  • 環境設定ファイルで指定するURLには,半角英数字およびURL特殊文字(「/」,「?」,「#」,「%」,「&」)だけを使用してください。上記以外の文字を含んでいるURLは,Webクライアントから呼び出せません。
  • 環境設定ファイルをテキストエディタで直接編集する場合,文字コードにUnicodeは使用できません。

表示・印刷セットアップについては,「4.2 セットアップ機能(Windows)」を参照してください。

また,表示・印刷セットアップで設定する内容については,それぞれ次の個所を参照してください。

(2) 環境設定ファイルを格納する

環境設定ファイルは,次に示すフォルダに格納します。表示・印刷セットアップまたはテキストエディタで編集した環境設定ファイルを移動させてください。

XMAP3 Cosminexus連携機能の場合
起動HTMLの環境設定ファイルパスで定義したフォルダ
XMAP3 TP1/Web連携機能の場合
サーバ環境定義ファイルの環境設定ファイルパスで定義したフォルダ