画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド

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14.1.3 XMAP3サーバの状態確認

XMAP3サーバの実行中の表示と状態の確認方法について説明します。

<この項の構成>
(1) Windowsサービス運用で起動した場合の状態確認
(2) デスクトップ上で起動した場合の状態確認
(3) 表示・印刷サービスの情報の取得
(4) 表示・印刷サービスの情報のクリア

(1) Windowsサービス運用で起動した場合の状態確認

XMAP3サーバのプロセスが正常に起動されているかを確認します。確認の手順を次に示します。

  1. 起動時にエラーが発生しているかを確認する
    エラーが発生している場合,Windowsのイベントビューアのアプリケーションログで,エラーの確認ができます。
  2. サービスが起動しているか確認する
    [サービス]ダイアログでXMAP3 Server Runtimeが正常に起動しているかを確認します。XMAP3 Server Runtimeが起動していない場合は,再起動してください。
  3. プロセスが起動しているか確認する
    タスクマネージャでプロセスが正常に起動しているかを確認します。正常に起動していない場合は,Windows が利用している「サービス」でXMAP3 Server Runtimeを再起動してください。正常に起動している場合,「プロセス」タブに次のイメージ名が表示されます。
    • XMAP3SRV.EXE:XMAP3サーバプロセス
    • X3PNTSRV.EXE:XMAP3サーバ起動用サービスプロセス
    • X3PPRT32.EXE:印刷サービスプロセス

(2) デスクトップ上で起動した場合の状態確認

XMAP3サーバが実行中の場合は,タスクトレー(タスクバーの端)にXMAP3が実行中であることを示すアイコンが表示されます。

[図データ]

オプションの指定によって,通常のAPと同様にタスクバー上にアイコンが表示されるように変更できます。変更の方法は,「11.4.6 実行中のアイコンをタスクバー表示させる場合」を参照してください。

(3) 表示・印刷サービスの情報の取得

XMAP3サーバの表示・印刷サービスの情報を取得します。

XMAP3 Server Runtime 05-04以降の場合は,XMAP3サーバが動作している端末で,XMAP3サーバの表示・印刷サービスの情報を取得できます。

また,C/S構成およびOLTP構成で,XMAP3 Client Runtime 05-11以降の場合は,XMAP3クライアントからXMAP3サーバの表示・印刷サービスの情報を取得できます。

なお,XMAP3 Server Runtime 05-03以前のXMAP3サーバに対してコマンドを実行するとエラーになります。

(a) コマンド形式

XMAP3サーバの表示・印刷サービスに関する情報を取得するコマンドの形式を次に示します。オプションの英字部分は大文字,小文字を区別します。

 
x3psvmng△{/srvstate|-srvstate}〔△ホスト名〕
〔△{/services|-services}△servicesファイルのサービス名〕
〔△{/svname|-svname}△表示・印刷サービス名〔△表示・印刷サービス名〕...〕
 
(凡例)
△:半角スペースまたはタブ
{/srvstate|-srvstate},{/services|-services}および{/svname|-svname}は,どちらか一つを選択することを意味しています。
(b) コマンド引数
{/srvstate|-srvstate}
ホスト名に指定したXMAP3サーバに,XMAP3サーバの表示・印刷サービスの情報を問い合わせ,結果を標準出力に出力します。
ホスト名
XMAP3サーバのホスト名を指定します。省略すると,コマンドを実行したWindowsマシンのホスト名が仮定されます。
{/services|-services}△servicesファイルのサービス名
該当するホストのservicesファイルのサービス名を指定します。省略すると,「xpw」が仮定されます。
{/svname|-svname}△表示・印刷サービス名〔△表示・印刷サービス名〕...
該当するホストの表示・印刷サービス名を指定します。表示・印刷サービス名は複数指定できます。省略すると,該当するXMAP3サーバで定義されているすべての表示・印刷サービスの情報を取得します。
(c) コマンドの指定例
 
 x3psvmng△/srvstate△host01△-services△xpw01△-svname△xppPRT01
 
(d) コマンドの出力結果の例

表示・印刷サービス名(svname)を省略した場合と指定した場合で出力内容が異なります。

(e) コマンドの注意事項

14.1.4 (5) Windowsサービスの運用コマンドの注意」を参照してください。

(4) 表示・印刷サービスの情報のクリア

XMAP3サーバの表示・印刷サービスの情報をクリアします。

XMAP3 Server Runtime 05-04以降の場合は,XMAP3サーバが動作している端末で,XMAP3サーバの表示・印刷サービスの情報をクリアできます。

また,C/S構成およびOLTP構成で,XMAP3 Client Runtime 05-11以降の場合は,XMAP3クライアントからXMAP3サーバの表示・印刷サービスの情報をクリアできます。

なお,XMAP3 Server Runtime 05-03以前のXMAP3サーバに対してコマンドを実行するとエラーになります。

(a) コマンド形式

XMAP3サーバの表示・印刷サービスに関する情報をクリアするコマンドの形式を次に示します。オプションの英字部分は大文字,小文字を区別します。

 
x3psvmng△{/srvclear|-srvclear}〔△ホスト名〕
〔△{/services|-services}△servicesファイルのサービス名〕
△{/svname|-svname}△表示・印刷サービス名〔△表示・印刷サービス名〕...
 
(凡例)
△:半角スペースまたはタブ
{/srvclear|-srvclear},{/services|-services}および{/svname|-svname}は,どちらか一つを選択することを意味しています。
(b) コマンド引数
{/srvclear|-srvclear}
ホスト名に指定したXMAP3サーバに,XMAP3サーバの表示・印刷サービスの情報のクリアを指示し,結果を標準出力に出力します。情報をクリアした履歴は,イベントログに出力されます。
ホスト名
XMAP3サーバのホスト名を指定します。省略すると,コマンドを実行したWindowsマシンのホスト名が仮定されます。
{/services|-services}△servicesファイルのサービス名
該当するホストのservicesファイルのサービス名を指定します。省略すると,「xpw」が仮定されます。
{/svname|-svname}△表示・印刷サービス名〔△表示・印刷サービス名〕...
該当するホストの表示・印刷サービス名を指定します。表示・印刷サービス名は複数指定できます。省略すると,エラーになります。
(c) コマンドの指定例
 
 x3psvmng△/srvclear△host01△-services△xpw01△-svname△xppPRT01
 
(d) コマンドの出力結果の例
 
C:\Program Files\HITACHI\XMAP3\BIN>x3psvmng /srvclear host1 /svname xppDSP01 xppDSP02 xppDSP03
以下の表示・印刷サービスの情報をクリアしました。
XMAP3サーバ : host1(xpw)
表示・印刷サービス名 : xppDSP01 xppDSP02 xppDSP03
 
(e) コマンドの注意事項

14.1.4 (5) Windowsサービスの運用コマンドの注意」を参照してください。