画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド
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13.1.3 スタンドアロン構成での実行環境の配布手順
次に示す手順で環境を配布してください。
- 環境設定ファイルをバックアップする
XMAP3実行環境の環境ファイル操作を使用し,配布元のWindowsマシンから環境設定ファイルをバックアップします。
- ユーザファイルをバックアップする
配布元のWindowsマシンから,ユーザが作成したファイルをバックアップします。
AP独自にインストーラを用意している場合,そのインストーラからインストールされるファイルについては,バックアップする必要はありません。
- APのバックアップ
APの動作に必要なファイル(拡張子が.EXEや.DLLのファイルなど)をFDなどにコピーしてください。
- マップファイルのバックアップ
配布元のWindowsマシンから,マップファイルをコピーしてください。
開発環境では,各種ファイルがありますが,実行時に必要なファイルは,次に示すとおりです。
・画面と帳票の場合 :物理マップ(.pmp)
・書式オーバレイの場合 :書式イメージファイル(.fmp),
行制御データファイル(.pci)
書式イメージファイルおよび行制御データファイルは,帳票の書式オーバレイ機能を使用する時に必要なファイルです。マップを使った画面や帳票だけを使用する場合には,このファイルはありません。
- 外字のバックアップ
独自の外字を使用する場合は,エクスプローラなどで外字ファイルをバックアップします。
- ポップアップメニューファイルのバックアップ
ポップアップメニューファイルを使用する場合は,エクスプローラなどでポップアップメニューファイル(.csv)をバックアップします。
- グラフィックデータのバックアップ
独自のグラフィックを使用する場合は,エクスプローラなどでビットマップファイル(.bmp),メタファイル(.wmf/.emf),およびJPEGファイル(.jpg/.jpeg)をバックアップします。
- FAX宛先ファイルのバックアップ
FAXコネクション(FAXC/SPOOL)との連携で使用するFAX宛先ファイルを,配布先のWindowsマシンでも利用する場合,エクスプローラなどでFAX宛先ファイルをバックアップします。
- アイコンファイルのバックアップ
実行時のウィンドウに独自のアイコンを使用している場合は,エクスプローラなどでアイコンファイル(.ico)をバックアップします。
- 配布元Windowsマシンでの起動パスを調査する
APの起動のために,APのパスが指定されている場合があります。あらかじめパスが指定されているかどうかを調査しておいてください。パスは,AUTOEXEC.BATファイルのPATHパラメタに設定してあります。
- 配布元WindowsマシンでのOS設定を調査する
配布元のWindowsマシンで次に示す内容を,Windowsの画面のプロパティで調査してください。
- 画面の解像度
- 使用している色数
- フォントの大きさ
- 日本語入力システム(IME)の設定
- 配布先WindowsマシンのOSを設定する
配布元と配布先でOSが同じであれば,基本的に「画面の解像度」,「使用している色数」,「フォントの大きさ」および「日本語入力システム(IME)の設定」を合わせてください。
機種が異なる,またはOSが異なるなどの理由で,同じ条件に設定できない場合は,配布元のWindowsマシンと表示形式が異なります。
- 配布先Windowsマシンにプリンタドライバをインストールする
プリンタを接続する場合は,対応するプリンタドライバをインストールしておいてください。プリンタドライバがインストールされていないと,XMAP3でのプリンタの設定ができません。
- 配布先Windowsマシンに必要なプログラムをインストールする
配布先のWindowsマシンへは,必要となるプログラムをあらかじめインストールしておいてください。XMAP3実行環境は必ずインストールしてください。XMAP3のインストーラがインストールフォルダなどを設定するので,必ずインストーラでインストールしてください。XMAP3の実行形式ファイルだけをコピーしても動作しません。
- 環境設定ファイルをリストアする
配布先のWindowsマシンに,「手順1. 環境設定ファイルをバックアップする」でバックアップしたファイルを,XMAP3実行環境の環境ファイル操作でリストアしてください。
- ユーザファイルをコピーする
AP独自のインストーラを用意している場合は,インストーラを使ってインストールしてください。
インストーラのない場合は,配布先のWindowsマシンに,「手順2. ユーザファイルをバックアップする」でバックアップしたファイルをコピーしてください。コピーするフォルダは,配布元のWindowsマシンと同じフォルダ構成にすることをお勧めします。
配布元のWindowsマシンとは別フォルダにコピーした場合は,次の作業が必要です。
- APの場合
配布元のWindowsマシンでAPのフォルダをパス指定している場合は(AUTOEXEC.BATファイルなどで指定),配布先のWindowsマシンのコピー先フォルダを指定してください。
- バックアップしたファイルの場合
配布先Windowsマシンの表示・印刷セットアップの「アプリケーション1」タブおよび「アプリケーション2」タブで,格納フォルダのパスを変更してください。
- アイコンファイルの場合
配布先Windowsマシンの表示・印刷セットアップの「デザイン2」タブで,ファイルのパスを変更してください。
- 個々のWindowsマシンを設定する
次に示す設定は,それぞれのWindowsマシンで必要になります。
- 自Windowsマシンにプリンタを接続するとき,配布先のWindowsマシンで接続するプリンタ名が異なる場合,表示・印刷セットアップの「プリンタ」タブで設定を変更してください。
- Windowsのデスクトップからノート型Windowsマシンに配布するなど,Windowsマシンの機種や使用するキーボードの種別が異なる場合は,配布先のWindowsマシンの表示・印刷セットアップで,キーに関する設定を変更してください。
- 動作を確認する
1.から10.までの作業が終了したら,配布したAPを一とおり動かして,正常に動作するかどうかを確認してください。確認のポイントを次に示します。
- 画面
- ウィンドウが画面の中に収まっているかどうか。
- 色は正常かどうか。
- キーボードやマウスによる操作ができるかどうか。
- 帳票
- 印刷した帳票が用紙に収まっているかどうか。
- 連続印刷したとき,印刷のずれが発生していないかどうか。
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