画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド
各OSで設定されているシステムホスト名ファイル(HOSTSファイル)とシステムサービス名ファイル(SERVICESファイル)を確認し,必要であれば設定を追加してください。この作業は,サーバおよびクライアントのすべてのOSに対して行ってください。
「システムホスト名ファイル(HOSTSファイル)」は,ネットワークで接続するOSそれぞれのホスト名とネットワーク上のアドレス(IPアドレス)の対応を設定するファイルです。
この設定情報は,XMAP3を使用したC/S構成でのすべてのサーバマシン,およびクライアントマシンに必要です。ただし,DNS使用時は,DNSでホスト名の管理がされるため,各OSでのHOSTSファイルの設定は必要ありません。
HOSTSファイルでは,「11.2.1 ホスト名とIPアドレスの設定および確認」で確認したIPアドレス,およびホスト名が記述されていることを確認します。XMAP3を使用したC/S構成でのすべてのサーバマシン,およびクライアントマシンのホスト名とIPアドレスが記述されているかを確認してください。記述されていない場合には,レコードの追加が必要です。
「システムサービス名ファイル(SERVICESファイル)」は,TCP/IPポート番号を設定するファイルです。SERVICESファイルには,TCP/IP上で提供されるXMAP3のサービスの番号(ポート番号)を指定します。
この設定情報は,XMAP3のC/S構成でのすべてのサーバマシン,およびクライアントマシンに必要です。
表示サービスまたは印刷サービスで動的に使用する受信用ポート番号を固定して使用できます。
表示サービスまたは印刷サービスを起動するマシンで,servicesファイルにポート番号を指定すると,表示サービスまたは印刷サービスの受信用ポート番号として固定できます。
このとき,使用するプロトコルにはtcpを指定します。指定したポート番号がすでに使用されている場合は,従来どおりEphemeralポート番号が設定されます。
servicesファイルの指定例を次に示します。
xppDSP01 8085/tcp xppPRT01 8090/tcp xppPRT02 8091/tcp xppPRT03 8092/tcp |
この例では,表示サービス「xppDSP01」がポート番号8085を固定で使用し,印刷サービス「xppPRT01〜xppPRT03」がポート番号8090〜8092を固定で使用します。設定されていない表示サービスおよび印刷サービスは,Ephemeralポート番号を使用します。
XMAP3クライアントを起動するコマンド(XMAP3CLT.exe)に引数を指定して,受信用ポート番号を指定することもできます。詳細は,「11.4.12 受信用ポート番号を固定化して起動する場合」を参照してください。
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