画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド

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8.8.2 日本語入力のカスタマイズ

日本語に関する設定項目について説明します。

<この項の構成>
(1) 日本語入力変換位置(表示サービス名.DCWFEP=)
(2) 日本語入力方式(表示サービス名.DCJROM=)
(3) 全角スペースコードの扱い(*.COSPCD=)
(4) 日本語入力の自動制御(表示サービス名.DCSIFT=)
(5) 自動起動するオブジェクト種別(表示サービス名.DCKFEP=)
(6) 使用目的が英数での日本語入力モード(表示サービス名.DCJAMD=)
(7) 日本語入力対象外オブジェクト(表示サービス名.DCDFEP=)

(1) 日本語入力変換位置表示サービス名.DCWFEP=

日本語を入力するとき,文字を変換する位置を指定します。

(2) 日本語入力方式表示サービス名.DCJROM=

日本語を入力するときの入力方式を指定します。

日本語入力システム(IME)の仕様で,アプリケーションからローマ字/カナ入力方式の変更ができない場合,日本語入力方式の指定でXMAP3から変更できません。 この場合,「日本語入力の指定に従う(DEF)」を指定してください。

(3) 全角スペースコードの扱い*.COSPCD=

全角のスペースが入力されたときに,APに返すコードを指定します。このオプションは,すべてのサービス共通の指定になり,サービスごとに変更できません。また,表示サービス名には,必ず「*」を指定します。

 

注意
このオプションは,日本語入力での全角文字の扱いを設定します。コピー&ペーストで全角のスペースを入力した場合は,このオプションの設定に関係なく,全角スペースがそのまま表示されます。

(4) 日本語入力の自動制御表示サービス名.DCSIFT=

入力できるテキスト(またはフィールド)にカーソルが位置づいたときに,日本語入力状態を自動的に変更するかどうかを指定します。

(5) 自動起動するオブジェクト種別表示サービス名.DCKFEP=

フォーカス(またはカーソル)が位置づいたときに,日本語入力を自動起動するオブジェクト種別を指定します。

Windows版XMAP3の場合
  • 使用目的が日本語(0D
    使用目的が日本語,またはカナのオブジェクトのときに,日本語入力システムを起動するときに指定します。日本語入力システムを使用しない場合はチェックを外してください。
    漢字テキストまたはフィールドは,設定に関係なく日本語入力システムが起動します。
  • 使用目的がカナ(0C
    使用目的が日本語,またはカナのオブジェクトのときに,日本語入力システムをカナにして起動するときに指定します。日本語入力システムを使用しないで,直接キーボードからカナ入力したい場合は,チェックを外してください。
UNIX版XMAP3の場合
  • 使用目的が日本語またはカナ(FEPON
    使用目的が「日本語」で詳細目的が「漢字」,または「カナ」のオブジェクトの場合に日本語入力システムを起動します。
  • 使用目的が日本語(FEPOFF
    使用目的が「日本語」で詳細目的が「漢字」のオブジェクトの場合に日本語入力システムを起動します。
注※
CUIの場合はデータ型「漢字(NN)」「漢字(XX)」が該当します。

(6) 使用目的が英数での日本語入力モード表示サービス名.DCJAMD=

使用目的が「英数」のオブジェクトに半角カタカナを入力する場合は,日本語入力システムを起動させ,日本語入力モードに切り替える方法があります。この設定では,日本語入力モードに切り替わったときの入力モードをカスタマイズできます。

この設定は,「日本語入力の自動制御」の「自動制御する」が指定されていることが前提です。対象オブジェクトはGUI画面とCUI画面のキー入力できるオブジェクトです

注※
使用目的が「MCR」や「パスワード」の入出力テキストボックスにも,この設定は有効となります。

(7) 日本語入力対象外オブジェクト表示サービス名.DCDFEP=

日本語入力の対象外,入力オブジェクトでの日本語入力の動作を指定します。