画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド

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5.1.2 制御キー

XMAP3で標準に使用できる,画面を制御するキーについて説明します。XMAP3では,標準仕様のキーボードから入力されるキーを制御します。キーには,XMAP3が処理するものと,APにキーが押されたことを通知するものがあります。

テンキーを持たないキーボードを使用するWindowsマシンでは,表示・印刷セットアップで文字キー部のEnter(リターン)キーを復改キーとして使用するか,送信(実行)キーとして使用するかを指定できます。運用方法に従って設定してください。

XMAP3で使用できるキーの種類と機能の一覧を次に示します。なお,表中のフィールドボックスはGUI画面のフィールドボックスおよびCUI画面を示します。「入出力フィールド」はGUI画面のフィールドボックス内の入出力フィールド,およびCUI画面の入出力フィールドを示します。また,「ボックス」はGUI画面のボックス系オブジェクトを示します。

表5-3 キーの種類と機能(画面確定キー

機能名 キーボード上の標準割り当て 機能 ほかのキーへの割り当て 割り当てられるキー
送信(実行)キー テンキーボード側Enterキー APに画面の確定を通知する。 フルキーボード側Enterキー,
右Ctrlキー,
テンキーボード側Enterキー,
テンキーボード側の/,*,-,+キー
PF1〜PF12キー F1〜F12キー F1〜F84キー
PF13キー [Shift]+[F1]キー PageUpキー,
PageDownキー,
F1〜F84キー
PF14キー [Shift]+[F2]キー PageUpキー,
PageDownキー,
F1〜F84キー
PF15〜PF24キー [Shift]+[F3]〜[F12]キー F1〜F84キー
PF25〜PF36キー※1 [Ctrl]+[F1]〜[F12]キー F1〜F84キー
PF37〜PF48キー※1 [Ctrl]+[Shift]+[F1]〜[F12]キー F1〜F84キー
PF49〜PF60キー※1 [Alt]+[F1]〜[F12]キー※2 F1〜F84キー
PF61〜PF72キー※1 [Shift]+[Alt]+[F1]〜[F12]キー F1〜F84キー
PF73〜PF84キー※1 [Ctrl]+[Alt]+[F1]〜[F12]キー F1〜F84キー
割込キー Breakキー,
[Ctrl]+[Pause]キー,
[Ctrl]+[Scroll Lock]キー
×
スクリーン消去キー [Ctrl]+[Delete]キー ×
PA1キー PageUpキー ×
PA2キー PageDownキー ×
PA3キー [Ctrl]+[PageUp]キー ×
無通知コード割り当てキー※3 [Ctrl]+[I]キー,
[Ctrl]+[S]キー,
[Ctrl]+[U]キー
×
(凡例)
○:ほかのキーへの割り当てができる。表示・印刷セットアップの「キー割当」で設定する。
×:カスタマイズできない。
△:ほかのファンクションキー(PF1〜PF84)への割り当てができる。表示・印刷セットアップの「ファンクションキー」で設定する。
−:該当キーなし
・PF25〜PF84キーを押した場合は,日本語入力システム(IME)での処理が優先されるので,XMAP3の画面に対する操作ができなくなることがあります。
・複数のIMEがインストールされている場合,[Alt]+[Shift]または[Ctrl]+[Shift]はIMEの切り替えキーとして割り当てられます。このとき,[Alt]+[Shift]+ファンクションキーまたは[Ctrl]+[Shift]+ファンクションキーを押そうとすると,IMEが切り替わってしまうことがあります。使用するファンクションキーとIMEの切り替えキーの設定が重複しないようにしてください。
注※1
GUI固有のファンクションキーです。CUIでは使用できません。 なお,既存の画面に対して確定キーとして使用する場合は,XMAP3 Developerで「セットアップ情報反映」を実行してください。
注※2
・[Alt]+[F4]にファンクションキーが割り当てられていない場合で,表示・印刷セットアップでタイトルバーの[閉じる]ボタンが「表示する」に設定されているときに,[Alt]+[F4]を押す,タイトルバーの[×]ボタンのマウス選択,およびコントロールメニューの「閉じる」メニュー選択をすると,[Break]キーと同じ通知コードがAPに返されます。
・[Alt]+[F4]にファンクションキーが割り当てられている場合で,表示・印刷セットアップでタイトルバーの[閉じる]ボタンが「表示する」に設定されているときに,[Alt]+[F4]を押すと,割り当てられたファンクションキーに対応する通知コードがAPに返されます。[×]ボタンや「閉じる」メニュー選択すると,[ Break ]キーと同じ通知コードがAPに返されます。
・[Alt]+[F4]にファンクションキーが割り当てられている場合で,表示・印刷セットアップでタイトルバーの「閉じる」メニューが「表示しない」に設定されているときに,[Alt]+[F4]を押すと,対応する通知コードがAPに返されます。
注※3
XMAP3では,該当するイベント通知コードなし(空白)でAPに制御が戻ります。

表5-4 キーの種類と機能(文字入力キー

機能名 キーボード上の標準割り当て 機能 ほかのキーへの割り当て 割り当てられるキー
スペースキー スペースバー ボタン,リストボックスなどのオブジェクトでは,選択動作をする。
文字入力時は空白を入力する。
×
(凡例)
×:カスタマイズできない。
−:該当キーなし

表5-5 キーの種類と機能(フォーカス・カーソル移動キー

機能名 キーボード上の標準割り当て 機能 ほかのキーへの割り当て 割り当てられるキー
カーソル移動キー ↑↓→←キー カーソルを1カラム移動する。 ×
後退キー(バックスペースキー) BackSpaceキー GUI 画面では,前の入力または入出力フィールドにカーソルを移動する。または前のボックスにフォーカスを移動する。 ×
始点キー Homeキー GUI画面では,フィールド始点にカーソルを移動する。フィールドボックス内では,画面始点にカーソルを移動する。 ×
復改キー Enter_復改マーク※1 GUI画面では,オブジェクトの先頭にカーソルを移動する。フィールドボックス内とCUI画面では,ボックス内または画面内で次行以降で最初にある入力可能オブジェクトにカーソルを移動する。改行入力属性を指定したフィールドの場合,改行コードを挿入する。 テンキーボード側Enterキー,
PageDownキー※2
テンキーボード側の/,*,-,+キー
タブキー Tabキー 次の入力テキストまたは入出力フィールドにカーソルを移動する。または次のボックスにフォーカスを移動する。 フルキーボード側Enterキー,
PageUpキー,
PageDownキー,
テンキーボード側Enterキー,
テンキーボード側の/,*,-,+キー,
[Ctrl]+[→]キー※2
バックタブキー [Shift]+[Tab]キー 前の入力テキストまたは入出力フィールドにカーソルを移動する。または前のボックスにフォーカスを移動する。 PageUpキー,
PageDownキー,
テンキーボード側の/,*,-,+キー,
[Ctrl]+[←]キー※2
マイナスタブキー [Ctrl]+[Tab]キー 遷移条件で「手動スキップ・右寄せ」を指定しているフィールドでだけ,右寄せして負(−)記号を付ける。 PageUpキー,
PageDownキー,
テンキーボード側の/,*,-,+キー
スクロールキー [Ctrl]+[↑][↓][→][←]キー 行,列単位に,画面をスクロールする。 ×
前行キー※2 GUI画面では,オブジェクトの先頭にカーソルを移動する。フィールドボックス内とCUI画面では,ボックス内または画面内で前行以前で最初にある入力可能オブジェクトにカーソルを移動する。 PageUpキー
最終フィールドキー※2 GUI画面では,オブジェクトの先頭にカーソルを移動する。フィールドボックス内とCUI画面では,ボックス内または画面内で最後にある入力可能オブジェクトの先頭にカーソルを移動する。 Endキー
(凡例)
○:ほかのキーへの割り当てができる。表示・印刷セットアップで設定する。
×:カスタマイズできない。
−:該当キーなし
注※1
復改マーク:[図データ]
注※2
このキー割り当ては,XMAP3/Web for Cosminexusだけでサポートしています。

表5-6 キーの種類と機能 (文字編集キー

機能名 キーボード上の標準割り当て 機能 ほかのキーへの割り当て 割り当てられるキー
挿入キー Insertキー 文字を挿入できるように半角1文字分を空ける。 ×
削除キー Deleteキー 入力フィールドまたは入力テキストボックスの1文字を消去する。 ×
フィールドキー Endキー カーソルがある入力フィールドまたは入力テキストボックス内の文字を消去する。 テンキーボード側の/,*,-,+キー,
[Shift]+[Delete]キー
データキー [Ctrl]+[End]キー カーソルの位置に関係なく,画面上のすべての入力または入出力フィールドの文字を消去する。 [Shift]+[Home]キー
[Ctrl]+[Delete]キー
コピー操作キー [Ctrl]+[Insert]キー,
[Ctrl]+[C]キー
マウスで選択した文字列をクリップボードにコピーする。
ペースト操作キー [Shift]+[Insert]キー,
[Ctrl]+[V]キー
クリップボードからフィールドまたはテキストに文字列を貼り付ける。
(凡例)
○:ほかのキーへの割り当てができる。表示・印刷セットアップで設定する。
△:[Ctrl]+[Insert]および[Shift]+[Insert]の操作を無効にできる。表示・印刷セットアップで設定する。
×:カスタマイズできない。
−:該当キーなし
注※
このキー割り当ては,XMAP3/Web for Cosminexusだけでサポートしています。

表5-7 キーの種類と機能 (選択キー

機能名 キーボード上の標準割り当て 機能 ほかのキーへの割り当て 割り当てられるキー
エスケープキー Escキー プルダウンメニュー,ポップアップリストが表示されているとき,その表示を閉じる。 ×
取消キー [Ctrl]+[R]キー 入力エラーの表示を「キーOK」表示する。
キーボードのロック状態や入力エラー表示の状態を取り消して,キー操作をできる状態にする。
×
スペースキー スペースバー ボタン,リストボックスなどのオブジェクトでは,選択動作をする。
文字入力時は空白を入力する。
×
(凡例)
×:カスタマイズできない。
−:該当キーなし