画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


付録D.5 サンプルプログラムのコンパイル方法(COBOL)

XMAP3/Web for Cosminexusでは,XMAP3の提供するサンプルプログラム中のファイルを利用した,COBOLのサンプルプログラムを提供しています。

〈この項の構成〉

(1) サンプルプログラム一覧

XMAP3/Web for CosminexusおよびXMAP3が提供するサンプルプログラムの一覧を次の表に示します。

表D‒2 サンプルプログラム一覧(COBOL)

ファイル名

内容

格納場所

X3XWBFRM.htm

起動HTML

XMAP3インストールフォルダ\Web for Cosminexus\SAMPLE

X3XWBFRM.js

起動HTML用のスクリプトファイル

CBLIOTBL.cbl

データ送受信用の登録集原文

XMAP3インストールフォルダ\Web for Cosminexus\SAMPLE\COBOL

KADCNTRL.cbl

COBOL AP(共通)

KADSTART.cbl

COBOL AP(業務処理)初期画面(KAD1GC画面)の表示処理

KAD1GC.cbl

COBOL AP(業務処理)KAD1GC画面の入力判定処理

KAD2GC.cbl

COBOL AP(業務処理)KAD2GC画面の入力判定処理

KAD4GC.cbl

COBOL AP(業務処理)KAD4GC画面の入力判定処理

KAD6GC.cbl

COBOL AP(業務処理)KAD6GC画面の入力判定処理

KAD1PC.cbl

COBOL AP(業務処理)KAD1PC帳票印刷の後処理(次画面表示)

CBLBEAN.java

COBOLアクセス用Beanの生成ソース

CBLSRV.java

通信制御サーブレットのソースプログラム

web.xml

Web アプリケーション用のDD(通信制御サーブレットを呼び出すURL定義情報)

kaden.hmf

COBOLプロジェクトマスタファイル

CBLIOTBL.cbl

データ送受信用の登録集原文(業務MPP用)

XMAP3インストールフォルダ\Web for Cosminexus\SAMPLE\COBOL_KEIS

CBLIOTBL_IN_BEAN.cbl

入力データ用の登録集原文(業務MPPのBean生成用)

CBLIOTBL_OUT_BEAN.cbl

出力データ用の登録集原文(業務MPPのBean生成用)

CBLBEAN_KEIS.java

TP1/COBOLアクセス用Beanの生成ソース(業務MPP用)

CBLSRV_KEIS.java

通信制御サーブレットのソースプログラム(業務MPP用)

web.xml

Web アプリケーション用のDD(通信制御サーブレットを呼び出すURL定義情報)

X3MODTBL.CBL

動的変更テーブル

XMAP3インストールフォルダ\INCLUDE

KAD1GC.imp

マップ定義ファイル初期画面(KAD1GC画面)

XMAP3インストールフォルダ\SAMPLES\COBOL

KAD2GC.imp

マップ定義ファイルKAD2GC画面

KAD4GC.imp

マップ定義ファイルKAD4GC画面

KAD6GC.imp

マップ定義ファイルKAD6GC画面

KAD1PC.imp

マップ定義ファイルKAD1PC帳票印刷

(2) コンパイル前に必要な準備作業

XMAP3が提供するサンプルプログラム中のマップ定義ファイルおよび動的変更テーブルをユーザプログラムのCOBOLプロジェクトマスタファイルと同じ場所に配置してください。

COBOLプロジェクトマスタファイルをコンパイルすると,物理マップファイル(.PMP),論理マップファイル(.CBL),生成情報ファイル(.LSX)が自動生成されます。

KAD4GC.imp,KAD6GC.impのメニューバー定義で,プルダウンメニューが定義されていないメニューバーは削除してください。

(3) サンプルプログラムのコンパイル

(a) ユーザプログラムのコンパイル

Cosminexusベースのシステムの場合

COBOL2002の開発マネージャ for COBOL2002を使用して,ユーザプログラムのCOBOLプロジェクトマスタファイル(kaden.hmf)を開いてビルドし,「kaden.dll」を作成します。

(b) Beanおよびサーブレットのコンパイル

MyEclipse,EclipseまたはJBuilderを使用して,COBOLアクセス用Beanの生成ソースおよび通信制御サーブレットのソースプログラムをコンパイルし,それぞれclassファイルを生成します。

コンパイル時には次の必須ライブラリを追加してコンパイルしてください。

  • 「J2cb2k」ライブラリ※1

  • javax.servletおよびjavax.servlet.httpパッケージを含むライブラリ※2

注※1

JBuilderを使用してコンパイルする場合,COBOL2002のCosminexus連携機能のCOBOL adapter JBuilderへの部品組み込みツールによってJBuilderに組み込んでおく必要があります。

注※2

バージョンに合ったライブラリをライブラリパスに指定して「ユーザーホーム」に新規ライブラリを定義してください。

コンパイルの手順については,Cosminexusアプリケーションサーバのドキュメントを参照してください。