16.4.3　印刷ドキュメント名

印刷ドキュメント名の論理マップ生成規則とマッピング規則について説明します。

〈この項の構成〉

(1)　印刷ドキュメント名の定義
(2)　印刷ドキュメント名の論理マップ生成規則
(3)　印刷ドキュメント名のマッピング規則

(1)　印刷ドキュメント名の定義

ドローセットアップの「けい線／プレプリント帳票」または「網掛け／グラフィック帳票」の印刷ドキュメント名動的変更のデータ名で，「アプリケーションでの印刷ドキュメント名指定領域の生成」を指定することで生成されます。

印刷ドキュメント名項目のデータ名：マップ名-DOCNAMEO
長さ：1〜607

データ名および長さは，ドローセットアップの「けい線／プレプリント帳票」または「網掛け／グラフィック帳票」の「印刷ドキュメント名動的変更のデータ名」で変更できます。

(2)　印刷ドキュメント名の論理マップ生成規則

COBOL

{02|03} マップ名-DOCNAMEO PIC X (長さ).

C言語

unsigned char マップ名_DOCNAMEO [長さ];

(3)　印刷ドキュメント名のマッピング規則

印刷ドキュメント名のマッピング規則について説明します。

(a)　プリンタ出力の場合

「印刷ドキュメント名をAPで変更する」を指定した場合

APが出力項目データ名の領域に代入した内容		結果（スプールに表示されるドキュメント名）
すべてデータの場合	すべて空白（(20)₁₆）	空白で出力します。
	すべてNULL（(00)₁₆）	「XMAP3」を出力します。
	上記以外のデータ	指定したデータを出力します。
先頭1文字がデータ有無コード		データ有無コード(1F)₁₆を仮定した場合例として，X'1F414243'またはX'1F1F1F'のようなデータが該当します。ドロー定義時に「印刷ドキュメント名」を指定した場合指定した印刷ドキュメント名を出力します。ドロー定義時に「印刷ドキュメント名」を指定しない場合「XMAP3」を出力します。
先頭1文字がNULL（(00)₁₆）		「XMAP3」を出力します。
データの途中にNULL（(00)₁₆）		先頭からNULLの直前までのデータを出力します。
データの後半にデータ有無コード		データ有無コード(1F)₁₆を仮定した場合例として，X'4142431F1F'のようなデータが該当します。この場合，データ有無コードのデータ（X'414243'）を出力します。

注: 表示・印刷セットアップの「プリンタ」タブの「用紙の確認通知」で，「物理マップ名で確認する」を指定している場合，この表で示す出力内容の末尾に「FNAM-物理マップ名」が付加されます。物理マップ名に拡張子（.pmp）は含まれません。

「印刷ドキュメント名をAPで変更する」を指定しない場合
- ドロー定義時に「印刷ドキュメント名」を指定した場合
  
  指定した印刷ドキュメント名を出力します。
- ドロー定義時に「印刷ドキュメント名」を指定しない場合
  
  「XMAP3」を出力します。
注

表示・印刷セットアップの「プリンタ」タブの「用紙の確認通知」で，「物理マップ名で確認する」を指定している場合，出力内容の末尾に「△△△FNAM-物理マップ名」が付加されます。物理マップ名に拡張子（.pmp）は含まれません。

(b)　PDFファイル出力の場合

「印刷ドキュメント名をAPで変更する」を指定した場合

APが出力項目データ名の領域に代入した内容		結果（スプールに表示されるドキュメント名）
すべてデータの場合	すべて空白（(20)₁₆）	物理マップ名に「.pdf」^※を付加したファイル名で出力します。
	すべてNULL（(00)₁₆）	物理マップ名に「.pdf」^※を付加したファイル名で出力します。
	上記以外のデータ	指定したデータに「.pdf」^※を付加したファイル名で出力します。
先頭1文字がデータ有無コード		データ有無コード(1F)₁₆を仮定した場合例として，X'1F414243'またはX'1F1F1F'のようなデータが該当します。ドロー定義時に「印刷ドキュメント名」を指定した場合指定した印刷ドキュメント名に「.pdf」^※を付加したファイル名で出力します。ドロー定義時に「印刷ドキュメント名」を指定しない場合物理マップ名に「.pdf」^※を付加したファイル名で出力します。
先頭1文字がNULL（(00)₁₆）		物理マップ名に「.pdf」^※を付加したファイル名で出力します。
データの途中にNULL（(00)₁₆）		先頭からNULLの直前までのデータに「.pdf」^※を付加したファイル名で出力します。
データの後半にデータ有無コード		データ有無コード(1F)₁₆を仮定した場合例として，X'4142431F1F'のようなデータが該当します。この場合，データ有無コードのデータ（X'414243'）に「.pdf」^※を付加したファイル名で出力します。
データの後半に空白（(20)₁₆）		例として，X'4142432020'のようなデータが該当します。この場合，空白以前のデータ（X'414243'）に「.pdf」^※を付加したファイル名で出力します。

注: 物理マップ名に拡張子（.pmp）は含まれません。
注※: データの末尾にすでに「.pdf」が設定されている場合は付加しません。

「印刷ドキュメント名をAPで変更する」を指定しない場合
- ドロー定義時に「印刷ドキュメント名」を指定した場合
  
  指定した印刷ドキュメント名に「.pdf」を付加したファイル名で出力します。
- ドロー定義時に「印刷ドキュメント名」を指定しない場合
  
  物理マップ名に「.pdf」を付加したファイル名で出力します。
注

物理マップ名に拡張子（.pmp）は含まれません。

16.4.3 印刷ドキュメント名

(1) 印刷ドキュメント名の定義

(2) 印刷ドキュメント名の論理マップ生成規則

(3) 印刷ドキュメント名のマッピング規則

(a) プリンタ出力の場合

(b) PDFファイル出力の場合