16.3.12　トグルフィールド

トグルフィールドの論理マップ生成規則とマッピング規則について説明します。

〈この項の構成〉

(1)　トグルフィールドの定義

トグルフィールドの属性

トグルフィールドダイアログで「動的変更（APから表示属性を変更する）」を選ぶことで生成されます。
- 制御項目のデータ名：マップ名-FIELDnnnn-A
  
  データ名は，トグルフィールドダイアログの「データ名」に従います。
- 長さ：2
  
  長さは，ドローセットアップの「運用管理者用の設定」の［修飾名の設定］ボタンをクリックして表示される，修飾名の設定ダイアログで変更できます。変更するときには，「動的変更の種別」から「候補選択コントロール／コマンドコントロール」を選択し，「修飾名長」で長さを設定します。
トグルフィールドの定義
- ボックス項目のデータ名：マップ名-FIELDnnnn-I
  
  データ名は，トグルフィールドダイアログの「データ名」で変更できます。
- 長さ：APが受け取る項目のデータ長で指定

トグルフィールド属性の論理マップ生成規則とマッピング規則について説明します。この項目は，ダイアログで「動的変更（APから表示属性を変更する）」を指定したときだけ論理マップが生成されます。

COBOL

{02|03} マップ名-FIELDnnnn-A　PIC X(長さ)〔OCCURS 回数〕.

C言語

unsigned char マップ名_FIELDnnnn_A〔[回数]〕[長さ];

APが制御項目に代入した内容と表示結果

《「動的変更（APから表示属性を変更する）」を指定した場合》

APが制御項目に代入した内容	マッピングオプション	表示結果
セットアップで指定してある修飾名と同じ	マージ	トグルフィールドの修飾名に対応する属性を使って表示する。
先頭にデータ有無コード，または設定していない修飾名	マージ	標準の属性を使って表示する。
セットアップで指定してある修飾名と同じ	論理マップ	トグルフィールドの修飾名に対応する属性を使って表示する。
先頭にデータ有無コード，または設定していない修飾名	論理マップ	（表示形態が「全面書換」のとき）標準の属性を使って表示する。（表示形態が「一部上書」で直前に表示したマップと同じ場合）前回の属性のまま表示する。（表示形態が「一部上書」で直前に表示したマップと異なる場合）標準の属性を使って表示する。
−	物理マップ	標準の属性を使って表示する。

《「動的変更（APから表示属性を変更する）」を指定しない場合》

標準の属性を使って表示します。

トグルフィールドの入力論理マップ生成例とマッピング規則について説明します。

COBOL

・論理マップ可変部の集団項目化を指定した場合

03 マップ名-FIELDnnnn-H.
　04 マップ名-FIELDnnnn-I　PIC {X(長さ)|N(長さ÷2)|9(長さ)}.

・論理マップ可変部の集団項目化を指定しない場合

02 マップ名-FIELDnnnn-I　PIC {X(長さ)|N(長さ÷2)|9(長さ)}.

C言語

unsigned char マップ名_FIELDnnnn_I[長さ];

入力操作と結果（論理項目の内容）

入力操作	結果（論理項目の内容）
フィールド中の文字を変更する	選んだ文字に対応する定数を論理項目に設定する。
フィールド中の文字を変更しない，またはフィールドにカーソルを位置づけない	初期クリア文字に従って論理項目をクリアする。