画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


16.2.6 入力数字編集項目

入力数字編集項目の論理マップ生成規則とマッピング規則について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 入力数字編集項目の定義

入出力テキストボックス,または入出力フィールドで,データ型が数値,金額のフィールドに対して生成されます。

(2) 論理マップ生成規則

COBOL
{02|03} マップ名-FIELDnnnn-H 〔OCCRUS 回数〕.
 {03|04} マップ名-FIELDnnnn-I PIC 編集文字.

(3) マッピング規則

入力操作と結果

入力操作

結果

フィールドキーを押した場合

データ消去通知文字に従って入力項目データ名の領域をクリアする。データ消去通知文字が埋字として指定してあるときは,0((30)16)でクリアする。

入力操作がない,またはENDキーを押した場合

(初期値が指定してある場合)

初期値で指定した定数を入力項目データ名の領域に代入する。

(初期値が指定していない場合)

初期クリア文字が埋字として指定してあるときは,0((30)16)でクリアする。

全桁に空白を入力した場合

空白((20)16)で入力項目データ名の領域をクリアする。また,NULLと空白を混在している場合も,すべて空白となる。

数字項目として正しいデータを入力した場合

数字編集項目の指定に従って入力項目データ名の領域に値を代入する。

数字項目として不正なデータを入力した場合

入力チェックを指定した場合,入力時にエラーとなる。入力チェックを指定していない場合,エラー通知文字に従って入力項目データ名の領域をクリアする。エラー通知文字の標準はHIGH(X'FF')である。

注※

不正なデータとは次のとおりです。

  • 数字入力として不正な場合

    ・コンマ,ピリオド,符号,\が連続している。

    ・数字の間に空白がある。

    ・数字(0〜9)が一つもない。

    ・*の直後が数字(0〜9)でない。

  • ピクチャと一致しない場合

    ・オーバフロー,アンダフロー。

    ・Vなしのピクチャに対し,小数点がある。

    ・Sなしのピクチャに対し,マイナス符号がある。

  • 「入力済み」属性を指定して,数字編集文字以外や桁数が合わないデータを表示して画面確定している場合