画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


9.9.2 プログラム作成のポイント

COBOLアクセス用Bean(またはTP1/COBOLアクセス用Bean),ユーザプログラム,および通信制御サーブレットを作成するときのポイントについて説明します。

〈この項の構成〉

(1) COBOLアクセス用Bean(またはTP1/COBOLアクセス用Bean)の作成

次の手順で作成してください。

  1. 通信制御サーブレットとユーザプログラム間で受け渡しするためのデータ引き継ぎ用の登録集原文を作成する。

  2. データ引き継ぎ用の登録集原文で,XMAP3が提供する登録集原文(CBLIOTBL.cbl)をCOPY句で取り込む。

  3. COBOL2002 Cosminexus連携機能(またはTP1/COBOL adapter for Cosminexus)のCOBOLアクセス用Bean(またはTP1/COBOLアクセス用Bean)生成ツールで生成する。

データ引き継ぎ用の登録集原文の例を次に示します。

[図データ]

(2) ユーザプログラムの作成

ユーザプログラムは,次の手順で作成してください。

  1. データ引き継ぎ用の登録集原文をLINKAGE SECTIONで取り込む。

  2. PROCEDURE DIVISIONで受け取る引数にデータ引き継ぎ用の領域を追加する。

  3. データ引き継ぎ領域に引き継ぎたいデータを設定する。

    [図データ]

(3) 通信制御サーブレットの作成

通信制御サーブレットは,次の手順で作成してください。

  1. Java言語のHttpSessionインタフェースを利用し,セッション情報として引き継ぎデータを保存・取得する。

  2. COBOLアクセス用Bean(またはTP1/COBOLアクセス用Bean)のsetter,およびgetterを使用し,ユーザプログラムと引き継ぎデータを送受信する。