画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


9.6.1 COBOLアクセス用Beanの生成(Cosminexusベースの場合)

COBOLアクセス用Beanは,ユーザプログラムからの送受信データを通信制御サーブレットを経由してそのままクライアント側に受け渡すための,setterおよびgetterを記述したJavaプログラムです。

COBOLアクセス用Beanは,XMAP3/Web for Cosminexusがサンプルプログラムとして提供するデータ送受信用の登録集原文から,COBOL2002 Cosminexus連携機能のCOBOLアクセス用Bean生成ツールを使用して生成します。

XMAP3/Web for Cosminexusでは,次に示すフォルダに登録集原文(CBLIOTBL.cbl)を提供しています。

XMAP3インストールフォルダ\Web for Cosminexus\SAMPLE\COBOL

また,提供する登録集原文の内容は次のとおりです。

01 XMAP-TRAN-TBL        PIC X(32260).
01 XMAP-TRAN-DMY        REDEFINES       XMAP-TRAN-TBL.
  03 XMAP-TRAN-LEN          PIC S9(9)       USAGE COMP.
  03 XMAP-COM.
    04 XMAP-COM-ID          PIC X(4).
    04 XMAP-COM-RTN         PIC 9(4) COMP-5.
    04 XMAP-COM-RSN         PIC 9(4) COMP-5.
    04 XMAP-COM-TNAME       PIC X(8).
    04 XMAP-COM-MSG         PIC X(4).
    04 XMAP-COM-MAPNAME     PIC X(8).
    04 XMAP-COM-RSV1        PIC X(4).
    04 XMAP-COM-PRTOPT      PIC X.
    04 XMAP-COM-ENDOPT      PIC X.
    04 XMAP-COM-RSV2        PIC X(6).
    04 XMAP-COM-MAPOPT1     PIC 9(8) COMP-5.
    04 XMAP-COM-MAPOPT2     PIC 9(8) COMP-5.
    04 XMAP-COM-RSV3        PIC X(16).
    04 XMAP-COM-URLLNG      PIC 9(4) COMP-5.
    04 XMAP-COM-LSGLNG      PIC 9(4) COMP-5.
    04 XMAP-COM-RSV4        PIC X(60).
    04 XMAP-COM-URL         PIC X(128).
  03 XMAP-LSG               PIC X(32000).

XMAP3/Web for Cosminexusでは,COBOLアクセス用Bean生成ウィザードを利用してCOBOLアクセス用Beanを生成することをお勧めします。

生成したCOBOLアクセス用Beanの例を次に示します。

[図データ]

COBOLアクセス用Bean生成の注意事項
  • XMAP3 Cosminexus連携機能のデータ送受信用の登録集原文は,カスタマイズしないで,そのまま使用してください。登録集原文は,データ長設定領域(4バイト)+共通インタフェース領域(256バイト)+論理マップ最大長(32,000バイト)の固定形式です。

  • COBOLアクセス用Beanは,登録集原文の先頭行の「XMAP-TRAN-TBL PIC X(32260)」の基本項目で生成します。データ属性は「可変長データ(byte[])」を指定してください。

COBOLアクセス用Bean生成時に設定するパッケージ名やクラス名は,ユーザプログラムの設計に従って指定してください。