画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


5.1.1 XMAP3での帳票の出力

〈この項の構成〉

(1) 帳票用APで使用するAPIの種類

XMAP3には,帳票用APの開発に使用するプログラミング言語ごとにAPIを提供しています。APIの種類を次の図に示します。

図5‒1  帳票用APで使用するAPIの種類

[図データ]

解説
  1. COBOLの命令文です。SEND文を使用する方法とCALL文を使用する方法があります。Windows/UNIXで共通の文法です。

  2. XMAP3が提供しているC言語用の関数です。Windows/UNIXで共通の文法です。

  3. XMAP3が提供しているWindows専用のC言語またはC++用の汎用関数です。

  4. XMAP3が提供しているJava用のクラスです。Web環境で使用できます。詳細については,「第4編 Web用のAP開発」を参照してください。

Windows版XMAP3サーバ/クライアント実行環境(64ビット)の場合は,COBOL AP(SEND文を使用する方法)だけ利用できます。

(2) 帳票用APで使用するAPIの概要

帳票用APで使用する要求とAPIの関係を次の表に示します。また,帳票用APとXMAP3との処理の概要を次の図に示します。

表5‒1 帳票用APで使用する要求とAPIの関係

要求

COBOLの命令文

COBOLのCALL文

C言語

汎用関数

オープン

最初のSEND文発行時

'OPEN'要求

'OPEN'要求

XmapDrvCreateOpen

印刷要求

SEND文

'SEND'要求

'SEND'要求

XmapDrvSend

クローズ

DISABLE文,

GOBACK文,

EXIT

PROGRAM文,

CANCEL文,

APのSTOP RUN

'CLOS'要求

'CLOS'要求

XmapDrvClose

Windows版XMAP3サーバ/クライアント実行環境(64ビット)の場合は,COBOL AP(SEND文を使用する方法)だけ利用できます。

注※

一つのAP(プロセス)内で同時にオープンできる端末数の上限は15個です。

図5‒2 帳票用APとXMAP3との処理の概要

[図データ]

注意事項

APからSEND命令を出しても,プリンタの解放やプログラムの終了処理などによって,印刷処理されないことがあります。