画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


3.2 マッピングオプション

マッピングオプションには,「マージ」「論理マップだけ」「物理マップだけ」の三つの指定があります。

マッピングオプションは,AP作成時に次に示す個所に指定します。

COBOLのSEND/RECEIVE/TRANSCEIVE文を用いる場合

通信記述項のMAPPING MODE句

COBOLのCALL文を用いる場合

マッピングインタフェース領域(XMAP-MDO)

C言語を用いる場合

マッピングインタフェース領域(XMAP_MDO)

汎用関数を用いる場合

XmapDrvSetMapOption()の第2引数(mode)

マッピングオプションは次の項目で有効になります。

マッピングオプションの説明を次の表に示します。

表3‒2 マッピングオプション

目的

マッピングオプション

MAPPING MODE句の指定値

(COBOL)

マッピングインタフェース領域

(COBOL)

マッピングインタフェース領域

(C言語)

XmapDrvSetMapOption()の第2引数

(汎用関数)

説明

同じ画面に対して2回目以降の表示方法

1回目または2回目でユーザデータを表示したいとき

マージ

(論理マップと物理マップをマージ)

空白,または0

XMAP_MDO_

MAPFLD

XMAP-MDO-

MAPFLD

0

論理項目,または制御項目に指定したデータを使って画面を表示する。ただし,表示属性の変更指定をしない項目属性については,画面定義時に指定した表示属性となる。同一画面をすべて書き換える(初期化)ときに使用する。

APからのデータだけで部分書き換えをしたいとき

論理マップだけ

2

XMAP_MDO_

LOGFLD

XMAP-MDO-

LOGFLD

2

論理項目,または制御項目に指定したデータを使って画面を表示する。ただし,表示属性の変更指定をしない項目属性については,直前の画面の表示属性になる。一般的には,3回目以降の表示で,入力した状態をそのままにして部分書き換えをしたいときに使用する。

1回目(初期)表示用

出力するユーザデータなし

物理マップだけ

3

XMAP-MDO-

PHFLD

XMAP_MDO_

PHFLD

3

論理項目,または制御項目に指定したデータを無視して,画面定義時の情報だけで画面を表示する。初期表示したいときに使用する(メニュー表示などに使用する)。