画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


13.75 フィールドボックスダイアログ(GUI画面)

フィールドボックスとプレーンの属性を指定します。

ボックスの配置
  • レイアウト領域上でのオブジェクトの先頭位置が表示されます。

  • ボックスのサイズ(縦幅,横幅)を変更できます。

プレーンの配置
  • プレーン全体のサイズを行数・列数で指定します。

  • プレーン中のスクロール禁止領域のサイズを指定します。縦・横とも「0」の場合は,プレーン全体がスクロールの対象になります。

    なお,フィールドボックス内に複数行にまたがるフィールドがある場合,サイズは変更できません。

スクロール禁止領域の背景色

スクロール禁止領域の色を指定します。

スクロール領域の背景色と同じ色で表示する場合は「透明」を選びます。

スクロール領域の背景色

スクロール領域の色を指定します。[枠付き]が「オン」の場合に指定できます。

ウィンドウ,またはグループボックスの背景色と同じ色で表示する場合は「透明」を選びます。

垂直スクロールバーを付ける,水平スクロールバーを付ける

スクロール領域にスクロールバーを付けます。スクロールバーは,ボックスからはみ出したプレーン領域の部分を表示するために使います。

ボックスの右側(垂直),下側(水平),またはその両方にスクロールバーを付けられます。

枠付き

枠はスクロールバーを含んだボックスの外側に付けられます。

オブジェクト(ボックスや領域など)の周囲の枠線を明示します。

テキストやボックスで「オフ」から「オン」にする場合は,あらかじめオブジェクトの周囲に必要な間隔を空けて配置しておく必要があります。

フォーカス設定(初期フォーカスを本ボックスに設定する)

APからフォーカス位置を設定しないで画面を表示したとき(例えば,論理マップのフォーカス制御項目に値を設定していない),このボックスにフォーカスを位置づけます。

すべてのオブジェクトでこの指定が「オフ」で,フォーカス順序を設定していない場合は,入力・選択可能で最小位置(縦位置−横位置の順)のオブジェクトに初期フォーカスが位置づけられます。

プレーン全体

プレーン内のすべてのオブジェクトに対する基準値を変更できます。

  • けい線の色

    けい線の色を変更できます。

  • 文字サイズ

    「大」は,基準文字サイズより大きい文字にします。

    「標準」は,基準文字サイズと同じサイズにします。

    「小」は,基準文字サイズより小さい文字にします。

    基準文字サイズは,画面属性で指定します。

    なお,GUI画面でプレーン内のオブジェクトに設定する文字サイズは,プレーン内の共通サイズ・単位となり,中のすべてのオブジェクトに適用されます。

  • 文字の書体

    標準(XMAP3の標準フォント),明朝,ゴシックの3種類があります。

    標準フォントは,画面表示のオブジェクトの場合だけ表示・印刷セットアップの[表示文字]タブでフォントを変更できます。帳票印刷のオブジェクトでは明朝体で出力され,表示・印刷セットアップで変更したフォントは反映されません。

    XMAP3 印刷拡張機能の印刷拡張セットアップを利用して帳票印刷を実行する場合には,標準/明朝/ゴシックの書体に対する出力時のフォントを,それぞれ任意のフォントに変更できます(印刷モードがGDIとPDFファイル出力の場合だけ)。

  • 文字の強調

    文字を斜体や太字にできます。

    なお,斜体にするとオブジェクトのサイズ(幅)は1字分増えます。このためにエラーが生じて設定できない場合は,画面の定義でオブジェクトの右に間隔を空けてから設定してください。

    文字の強調をすると,レイアウト上で最後の文字が正しく表示されないことがありますが,実際の画面表示では正しく表示されます。