13.58.1 ドローセットアップダイアログ
ドローでの画面・帳票定義に関するXMAP3の標準設定値を変更できます。
なお,定義作業の途中でセットアップをした場合は,それ以前に生成したすべてのマップに対してセットアップ情報の反映をする必要があります。
- ドローの設定
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ドローで定義する各属性の標準値や,AP実行時の動的変更などの標準設定を変更できます。
- 定義対象
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セットアップする画面・帳票の種類を選びます。
なお,次の項目は,複数の定義対象で共通の設定として適用されます。
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「GUI画面」は,GUI画面(一次)とGUI画面(二次)で共通
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「けい線/プレプリント帳票」は,けい線帳票(カット紙/連続紙)とプレプリント帳票(カット紙/連続紙)で共通
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「網掛け/グラフィック帳票」は,網掛け帳票とグラフィック帳票で共通
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- 設定項目
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セットアップする項目を選びます。設定できる項目は[定義対象]に応じて異なります。
- [設定]ボタン
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[設定項目]で選んでいる項目に応じて,設定用ダイアログが表示されます。各ダイアログでの設定内容は,[定義対象]で選んでいる画面・帳票にだけ適用されます。
- 運用管理者用の設定
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ドローの終了時に自動的に生成されるマップの数値領域の展開方式などを変更できます。システム全体の運用に関する項目のため,管理者レベルの限られた人が設定することをお勧めします。
- マップ展開形式
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実行環境のシステム構成(スタンドアロンまたはC/Sシステム)に応じて,マップ生成時に出力される論理マップの数値領域の展開形を指定します。
ドローセットアップのターゲットでWindows用を選択している場合に,展開形式を指定できます。
- 指定について
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リトルエンディアン用論理マップを展開
リトルエンディアンの環境で使用する論理マップ,物理マップを生成する場合に指定します。
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ビッグエンディアン用論理マップを展開
ビッグエンディアンの環境で使用する論理マップ,物理マップを生成する場合に指定します。
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COBOL開発マネージャから生成機能が呼び出される場合,COBOLが持つエンディアンのオプションを,ここで指定した展開方式と合わせる必要があります。
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ここでの設定はドローにだけ反映されます。支援ツールからマップ生成をする場合には,支援ツール側で展開方式を設定する必要があります。また,ここでの設定を変更したときには,セットアップ情報反映機能で既存の定義ファイルに対し変更内容を反映する必要はありません。
- マップ名の長さ
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マップ名の長さを6文字か7文字かで変更できます。
変更した場合,以前の長さ指定で作成したファイルはそのまま残ります。削除するなどして整理してください。7文字で作成したファイルを6文字に変更することはできません。同様に,6文字で作成したファイルを7文字に変更することもできません。
なお,この指定の可否はターゲットの設定に応じて異なります。
- ドロー操作対象
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ドローで利用するレイアウトパターンや部品を登録・更新できる状態にするかを指定します。
登録するレイアウトパターンや部品は,システム全体でどのようなものを定義するかを決めて,システム内で有効と考えられるものを登録し,登録後はこの指定をオフの状態にしておくことをお勧めします。
- [修飾名の設定]ボタン
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画面属性や各オブジェクトの修飾名の追加・削除やデータ名の設定などをします。[修飾名の設定]ダイアログが表示されます。
なお,修飾名とデータ名は各定義対象で共通ですが,修飾名に対する属性の割り当ては,[ドローの設定]で設定します。
- [ターゲットの設定]ボタン
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表示されるダイアログで,作成するマップとAPの運用形態に応じたターゲット環境を設定してください。
ターゲットによって生成する論理マップが異なります。ターゲットがWindows用の場合だけ,生成する論理マップの展開形式をリトルエンディアン用にするかビッグエンディアン用にするかを「運用管理者用の設定」で設定できます。ドローセットアップのターゲットにWindows用以外を選択した場合には,それぞれのターゲットに応じた論理マップを生成します。
- セットアップフォルダ情報
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ドローセットアップ情報フォルダの情報が表示されます。
- セットアップフォルダ
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[フォルダ参照...]ボタンで選んだドローセットアップ情報フォルダの格納場所が表示されます。
- 定義ファイル
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[マップ定義ファイル,書式定義ファイル参照...]ボタンで選んだ,マップ定義ファイルまたは書式定義ファイルの格納場所が表示されます。