画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


13.31.1 固定ラジオボタンダイアログ(GUI画面)

固定ラジオボタンごとの属性を設定します。このほかに,各ボタン共通の属性は[固定ラジオボタンボックス]ダイアログで指定します。

表示方法

オブジェクトや文字列の表示のしかたを指定します。指定できる項目は,オブジェクトの種類や[使用目的]などに応じて異なります。また,フィールドボックス内のフィールドでは「全体非表示」と「グレーアウト表示」は使用できません。なお,指定はレイアウト領域上には反映されません。

「標準表示」は,オブジェクトや文字を見える状態で表示します。

「全体非表示」は,文字を含むオブジェクト全体を表示しません。

「文字だけ非表示」は,オブジェクトの外観は表示しますが文字は表示しません。

「グレーアウト表示」は,オブジェクトや文字を不活性状態のグレーで表示します。

「パスワード表示」は,文字を「*」に替えて表示します。

ラベル色

ボタンのラベルの色を指定します。

フォーカス設定(初期フォーカスを本ボタンに位置づける)

ボタンボックス,リストボックスにフォーカスが移ったときに,ボックス中で最初にフォーカスを位置づける候補(ボタンまたはリスト項目)にします。

なお,ボックス中のすべての候補でこの指定が「オフ」の場合は,活性状態で最小位置(行数−列数の順)の候補に初期フォーカスが位置づけられます。

不活性(選択できない状態にする)

選択候補(ボタンなど)を不活性にして,選択できない状態にします。選べる候補を制限したい場合に使います。

活性化する場合は,[動的変更]を指定し,APから制御項目に修飾名を設定します。

選択済みにする

画面を表示した時点で,ボタンをすでに選択された状態にします。仮定値を表示する場合などに使います。

ラベル

ボタンに表示するラベル文字列を指定します。

通知コード

ボタンが選ばれたときにAPに返す通知コードを指定します。

この通知コードは,[APが受け取る項目]で定義するデータ項目に格納されます。

ここで定義するデータ値の長さとデータ型は,[APが受け取る項目]の[データ長]に合わせてください。

動的変更(APから表示属性を変更する)

制御項目を論理マップに展開して,画面表示時または帳票印刷時に表示属性を動的に変更できるようにします。表示属性とは,画面に表示するオブジェクトの文字色や活性/不活性,帳票に印字する文字の書体やけい線の種類などの属性です。

制御項目にAPから修飾名を設定することで,動的に属性を変更できます(ただし,GUI/CUI画面でマッピングオプションが「物理マップ」のときは該当しません)。

修飾名と表示属性との対応は,ドローセットアップで設定します。

・制御項目データ名

制御項目データ名を指定します。

データ項目のデータ名を次の規則に従って指定します。

  • 指定できる文字数は,接頭語(マップ名)を含めて29文字以内です。このため,ドローセットアップの[マップ名の長さ]の設定が「7」の場合は21文字以内,「6」の場合は22文字以内となります。全角文字は2文字分として数えます。ただし,データ名の先頭および末尾の全角文字は,4文字分として数えます。また,全角文字と半角文字が混在する場合,半角文字の直前の全角文字は,4文字分として数えます。

  • 指定できる文字種は,COBOLの場合は「A〜Z」「0〜9」「-(ハイフン)」「大文字の半角カナ」「全角(混在)」です。

    Cの場合は「A〜Z」「a〜z」「0〜9」「_(アンダースコア)」です。