画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


9.4.1 固定フィールド

固定フィールドは,ドローで定義した固定の文字列を表示するときに使用します。全角文字を使用する「日本語」と半角文字だけを使用する「英数」があります。

固定フィールドの表示属性の標準値は,文字色が「黄色」,文字の拡大が「標準」,テキスト揃えが「左」です。

〈この項の構成〉

(1) 設定できる項目

固定フィールドの項目と設定できる値を次の表に示します。

表9‒5 固定フィールドの項目と設定できる値

項目

動的変更

設定できる値

表示方法

標準表示,文字だけ非表示

文字色

白,赤,緑,青,紫,空,黄

文字の拡大

標準,平体,長体,倍角

テキスト揃え

中央,左,右,均等

反転表示する

チェックあり/チェックなし

印字する

チェックあり/チェックなし

テキスト

文字数:40文字(半角)

(凡例)

−:動的変更できない,または,該当しない。

(2) 表示形式

表示されている文字に対し,文字サイズを指定できます。

[図データ]

(3) 主な機能

(4) 固定フィールドの作成手順

固定フィールドの作成手順を次に示します。

  1. ツールボックスの[固定フィールド]を選びます。

    [固定フィールド]には,「日本語」と「英数」の種類があり,ボタンを選ぶたびに種類が切り替わります。

  2. レイアウト領域で,オブジェクトの開始位置をクリックします。

    固定フィールドが配置され,文字を入力できる状態になります。

    固定フィールドは,複数行のフィールドとしても配置できます。なお,全角文字は2ますで1文字になるため,複数行のフィールドで全角文字を使う場合は,折り返し位置が文字と文字の間になるように開始位置を調整してください。

    また,[固定フィールド]ダイアログで,論理ハードコピーでオブジェクトを印刷対象にするかどうかを指定できます。印字対象にしない場合は,[印字する]チェックボックスをオフにしてください。

  3. キーボードから直接文字を入力します。

    半角文字と全角文字を混在させて入力できます。配置した領域より長い文字列も入力できます。

  4. [Enter]キーを押して,文字を確定します。

配置したフィールドのサイズは文字列の長さに関係なく伸縮できます。フィールドより短い文字列は,属性の[テキスト揃え]に従って表示されます。