画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


8.5.19 フレーム

フレームは,同じオブジェクトを指定した領域に繰り返して配置するときに使用します。フィールドボックス内で使用できます。

フレームで指定した領域内の先頭行または先頭列にオブジェクトを配置すると,配置したオブジェクトがフレームで指定した行数分または列数分,反復表示されます。入出力フィールドと出力フィールドを1行として反復表示することもできます。APでは,この1列および1行を集団項目として扱います。また,論理マップでは反復表示されたオブジェクトを配列として展開します。

〈この項の構成〉

(1) 設定できる項目

フレームの項目と設定できる値を次の表に示します。

表8‒40 フレームの項目と設定できる値

項目

動的変更

設定できる値

APが渡す項目

データ名

8.6 APが受け取る項目およびAPが渡す項目」を参照

フレームの反復

(凡例)

−:動的変更できない。

(2) 表示形式

フレーム自体は表示されません。ドロー上では,オブジェクトをまとめる点線の枠で表示されます。

[図データ]

(3) フレームに配置できるオブジェクト

GUIのフィールドボックスで設定するフレームに配置できるオブジェクトは次のとおりです。なお,フレームの1枠に範囲指定で選択した複数オブジェクトを移動・複写することはできません。コピーしてから貼り付けてください。

(4) フレームの操作

フレームのハンドル(■)をドラッグしたり,行または列を選択したりして,行の高さや幅を変更できます。

フレーム全体の選択には,先頭・最終の行(列)をクリックします。

フレームの行(列)の選択には,先頭・最終以外の行(列)をクリックします。

フレーム内のオブジェクトの選択には,先頭行(先頭列)でオブジェクトをクリックします。

(5) APの操作

フレームは,APインタフェースは持ちません。フレーム内に配置された各オブジェクトのAPインタフェースは有効です。

(6) フレームの作成手順

フレームの作成手順を次に示します。

  1. ツールボックスの[フレーム]を選びます。

    [フレーム]には,「縦繰り返し」と「横繰り返し」の種類があり,ボタンを選ぶたびに種類が切り替わります。

  2. レイアウト領域で,フレームのサイズに応じて開始位置から終了位置までドラッグします。

    フレームが配置されます。

  3. フレーム内(縦繰り返しフレームの先頭行,横繰り返しフレームの先頭列)に,オブジェクトを配置します。

    配置するには,新規にオブジェクトを作成するか,作成済みのオブジェクト一つを選んでドラッグ操作でフレーム内に移動します。

    配置したオブジェクトがフレーム内で反復されます。フレーム内に複数のオブジェクトを配置する場合は,手順3.を繰り返します。