6.1.7 生成される標準のデータ名
XMAP3が生成する論理マップのデータ名は次のようになります。ドローでオブジェクトのレイアウトを定義したときは,XMAP3の命名規則に従ってデータ名を生成します。なお,書式オーバレイは可変オブジェクトを持たないため,この機能は使えません。
(1) 画面のレイアウトで生成される標準のデータ名
XMAP3が画面のレイアウトで生成する論理マップは次のようになります。
-
マップ名+G : 出力論理マップ全体をクリアするときに使用
-
マップ名+K : 入力論理マップ全体をクリアするときに使用
-
マップ名+I : 入力データ参照用
-
マップ名+O : 出力データ代入用
-
マップ名+H : 入力データチェック用(スペース,HIGH-VALUE,LOW-VALUE,ほか)
-
マップ名+A : 表示属性の動的変更制御項目代入用
XMAP3が標準に生成するデータ名の一覧を次の表に示します。
|
対象 画面 |
対象 オブジェクト |
適用物 |
データ名 |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|
|
入力系データ名 |
出力系データ名 |
|||||
|
GUI 画面 |
− |
マップクリア項目 |
マップ名K |
マップ名G |
||
|
ウィンドウ制御 |
− |
マップ名-CNTRLO |
||||
|
ウィンドウ位置制御 |
− |
マップ名-WINDOWW |
||||
|
イベント通知コード |
マップ名-INCI |
− |
||||
|
行列(2進)カーソル |
行 |
1個目 |
マップ名- INCURSN |
マップ名-OUTCURSL |
||
|
2個目 以降 |
マップ名- INCURSnN |
マップ名-OUTCURSnL |
||||
|
列 |
1個目 |
マップ名- INCURSM |
マップ名-OUTCURSC |
|||
|
2個目 以降 |
マップ名- INCURSnM |
マップ名- OUTCURSnC |
||||
|
行列(10進)カーソル |
行 |
1個目 |
マップ名- INCURSY |
マップ名-OUTCURSY |
||
|
2個目 以降 |
マップ名- INCURSnY |
マップ名-OUTCURSnY |
||||
|
列 |
1個目 |
マップ名- INCURSX |
マップ名-OUTCURSX |
|||
|
2個目 以降 |
マップ名- INCURSnX |
マップ名- OUTCURSnX |
||||
|
論理カーソル |
1個目 |
マップ名- INCURS-LOCI |
マップ名- OUTCURS-LOCO |
|||
|
2個目 以降 |
マップ名- INCURSnI |
マップ名- OUTCURSnO |
||||
|
フォーカス制御 |
マップ名- INFOCUS-I |
マップ名- OUTFOCUS-O |
||||
|
隠しフィールド |
マップ名-TRAN-I |
− |
||||
|
確定キーの制御 |
− |
マップ名-INCO |
||||
|
下位項目※1 |
マップ名- FIELDnnnn-nnn-I |
マップ名- FIELDnnnn-nnn-O |
||||
|
メニューバー |
メニューバー |
イベント通知コードに対応 |
− |
|||
|
プルダウン |
||||||
|
カスケード |
||||||
|
メニュー制御項目 |
− |
マップ名- MENUnnnn-A |
||||
|
ポップアップメニュー |
メニューリスト |
− |
− |
|||
|
可変用論理テーブル |
マップ名- POPUPnnnn-O |
|||||
|
可変メニューラベル |
マップ名- POPUP-LABELnnnn-O |
|||||
|
可変メニューコード |
マップ名- POPUP-CODEnnnn-O |
|||||
|
可変メニュー選択ラベル |
マップ名- POPUP-TEXTnnnn-O |
|||||
|
可変メニューアクセスキー |
マップ名- POPUP-KEYnnnn-O |
|||||
|
ボックス |
マップ名- FIELDnnnn-I |
マップ名- FIELDnnnn-O |
||||
|
制御項目 |
− |
マップ名- FIELDnnnn-A |
||||
|
入力チェック項目 |
マップ名- FIELDnnnn-H |
− |
||||
|
ポップアップメニューファイル |
− |
マップ名- POPFILEnnnn-O |
||||
|
固定テキスト |
ボックス |
− |
− |
|||
|
制御項目 |
− |
マップ名- FIELDnnnn-A |
||||
|
出力テキスト |
ボックス |
− |
マップ名- FIELDnnnn-O |
|||
|
制御項目 |
− |
マップ名- FIELDnnnn-A |
||||
|
入出力テキスト |
ボックス |
マップ名- FIELDnnnn-I |
マップ名- FIELDnnnn-O |
|||
|
制御項目 |
− |
マップ名- FIELDnnnn-A |
||||
|
入力チェック項目 |
マップ名- FIELDnnnn-H |
− |
||||
|
プッシュボタン |
ボックス |
イベント通知コードに対応 |
− |
|||
|
ラベルテキスト項目 |
− |
マップ名- BUTTONnnnn-O |
||||
|
ボタン制御項目 |
マップ名- BUTTONnnnn-A |
|||||
|
ラジオボタン |
ボックス単位通知項目 |
マップ名- FIELDnnnn-I |
− |
|||
|
可変用論理テーブル |
− |
マップ名- RADIOnnnn-O |
||||
|
可変ボタンラベル |
マップ名- RADIO-LABELnnnn-O |
|||||
|
可変ボタンコード |
マップ名- RADIO-CODEnnnn-O |
|||||
|
固定ボタン制御項目 |
マップ名- RADIOnnnn-A |
|||||
|
可変ボタン制御項目 |
マップ名- FIELDnnnn-A |
|||||
|
入力チェック項目 |
マップ名- FIELDnnnn-H |
− |
||||
|
チェックボタン |
ボタン単位通知項目 |
マップ名- FIELDnnnn-I |
− |
|||
|
可変用論理テーブル |
− |
マップ名- CHECKnnnn-O |
||||
|
可変ボタンラベル |
マップ名- CHECK-LABELnnnn-O |
|||||
|
可変ボタンコード |
マップ名- CHECK-CODEnnnn-O |
|||||
|
ボタン制御項目 |
マップ名- FIELDnnnn-A |
|||||
|
入力チェック項目 |
マップ名- FIELDnnnn-H |
− |
||||
|
リストボックス |
ボックス単位通知項目※2 |
マップ名- FIELDnnnn-I |
− |
|||
|
可変用論理テーブル |
− |
マップ名- LISTnnnn-O |
||||
|
可変リストラベル |
マップ名- LIST-LABELnnnn-O |
|||||
|
可変リストコード |
マップ名- LIST-CODEnnnn-O |
|||||
|
リスト制御項目 |
マップ名- FIELDnnnn-A |
|||||
|
入力チェック項目 |
マップ名- FIELDnnnn-H |
− |
||||
|
コンボボックス |
ボックス |
マップ名- FIELDnnnn-I |
マップ名- FIELDnnnn-O |
|||
|
可変用論理テーブル |
− |
マップ名- POPUPnnnn-O |
||||
|
可変メニューラベル |
マップ名- POPUP-LABELnnnn-O |
|||||
|
可変メニューコード |
マップ名- POPUP-CODEnnnn-O |
|||||
|
制御項目 |
マップ名- FIELDnnnn-A |
|||||
|
入力チェック項目 |
マップ名- FIELDnnnn-H |
− |
||||
|
グラフィック |
出力グラフィック |
− |
マップ名- FIELDnnnn-O |
|||
|
スピンボックス |
ボックス |
マップ名- FIELDnnnn-I |
マップ名- FIELDnnnn-O |
|||
|
制御項目 |
− |
マップ名- FIELDnnnn-A |
||||
|
出力時刻 |
ボックス |
− |
マップ名- FIELDnnnn-O |
|||
|
制御項目 |
− |
マップ名- FIELDnnnn-A |
||||
|
出力日付 |
ボックス |
− |
マップ名- FIELDnnnn-O |
|||
|
制御項目 |
− |
マップ名- FIELDnnnn-A |
||||
|
入出力時刻 |
ボックス |
マップ名- FIELDnnnn-I |
マップ名- FIELDnnnn-O |
|||
|
制御項目 |
− |
マップ名- FIELDnnnn-A |
||||
|
入出力日付 |
ボックス |
マップ名- FIELDnnnn-I |
マップ名- FIELDnnnn-O |
|||
|
制御項目 |
− |
マップ名- FIELDnnnn-A |
||||
|
FB ※3 |
固定フィールド |
固定項目 |
− |
− |
||
|
出力フィールド |
出力項目 |
マップ名- FIELDnnnn-O |
||||
|
出力項目制御 |
マップ名- FIELDnnnn-A |
|||||
|
入出力フィールド |
入出力項目 |
マップ名- FIELDnnnn-I |
マップ名- FIELDnnnn-O |
|||
|
入出力項目制御 |
− |
マップ名- FIELDnnnn-A |
||||
|
入力チェック項目 |
マップ名- FIELDnnnn-H |
− |
||||
|
トグルフィールド |
ボックス |
マップ名- FIELDnnnn-I |
− |
|||
|
制御項目 |
− |
マップ名- FIELDnnnn-A |
||||
|
入力チェック項目 |
マップ名- FIELDnnnn-H |
− |
||||
- (凡例)
-
−:該当しない。
- 注
-
この表のデータ名は,COBOLの場合です。C言語の場合は,-(ハイフン)が_(アンダーバー)になります。
- 注※1
-
下位項目は,テキストおよびフィールドで,各オブジェクトの定義ダイアログから設定した場合に生成されます。
- 注※2
-
単一選択リストボックスは,ボックス単位の通知項目で,複数選択リストボックスではリスト単位の通知項目となります。この表では,単一選択リストボックスで記述しています。
- 注※3
-
フィールドボックスを示します。
(2) 帳票のレイアウトで生成される標準のデータ名
XMAP3が帳票のレイアウトで生成する論理マップのデータ名は次のようになります。
-
マップ名+O:出力データ代入用
XMAP3が標準に生成するデータ名の一覧を次の表に示します。
|
対象オブジェクト |
適用物 |
データ名 |
|
|---|---|---|---|
|
入力系データ名 |
出力系データ名 |
||
|
固定フィールド |
固定項目 |
− |
− |
|
出力フィールド |
出力項目 |
− |
マップ名-FIELDnnnn-O |
|
制御項目 |
− |
マップ名-FIELDnnnn-A |
|
|
印刷枚数 |
− |
− |
マップ名-COPIESO |
|
印刷ドキュメント名 |
出力項目 |
− |
マップ名-DOCNAMEO |
|
けい線 |
制御項目 |
− |
マップ名-FIELDnnnn-A |
|
フレーム |
− |
− |
マップ名-FRAMEnnnn-O |
|
バーコード |
出力バーコード項目 |
− |
マップ名-BARCODEnnnn-O マップ名-BARCODEnnnn-nnn-O※ |
|
OCR |
OCR |
− |
マップ名-FIELDnnnn-O |
|
グラフィック |
出力グラフィック |
− |
マップ名-GRAPHnnnn-O |
- (凡例)
-
−:該当しない。
- 注
-
この表のデータ名は,COBOLの場合です。C言語の場合は,-(ハイフン)が_(アンダーバー)になります。
- 注※
-
連結出力バーコードの場合のデータ名です。
(3) データ名の一覧表示と編集
レイアウト画面上に定義しているすべてのオブジェクトについて,データ名を一覧表示します。一覧上で,データ名の変更や,論理マップの生成順の指定ができます。
次の手順で設定します。
-
[属性]−[データ名]コマンドを選びます。
[データ名編集]ダイアログに,データ名の一覧が表示されます。GUI画面の場合は,GUIレイアウトとフィールドボックスレイアウトの両方のオブジェクトのデータ名が表示されます。
[データ名編集]ダイアログ上で,検索・置換したり,並べ替えたりすることもできます。
-
表示されているデータ名の中から,変更したいデータ名を選びます。
下部の変更欄に,選んだデータ名とそのコメントが表示されます。
-
変更欄でデータ名を書き換え,[Enter]キーを押します。
一覧が新しいデータ名に置き換わります。
手順1.〜3.を繰り返してデータ名を変更します。
(4) 注意事項
-
データ名を特に設定しない場合は,XMAP3が提供する標準名称が付けられます。この標準名称は,同じデータ種別は,マップ名称と定義順に付けられる4桁の番号の違いでしか判別できません。このため,ユーザが判別しやすいデータ名を定義しておくことをお勧めします。
-
[データ名編集]ダイアログでは,データ名は削除できません。削除する場合は,オブジェクトを削除するか,属性設定用ダイアログで詳細を指定してください。