画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


14.5.3 ポップアップメニューデータの確認

ポップアップメニューファイルは,ポップアップメニューエディタ以外のテキストエディタでも作成できます。ただし,ポップアップメニューファイルが正しく作成されていないと,実行時にポップアップメニューが正しく表示されなかったり,期待した動作がされなかったりします。ポップアップメニューエディタ以外のテキストエディタで作成したポップアップメニューファイルは,ポップアップメニューエディタに読み込んで保存することで,ファイルの内容を検証してください。

〈この項の構成〉

(1) ポップアップメニューデータの検証の操作

  1. ポップアップメニューエディタで[ファイルの読み込み...]ボタンをクリックする。

    格納されているポップアップメニューファイルが表示されます。検証したいファイルを選択し,ファイルを読み込みます。

  2. ファイルの読み込みの結果に応じて対処する。

    ポップアップメニューファイルを読み込んだ結果に応じて,ファイルの内容を確認したり,修正したりしてください。

    エラーが表示されない場合

    ポップアップメニューファイルは正しく作成されています。ただし,ポップアップメニューエディタでは,データ保存時にだけチェックできるエラーもあります。そのため,読み込みエラーが表示されない場合でも,必ず[保存]ボタンをクリックして,ポップアップメニューファイルを保存してください。実行環境では,ポップアップメニューエディタで保存したポップアップメニューファイルを使用してください。

    エラーが表示された場合

    ファイルの読み込みは中断されます。

    ポップアップメニューファイルに誤りがあった場合は,エラーメッセージと,エラーの個所が表示されます。

    エラーの原因の例と対処方法を次に示します。ポップアップメニューファイルを修正するときの参考にしてください。

    エラーの原因

    対処方法

    メニュー項目の総数不正

    • 1階層のメニュー項目の和が256項目以下になるようにする。

    • 全体のメニュー項目の和が,32,000項目以下になるようにする。

    階層レベルが不正

    • 階層レベルの最大値を8以下にする。

    • 階層レベルは1〜8の値にする。

    • 階層レベル番号の途中が抜けないようにする。

    • 階層レベルの番号は昇順に指定する。

    アクセスキー不正

    • 同一階層に同じアクセスキーがある場合は,アクセスキーを変更する。なお,大文字と小文字は同じと見なされる。

    • 同一階層のアクセスキーは桁数を同じにする。

    • アクセスキーの桁数は1〜4の値にする。

    • アクセスキーは半角英数字で指定する。

    項目の省略不正

    • 階層レベル,ラベルまたは通知コードが省略されている場合,階層レベル,ラベルまたは通知コードを指定する。なお,下位のメニュー項目を持つメニュー項目には,通知コードおよび選択ラベルは指定できない。

    各項目に指定できる値の最大値不正

    • ラベル,選択ラベル,通知コードは半角文字で64文字以内で指定する。全角文字は2文字として考える。

    • アクセスキーの桁数は1〜4の値にする。

    レコード形式不正

    • ポップアップメニューファイルの最終行が改行で終わっていない場合,最終行の末尾に改行を入れる。

    • 1行に複数のメニュー情報を指定している場合は,1行に1メニュー情報にする。

    • 空白行,または改行だけの階層がある場合は,削除する。