画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


9.4.2 出力フィールド

出力フィールドは,APから渡される可変データを表示するときに使用します。表示するデータに応じて,データの種別(使用目的)を選べます。出力フィールドの表示属性の標準値は文字色が「緑」,文字の拡大が「標準」です。出力フィールドの表示属性については,「12.1 画面定義のリファレンス情報」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 設定できる項目

出力フィールドの項目と設定できる値を次の表に示します。

表9‒6 出力フィールドの項目と設定できる値

項目

動的変更

設定できる値

使用目的

数字,英数,日本語

表示方法

標準表示,文字だけ非表示

文字色

白,赤,緑,青,紫,空,黄

文字の拡大

標準,平体,長体,倍角

フィールド反復

回数

縦方向:1〜24,横方向:1〜80

間隔

縦方向:0〜22,横方向:0〜78

反転表示する

チェックあり/チェックなし

印字する

チェックあり/チェックなし

コメントの記述

文字数:40文字(半角)

APが渡す項目

データ名

9.5 APが受け取る項目およびAPが渡す項目」を参照

データ長

データ型

桁寄せ

埋字

下位項目

データ長を変更する

動的変更(APから表示属性を変更する)

初期値

自由な設定

(凡例)

○:動的変更できる。

−:動的変更できない,または,該当しない。

(2) 表示形式

表示されている文字に対し,文字サイズを指定できます。

[図データ]

(3) 主な機能

(4) 出力時のAPインタフェース

COBOLの場合,ピクチャ文字による編集ができます。なお,C言語の場合,すべて「char」として扱われます。

(a) 出力データ

  • 数字

    数字データ,数字編集データを表示できます。数字編集データは,指定したPICTURE句に従って表示されます(COBOLだけ有効)。

    使用できるピクチャ文字:「*」「+」「−」「\」「9」「,」「.」「Z」「/」の組み合わせで指定します。

  • 日本語

    全角または全角と半角の混在文字データを表示できます。全角と半角の混在文字データを表示する場合は,下位項目を指定してデータを細分化できます。

  • 英数

    半角の文字データを表示できます。また,下位項目を指定してデータを細分化できます。

(b) 出力データの編集

出力フィールドでは,埋字や桁寄せなどのデータの編集もできます。APがデータ有無コードを格納し,出力論理マップに代入した有効データの長さが出力フィールドデータ名の領域の長さより短い場合,出力フィールドデータ名の領域の余った部分を埋め字に置き換えます。また,出力データを出力フィールドデータ名の領域の右側に格納するか,左側に格納するかは,桁寄せ向きに従います。

(5) 表示属性の動的変更

出力フィールドの表示属性は実行時に変更できます。表示属性の動的変更については「8.2.4 表示属性の動的変更」を参照してください。