画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


8.5.6 予約テキスト/予約フィールド

予約テキスト/予約フィールドは,OpenTP1がサポートする予約項目名を定義するオブジェクトです。論理マップ上にデータを設定していなくても,実行時に予約項目名に応じた内容で画面に出力されます。予約フィールドはOLTPサーバ構成の環境で利用できます。

なお,予約テキスト/フィールドの表示属性については「12.1 画面定義のリファレンス情報」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 設定できる項目

予約テキスト/予約フィールドの項目と設定できる値を次の表に示します。

表8‒21 予約テキスト/予約フィールドの項目と設定できる値

項目

動的変更

設定できる値

テキスト

フィールド

テキスト

フィールド

予約項目名

8字以内の半角英数字(先頭文字は英字)

8字以内の半角英数字(先頭文字は英字)

表示方法

標準表示,文字だけ非表示

標準表示,文字だけ非表示

枠高

3ます,2.5ます,2ます

背景色(枠付きだけ)

白,赤,緑,青,ライトレッド,ライトブルー,黄,グレー,黒,ダークグレー,ライトグレー,ダークグリーン,ライトグリーン,ライトイエロー,ダークブルー,透明

文字色

白,赤,緑,青,紫,空,黄,黒,ダークレッド,ダークブルー,ダークグリーン,ダークイエロー

白,赤,緑,青,紫,空,黄,黒,ダークレッド,ダークブルー,ダークグリーン,ダークイエロー

文字サイズ

大,標準,小

文字の書体

標準,明朝,ゴシック

文字の強調

標準,太字,斜体,太字&斜体

枠付き(テキストに枠を付ける)

チェックあり/チェックなし

反転表示する

チェックあり/チェックなし

チェックあり/チェックなし

印字する

チェックあり/チェックなし

コメントの記述

文字数:40文字(半角)

文字数:40文字(半角)

(凡例)

−:動的変更できない,または,該当しない。

(2) 表示処理

予約フィールドの出力の仕組みを次に示します。

[図データ]

  1. ドロー定義画面で予約テキスト(または予約フィールド)「TIME」を定義します。

  2. 物理マップ中に,予約項目情報「TIME」が設定されます。

  3. APからのSEND文によって論理データが指定されます。

  4. OpenTP1に物理マップが読み込まれます。

  5. OpenTP1によって予約テーブルが生成され,論理データ,物理マップ,および予約テーブルなどがXMAP3に渡されます。

  6. XMAP3によって画面にデータが表示されます。

(3) 予約項目名

予約フィールドに定義する項目名はOpenTP1で提供されている予約項目名を指定します。OpenTP1が提供する予約項目名はドローで定義しておきます。論理マップにデータを設定しなくても,OpenTP1から生成された日付,時刻などのデータを,項目名に対応したフォーマットで画面上に表示できます。

予約項目名については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。