画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


3.4.3 イベント通知コードの変更

AP実行時に,画面からのファンクションキー入力,プッシュボタン押下およびメニューバー選択といったイベントをAPに返すコード(通知コード)を変更できます。変更は[イベント通知コード]ダイアログで行います。

ファンクションキーの変更については,マニュアル「XMAP3 実行ガイド」を参照してください。

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) APが通知コードを受け取る項目のデータ名を変更する

AP実行時,画面からの通知コードをAPが受け取るデータ項目のデータ名を変更できます。標準設定では「マップ名-INCI」になっているので,AP作成に関して一連の名称規則がある場合など,必要であれば変更してください。変更するときは,[イベント通知コード]ダイアログの「通知コードのデータ名」で,変更したい名称を入力し,[OK]ボタンをクリックします。

なお,データ名設定には次の制限があるため,この範囲内で設定してください。

(2) APが通知コードを受け取る項目の長さを変更する

AP実行時,画面からのイベント通知コードをAPが受け取る項目の長さを変更できます。標準設定では「4」バイトが仮定されるので,必要であれば変更してください。変更するときは,[イベント通知コード]ダイアログの「通知コードの長さ」で,変更したい長さをドロップダウンリストから選択し,[OK]ボタンをクリックします。

ただし,XMAP3が標準値としてAPに返す通知コードは4文字であるため,「3」バイト以下を指定した場合には,標準の通知コードは使用できません。この場合は通知コードをすべて3文字以下で認識ができるように変更する必要があります。通知コードの変更のしかたについては,「3.4.3(3) 通知コードを変更する」を参照してください。

(3) 通知コードを変更する

画面操作によって発生するイベントをAPへ通知するコード(通知コード)の設定を変更できます。ここで設定したコードは,画面定義で各種制御キー,ボタン押下時の通知コードを割り当てる際の選択肢になります。APで各種制御キー,ボタン押下時の通知コードについての取り決めをする際に,コードとイベントの対応をわかりやすくしておきたい場合などに変更してください。

確定キーに対応する通知コードを変更できます。なお,通知コードは半角文字での指定に限られます。

(a) 確定キーを押した時の通知コードを変更する

画面操作によって発生するイベントのうち,ファンクション,送信(実行)キー,割り込みキー,およびスクリーンキー押下をAPに通知するコードを変更できます。変更するときは,[イベント通知コード]ダイアログの「確定キーを押した時」で,変更したい確定キーをクリックすると,ボックス下に確定キーに該当する通知コードが表示されるので,その位置で変更し,[OK]ボタンをクリックします。

(b) プッシュボタンなどを押した時の通知コードを変更する

画面操作によって発生するイベントのうち,プッシュボタン押下やメニューバー選択など,候補選択による画面確定の動作をAPに通知するコードを変更できます。画面定義でイベント通知コードを割り当てる際に,どのコードを割り当てたらいいのか,イベントの対応がわかりやすいように,あらかじめ設定しておくことができます。変更するときは,[イベント通知コード]ダイアログの「プッシュボタンなどを押した時」で,変更したい対象をクリックすると,ボックス下に確定キーに該当する通知コードが表示されるので,その位置で変更し,[OK]ボタンをクリックします。