2.1.1 開発環境で利用する機能とファイルの関連
XMAP3の提供する機能と,開発の過程でユーザが作成するファイル,およびXMAP3で生成されるファイルとの関係について説明します。
XMAP3の開発環境で利用する主な機能とファイルの関連を図2-2に,図で示した各ファイルの概要を表2-1に示します。なお,Java言語用ツールは,Web環境で実行するXMAP3のAPを,Java言語で開発する場合に使用します。
表2‒1 開発環境で使用するファイル
ファイル名
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拡張子
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説明
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1
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ドローセットアップファイル
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−
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ドローセットアップで設定した開発環境の設定情報※1を格納する
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2
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定義ファイル
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マップ定義ファイル
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.imp
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ドローで定義した画面・帳票のソースマップを格納する
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書式定義ファイル
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.ifm
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ドローで定義した書式のソースマップを格納する
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3
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定義リンクファイル
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マップ定義リンクファイル※2
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.imk
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ドローで指定したドローセットアップ情報フォルダの情報を格納する
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書式定義リンクファイル※2
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.imk
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ドローで指定したドローセットアップ情報フォルダの情報を格納する
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4
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定義体
(2.から生成される)
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物理マップ
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.pmp
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画面表示・帳票印刷の実行時に使用するマッピング情報を格納する
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書式イメージファイル
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.fmp
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書式オーバレイ印刷の実行時に使用する書式情報を格納する
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行制御データファイル
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.pci
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書式オーバレイ印刷の実行時に使用する行データの配置情報を格納する
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5
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論理マップ
(2.から生成される)
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COBOL用
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.cbl
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COBOL用論理マップ(登録集原文)を格納する
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C言語用
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.h
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C言語用論理マップ(ヘッダファイル)を格納する
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6
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動的変更テーブル
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COBOL用
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.cbl
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COBOL用動的変更テーブル(登録集原文)を格納する
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C言語用
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.h
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C言語用動的変更テーブル(ヘッダファイル)を格納する
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7
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バックアップファイル※3
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.sbk
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環境ファイル操作でバックアップした環境ファイルの設定情報を格納する
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8
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生成結果リストファイル※3
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.lsx
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マップ生成で実行したマップ生成結果を格納する
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9
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ポップアップメニューファイル※3
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.csv
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ポップアップテキストのメニュー情報を格納する
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10
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動的変更用XML文書
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.xml
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XMAP3/Web for CosminexusのJavaの環境で実行するときに参照する動的変更テーブル情報を格納する
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11
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入力/出力データ用XML文書,
定数用XML文書
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.xml
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XMAP3/Web for CosminexusのJavaの環境で実行するときに参照する論理マップや定数情報を格納する
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- (凡例)
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−:なし。
- 注※1
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ドローセットアップの設定情報は,ドローセットアップ情報フォルダを指定して保存できます。ドローセットアップ情報フォルダには,任意のフォルダを指定できます。ドローセットアップ情報フォルダを指定しない場合,ドローセットアップ情報は「XMAP3のインストールフォルダ\BIN」に格納されます。
- 注※2
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ドローセットアップ情報フォルダと,定義ファイルの対応づけをドローで設定する場合に生成されます。この情報は変更できません。マップ名または書式名に拡張子(.imk)が付いた名称で作成され,マップ定義ファイルまたは書式定義ファイルと同じフォルダに格納されます。
- 注※3
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XMAP3のインストールフォルダ以外のフォルダで管理してください。XMAP3インストールフォルダ\TEMPやXMAP3インストールフォルダ\BINの下に格納すると,正常に動作しないので注意してください。