画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド
固定フィールドは,帳票上の表題や注釈などの変化しないテキストを配置するときに使用します。漢字を含めた日本語,または半角の英数字を設定できます。
固定フィールドは,APとのインタフェースを持ちません。したがって,固定フィールドを追加,修正,または削除してもAPには影響ありません。
固定フィールドの項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-19 固定フィールドの項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 |
|---|---|---|
| 文字の拡大 | − | 標準,平体,長体,倍角 |
| 文字の間隔 | − | 標準,0〜7ポイント |
| テキスト | − | レイアウト領域に収まる範囲の文字数 |
| テキスト揃え | − | 中央,左,右,均等 |
ます目の配置では,その領域に合わせて配置されます。固定フィールドのます目の配置を次に示します。
グラフィック帳票,および書式オーバレイでは,メニューバーの[表示]−[ます目の配置]のチェックを外すと,自由な位置に固定フィールドを作成できます。
出力フィールドは,APで指定したデータを帳票上に印刷するときに使用します。
出力フィールドの項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-20 出力フィールドの項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 | |
|---|---|---|---|
| 使用目的 | − | 数字,英数,日本語 | |
| 文字の拡大 | − | 標準,平体,長体,倍角 | |
| 文字の間隔 | − | 標準,0〜7ポイント | |
| コメントの記述 | − | 文字数:40文字(半角) | |
| フィールド反復 | − | レイアウト領域に収まる範囲で指定できます。
|
|
| APが渡す項目 | データ名 | − | 「11.6 APが渡す項目」を参照 |
| 桁 | − | ||
| データ長 | − | ||
| データ型 | − | ||
| 桁寄せ | − | ||
| 埋字 | − | ||
| 初期値 | − | ||
| 下位項目 | − | ||
| 自由な設定 | − | ||
ます目の配置では,その領域に合わせて配置されます。出力フィールドのます目の配置を次に示します。
一つのオブジェクトを縦方向または横方向に繰り返して定義できます。表形式で,同じ属性を並べるときなどに使用できます。反復を使用すると,同じ表示属性のオブジェクトを一つずつ配置するよりも効率良く定義できます。
反復の操作は,[Shift]キーを押したままマウスをドラッグすると,オブジェクトを縦方向に繰り返して定義できます。反復したオブジェクトのデータ項目は,配列(COBOLのときOCCURS展開)となります。
APから出力フィールドに設定できるデータを次の表に示します。
表11-21 APから出力フィールドに設定できるデータ
| 種別 | 形式 |
|---|---|
| 数字 |
|
| 日本語 |
|
| 英数 |
|
出力フィールドでは,埋字や桁寄せなどのデータの編集もできます。APがデータ有無コードを格納し,有効データの長さが出力フィールドデータ名の領域の長さより短い場合,出力フィールドデータ名の領域の余った部分に埋字を格納します。また,データを出力フィールドデータ名の領域の右側に格納するか,左側に格納するかは,桁寄せ向きに従います。
予約フィールドは,OpenTP1が提供する予約項目を帳票上に配置するときに使用します。予約フィールドは,ドローセットアップの「運用管理者用の設定」でマップ名の長さに7文字を指定している場合は使用できません。
予約フィールドは,OpenTP1が提供する予約項目(日付,時刻など)を帳票上に印刷するときに使用します。予約フィールドには,フィールド単位に文字サイズ,文字間隔などの属性情報を必要に応じて指定できます。
予約フィールドの項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-22 予約フィールドの項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 |
|---|---|---|
| 予約項目名 | − | 8字以内の半角英数字(先頭文字は英字) |
| コメントの記述 | − | 文字数:40文字(半角) |
| 文字の間隔 | − | 標準,0〜7ポイント |
ます目の配置では,その領域に合わせて配置されます。予約フィールドのます目の配置を次に示します。
予約項目のデータの受け渡しについて次の図に示します。
図11-3 予約項目のデータの受け渡し
フレーム,行単位または列単位に同一形式の項目を繰り返して出力するときに使用します。
APも同じように,このフレーム単位で扱い,定義およびAPのプログラミングを容易にしています。
フレームの項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-23 フレームの項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 | |
|---|---|---|---|
| APが渡す項目 | データ名 | − | 「11.6 APが渡す項目」を参照 |
| フレームの反復 | − | ||
フレームは,行を繰り返して明細行を作成したり,領域を繰り返したりして,ラベルの印刷などで使用できます。
フレームを使用して,出力フィールドを配置した帳票の使用例を次に示します。
フレームのフィールドに配置できるオブジェクトを次に示します。
フレームのハンドル(■)をドラッグして,行または列を選択して行の高さや幅を変更できます。
フレームに配置される出力フィールドなどが集団項目になって,論理マップ上に展開されます。APからは,この集団項目に対してデータの代入,参照をします。
表けい線の枠は,表を作成するときに使用します。見出しあり枠または見出しなし枠を作成できます。
けい線の繰り返しは,選択した範囲に,縦方向または横方向にけい線を繰り返して引くときに使用します。
けい線は,配置した出力フィールドなどを強調したり,表を作成したりするときに使用します。縦方向または横方向に1本の線が引けます。
けい線の引き方は,ます目の中央に引く方法と,ます目に沿って引く方法の2とおりがあります。
けい線の項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-24 けい線の項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 |
|---|---|---|
| 線の位置 | − | 上,下 横けい線だけ設定できます。縦けい線は,帳票属性ダイアログで決定します。 |
| 線の種類 | − | 実線,破線 |
| 線の太さ | − | 細,中 |
けい線の配置として,ます目の中央に引く(帳票上半角1文字分を占める)占有けい線と,ます目に沿って引く(半角1文字分を占めない)非占有けい線のどちらかを指定できます。占有けい線と非占有けい線は,けい線帳票属性ダイアログで指定します。
占有けい線の縦けい線は,ます目(けい線情報)の中央に引かれます。横けい線は,ます目の中央から引かれます。
非占有けい線の縦けい線は,ます目の左側に引かれます。横けい線は,ます目の左側から右側まで引かれます。
また,非占有けい線では,帳票の最右端(論理ページ(レイアウト領域)の右端の列の右側)に縦けい線を引けません。このような場合,次の方法で縦けい線を引きます。
けい線は,横けい線の始点,交点,終点,および各行の縦けい線に半角文字で1文字分のけい線情報用の領域を占有します。横けい線は,けい線を行の上段に引くときは下側,行の下段に引くときは上側にけい線情報用の領域を占有します。
けい線のけい線情報を次の図に示します。
図11-4 けい線のけい線情報
矩形は,指定した範囲をけい線で囲むときに使用します。
矩形の項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-25 矩形の項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 |
|---|---|---|
| 線の種類 | − | 実線,破線 |
| 線の太さ | − | 細,中 |
ます目の配置では,その領域に合わせて配置されます。矩形のます目の配置を次に示します。
けい線は,横けい線の始点,交点,終点,および各行の縦けい線に半角文字で1文字分のけい線情報用の領域を占有します。横けい線は,けい線を行の上段に引くときは下側,行の下段に引くときは上側にけい線情報用の領域を占有します。
矩形のけい線情報を次の図に示します。
図11-5 矩形のけい線情報
APからOCRを出力する場合に使用します。
出力OCRでは,英数字,かたかな,および記号のOCR文字を印刷できます。指定できる文字については,「付録D(1) XMAP3で規定しているOCR文字コード表」を参照してください。
出力OCRの項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-26 出力OCRの項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 | |
|---|---|---|---|
| 文字の間隔 | − | 標準,0〜7ポイント | |
| コメントの記述 | − | 文字数:40文字(半角) | |
| フィールド反復 | − | レイアウト領域に収まる範囲で指定できます。
|
|
| APが渡す項目 | データ名 | − | 「11.6 APが渡す項目」を参照 |
| データ長 | − | ||
| データ型 | − | ||
| 桁寄せ | − | ||
| 埋字 | − | ||
| 初期値 | − | ||
| 下位項目 | − | ||
| 自由な設定 | − | ||
出力OCRの配置方法を次に示します。
用紙の基本ます目を「10CPI」または「自由な設定」にする必要があります。基準ます目が10CPIか,自由なます目でなければ出力OCRは使用できません。
出力OCRの配置時に仮定される文字属性を次の表に示します。
表11-27 出力OCR配置時に仮定される文字属性
| 用紙の基準ます目 | 文字サイズ | 文字間隔 |
|---|---|---|
| 10CPI | − | 標準 |
| 自由な設定 | − | 4ポイント |
出力OCRを使用する場合,文字属性は基本的に10CPIを設定します。
ただし,利用するOCRリーダで読み取れない場合は,文字間隔を変更する必要があります。文字間隔を変更するには,帳票属性ダイアログの中の「ます目の設定」が「自由な設定」でなければなりません。この場合,文字間隔は0〜7ポイントの範囲から選択できます。なお,180dpiのシリアルインパクトプリンタ用の帳票では,10CPIでの文字間隔は4ポイントなので,まず3ポイントまたは5ポイントに変更して試すことをお勧めします。
オブジェクトを縦方向または横方向に複数連続して配置できます。
縦反復は,基本ます目が「10CPI」か「自由な設定」のどちらの場合でも配置できます。横反復は,基本ます目が「10CPI」のときだけ配置できます。
反復の操作は,基本ます目が「10CPI」のときだけ,[Shift]キーを押したままマウスをドラッグすると,オブジェクトを縦方向に繰り返して定義できます。
OCR文字をOCRリーダで読み取るときには,次のことに注意してください。
図11-6 読み取りにくいOCR文字
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