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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


付録P 4V FMBまたは4V AFMのSDBデータベースとSD FMBのSDBデータベースの機能差一覧

4V FMBまたは4V AFMのSDBデータベースと,SD FMBのSDBデータベースの機能差一覧を次の表に示します。

表P‒1 4V FMBまたは4V AFMのSDBデータベースと,SD FMBのSDBデータベースの機能差一覧

項番

分類

項目

説明

4V

SD

1

環境定義

文字コード

UTF-8の使用

×

2

構造型DB

階層構造を持たないAFMのデータベース(TMS-4V/SPがサポートしているDAM,MAM,TAM,またはSAMのデータベースに相当)

×

3

SDB用UAP環境定義

SDB用UAP環境定義の適用

×

SD排他モード,アクセス目的指定

×

排他自動解除指定

×

4

ルートレコードのデータベースキーの集団項目名

シーケンシャルインデクスの構成要素から成る集団項目の名称:任意

4V FMBまたは4V AFMの場合は「DBKEY」固定です。

×

5

運用コマンド・ユティリティ

HiRDB/SD データベースアクセスユティリティ(pdsdbexe)

CLEARコマンド

×

FETCHDB_ALLコマンド

×

6

HiRDB/SD データベース作成ユティリティ(pdsdblod)

オンライン再編成中の実行

×

フォーマットライト(4V DAMの機能)

×

dbinf文(4V FMBの機能)

×

7

HiRDB/SD データベース再編成ユティリティ(pdsdbrog)

オンライン再編成中の実行

×

unload文のunldkind=lod_4v指定

×

dbinf文の指定

×

8

オンライン再編成関連コマンド

pdorbegin,pdorchg,pdorcreate,pdorgls,pdrdrefls,pdsdborcrt,pdorcheck,pdorendコマンドの実行

×

9

HiRDB/SD 定義ユティリティ(pdsdbdef)

DBTYPE 4V指定

×

DBTYPE SD指定

×

データ型のSMALLINT指定

×

TYPE U,K指定

×

TYPE N,N指定

×

OCCURS句の指定

×

FUNCTION句の指定

×

OCCURRENCE NUMBER 0指定

×

REUSE NO指定

×

SDBOPTION FUNCTION句の指定

×

POINTER AREA SIZE句の指定

×

OWNER POINTER FOR FIRST LAST USER指定

×

MEMBER POINTER FOR OWNER NEXT PRIOR指定

×

KEYDEF句の指定

×

*ALTER DICTIONARY文の実行

×

10

DMLプリプロセサ(pdsdbcbl)

埋込み型UAP

×

11

インナレプリカ機能

pddbchgコマンドの実行

×

12

リアルタイムSANレプリケーションの構成確認(pdrisechk)

全非同期方式

×

13

UAPの開発および実行

DML

ERASE

×

FETCH [FOR UPDATE句]

×

FIND [FOR UPDATE句]

×

MODIFY

×

STORE

×

14

SQLトレース機能

FIND

×

15

PRFトレース機能

FIND

×

FOR UPDATEの指定の有無

×

16

監査証跡機能

FIND

×

CLEAR

×

FETCHDB ALL

×

17

UAP 統計レポート機能

FIND

×

18

運用

SDBデータベースの操作機能

一括削除

×

複数レコードの検索

×

構成情報取得(容量情報)

×

SDBデータベースの操作機能(検索範囲)

次の条件が重なるレコード

  • キーの条件

  • キーの条件の開始位置のRDエリア

×

次の条件が重なるレコード

  • キーの条件

  • キーの条件の開始位置のRDエリアまたはユーザが指定したRDエリア

×

次の条件が重なるレコード

  • キーの条件

  • キーの条件の開始位置のレコード実現値またはユーザが指定したRDエリア

×

19

個別開始

個別開始要求なしでDMLの要求ができるオプション

個別開始/終了一括要求オプション

×

個別開始実行要求オプション

×

個別開始要求をしないオプション

×

個別開始実行後の要求でのハンドル番号指定

個別開始要求をしないオプション指定ありの場合:ハンドル番号指定不要

×

20

UAP実行時の排他制御

レコード格納用RDエリア

アクセスモードの指定に従って決定されます。

  • 'R'(参照モード)の場合:SR

  • 'U'(更新モード)の場合:SU

×

SDB用UAP環境定義のSD排他モードとアクセス目的の組み合わせに従って決定されます。

  • sharedとretrieveの場合:SR

  • sharedとupdateの場合:SU

  • protectedとretrieveの場合:PR※1

  • protectedとupdateの場合:PU

  • exclusiveとretrieveの場合:EX※1

  • exclusiveとupdateの場合:EX※1

  • nonprotectedとretrieveの場合:SR※1

×

ルートレコード型

アクセスモードの指定に従って決定されます。

  • 'R'(参照モード)の場合:SR

  • 'U'(更新モード)の場合:SU

ただし,ログレスモードのときはEX(このとき,下位資源の排他は確保しない)となります。

×

SDB用UAP環境定義の指定に従って決定されます。

  • retrieve(アクセス目的)の場合:SR※2

  • update(アクセス目的)の場合:SU

ログレスモードのときはEX(このとき,下位資源の排他は確保しない)となります。

×

ページまたはサブページ

排他オプションの指定に従って決定されます。

排他制御モードについては,「表2-35 排他制御のモードの組み合わせの例(4V FMBのSDBデータベースの場合)」と「表2-36 排他制御のモードの組み合わせの例(4V AFMのSDBデータベースの場合)」を参照してください。

×

DMLとSDB用UAP環境定義の指定に従って決定されます。

排他制御モードについては,「表2-37 排他制御のモードの組み合わせの例(SD FMBのSDBデータベースの場合)」を参照してください。

×

21

ページの割り当て

事前ページ割り当て

×

ページ切り替えオプション

×

PCTFREE有効化オプション

×

22

インナレプリカ機能を使用したオンライン再編成

×

23

リアルタイムSAN レプリケーション(ディザスタリカバリシステム)

全非同期方式

×

(凡例)

4V:4V FMBまたは4V AFMのSDBデータベース

SD:SD FMBのSDBデータベース

○:使用できる機能

×:使用できない機能

注※1

ページまたはサブページの排他は確保されません。

注※2

SD排他モードがnonprotectedの場合,ルートレコード型の代わりに,ルートレコード型(NOWAIT検索時)の排他を確保します。