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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


付録B.2 ディクショナリ表の詳細

ディクショナリ表に格納されている情報について説明します。

なお,各ディクショナリ表にVARCHARまたはMVARCHARのデータ型の列がありますが,これはデータベース初期設定ユティリティ(pdinit),またはデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)のdictionary datatypeオペランドで,データ型をどちらにするか設定してください。

〈この項の構成〉

(1) SQL_SDB_DB表

SQL_SDB_DB表には,SDBデータベース定義の定義情報が格納されています。1行に1SDBデータベース定義の情報が格納されています。SQL_SDB_DB表に格納されている情報を次の表に示します。

表B‒2 SQL_SDB_DB表に格納されている情報

項番

列名

データ型

内容

1

DB_SCHEMA

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

SDBデータベースの所有者

2

DB_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

SDBデータベース名

3

DB_ID

SMALLINT

SDBデータベースのID

SDBデータベース名ごとにHiRDB/SDが一意の管理番号を設定します。

4

CREATE_TIME

CHAR(16)

SDBデータベース定義の作成日時(YYYYMMDDHHMMSSTH)

5

CHANGE_TIME

CHAR(16)

SDBデータベース定義の変更日時(YYYYMMDDHHMMSSTH)

6

DEF_INF_LEN

INTEGER

SDBデータベースの定義情報長

7

DEF_INF

BINARY

システムで使用する情報

(2) SQL_SDB_STORAGE_DB表

SQL_SDB_STORAGE_DB表には,SDBデータベース格納定義の定義情報が格納されています。1行に1SDBデータベース格納定義の情報が格納されています。SQL_SDB_STORAGE_DB表に格納されている情報を次の表に示します。

表B‒3 SQL_SDB_STORAGE_DB表に格納されている情報

項番

列名

データ型

内容

1

STORAGE_DB_SCHEMA

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

SDBデータベース格納定義の所有者

2

STORAGE_DB_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

SDBデータベース格納名

3

DB_SCHEMA

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

SDBデータベースの所有者

4

DB_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

SDBデータベース名

5

STORAGE_DB_ID

SMALLINT

SDBデータベース格納定義のID

SDBデータベース格納名ごとにHiRDB/SDが一意の管理番号を設定します。

6

DB_ID

SMALLINT

SDBデータベースのID

SDBデータベース名ごとにHiRDB/SDが一意の管理番号を設定します。

7

CREATE_TIME

CHAR(16)

SDBデータベース格納定義の作成日時(YYYYMMDDHHMMSSTH)

8

CHANGE_TIME

CHAR(16)

SDBデータベース格納定義の変更日時(YYYYMMDDHHMMSSTH)

9

CHECK_TIME

CHAR(16)

SDBデータベース格納定義の整合性チェック日時

(YYYYMMDDHHMMSSTH)

整合性チェックをしていない場合,ナル値となります。

10

DEF_INF_LEN

INTEGER

SDBデータベース格納定義の定義情報長

11

DEF_INF

BINARY

システムで使用する情報

(3) SQL_SDB_DIR表

SQL_SDB_DIR表には,SDBディレクトリ情報が格納されています。1行に1SDBディレクトリ情報(1SDBデータベース情報または1SDBデータベースビュー情報)が格納されています。SQL_SDB_DIR表に格納されている情報を次の表に示します。

表B‒4 SQL_SDB_DIR表に格納されている情報

項番

列名

データ型

内容

1

DIR_INF_KIND

SMALLNT

その行に格納されるSDBディレクトリ情報種別

1:SDBデータベース情報

2:SDBデータベースビュー情報

2

DB_SCHEMA

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

データベースの所有者

3

DB_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

SDBデータベース名

4

DB_VIEW_SCHEMA

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

SDBデータベースビューの所有者

DIR_INF_KIND列の値が1(SDBデータベース情報)の場合は,ナル値となります。

5

DB_VIEW_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

SDBデータベースビュー名

DIR_INF_KIND列の値が1(SDBデータベース情報)の場合は,ナル値となります。

6

DB_ID

SMALLNT

SDBデータベースのID

SDBデータベース名ごとにHiRDB/SDが一意の管理番号を設定します。

7

DB_VIEW_ID

SMALLNT

SDBデータベースビューID

SDBデータベースビュー名ごとにHiRDB/SDが一意の管理番号を設定します。

DIR_INF_KIND列の値が1(SDBデータベース情報)の場合は,ナル値となります。

8

CREATE_TIME

CHAR(16)

SDBディレクトリ情報の作成日時(YYYYMMDDHHMMSSTH)

9

CHANGE_TIME

CHAR(16)

SDBディレクトリ情報の更新日時(YYYYMMDDHHMMSSTH)

10

DIR_INF_LEN

INTEGER

SDBディレクトリ情報長

11

DIR_INF

BINARY

システムで使用する情報

(4) SQL_RDAREAS表

SQL_RDAREAS表には,RDエリアの定義情報が格納されています。1行に1RDエリアの定義情報が格納されています。SQL_RDAREAS表に格納されている情報を次の表に示します。

表B‒5 SQL_RDAREAS表に格納されている情報

項番

列名

データ型

内容

7

N_TABLE

INTEGER

格納レコード型数(定義数)

SDBデータベースの定義または削除時に,格納レコード型数が更新されます。

8

N_INDEX

INTEGER

格納インデクス数(定義数)

SDBデータベースの定義時に,格納インデクス数が加算されます。

SDBデータベースの削除時に,格納インデクス数からレコード型に定義されているインデクス数分が減算されます。

21

DATA_MODEL

CHAR(1)

データベースの形式

'S':構造型

NULL:リレーショナル

次の場合はナル値となります。

  • ユーザ用RDエリア以外

  • data modelオペランド未指定時

  • data modelオペランドにrelationalを指定した場合

  • 上記の表の項番は,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_RDAREAS表の内容」の表の項番と対応しています。

  • 上記の表に記載されている以外のSQL_RDAREAS表の列情報については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_RDAREAS表の内容」を参照してください。

(5) SQL_TABLES表

SQL_TABLES表には,スキーマ内のレコード型の情報が格納されています。1行に1レコード型の定義情報が格納されています。SQL_TABLES表に格納されている情報を次の表に示します。

表B‒6 SQL_TABLES表に格納されている情報

項番

列名

データ型

内容

1

TABLE_SCHEMA

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコード型の所有者

2

TABLE_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコード型名

SDBデータベース定義のRECORD句に指定したレコード型名が格納されます。

3

TABLE_TYPE

CHAR(16)

レコード型のタイプ

SDB RECORD TYPE:構造型DBのレコード型

4

TABLE_ID

INTEGER

レコード型ID

SDBデータベース定義のRECORDID句の指定に関係なく,システムが設定したユニークな内部IDが格納されます。

5

N_COLS

SMALLINT

構成要素数

SDBデータベース定義のRECORD句に指定した構成要素数が格納されます。

データ属性を持たない構成要素は,構成要素数に含まれません。

SDBデータベース定義にOCCURS句を指定した場合,繰り返し回数分生成された構成要素の数が加算されます。

6

N_INDEX

SMALLINT

インデクス定義数

  • レコード型定義時

    SDBデータベース格納定義のSEQUENTIAL句に指定したインデクス個数となります。

  • インデクス定義時

    インデクス定義数が更新(+1)されます。

7

DCOLUMN_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

分割列名

SDBデータベースを横分割している場合は,RDエリア分割キーの構成要素名となります。SDBデータベースを横分割していない場合は,ナル値となります。

9

FREE_AREA

SMALLINT

ページ内の未使用領域の比率(%)

0〜99となります。

10

FREE_PAGE

SMALLINT

セグメント内の空きページ(未使用ページ)の比率(%)

0〜50となります。

12

CREATE_TIME

CHAR(14)

レコード型作成時刻(YYYYMMDDHHMMSS)

13

ENQ_RESOURCE_SIZE

CHAR(1)

排他資源単位

P:ページ単位

14

DEFAULT_COLUMN

SMALLINT

既定値(DEFAULT句またはWITH DEFAULT)の指定列数

ディクショナリ表の場合はナル値となります。それ以外は0となります。

15

RDAREA_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコードを格納しているRDエリア名

SDBデータベースを横分割している場合は,ナル値となります。SDBデータベースを横分割していない場合は,SDBデータベース格納定義のWITHIN句に指定したRDエリア名となります。

18

N_RDAREA

INTEGER

格納先RDエリア数

1〜1,024となります。

23

N_NOTNULL

INTEGER

構成要素数

SDBデータベース定義のRECORD句に指定した構成要素数となります。

ディクショナリ表の場合は0となります。

データ属性を持たない構成要素は,構成要素数に含まれません。

SDBデータベース定義にOCCURS句を指定した場合,繰り返し回数分生成された構成要素の数が加算されます。

25

DIV_TYPE

CHAR(1)

SDBデータベースの横分割の種別

境界値分割の場合は'P',それ以外はナル値となります。

29

CHANGE_TIME

CHAR(14)

レコード型の定義の変更時刻(YYYYMMDDHHMMSS)

インデクスを定義している場合はインデクスを定義した時間,インデクスを定義していない場合はナル値となります。

  • 上記の表の項番は,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_TABLES表の内容」の表の項番と対応しています。

  • 上記の表に記載されている以外のSQL_TABLES表の列情報については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_TABLES表の内容」を参照してください。

(6) SQL_COLUMNS表

SQL_COLUMNS表には,レコード型の構成要素の情報が格納されています。1行にレコード型の1構成要素の定義情報が格納されています。SQL_COLUMNS表に格納されている情報を次の表に示します。

表B‒7 SQL_COLUMNS表に格納されている情報

項番

列名

データ型

内容

1

TABLE_SCHEMA

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコード型の所有者

2

TABLE_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

構成要素を含むレコード型名

SDBデータベース定義のRECORD句に指定したレコード型名が格納されます。

3

COLUMN_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

構成要素名

SDBデータベース定義のRECORD句に指定した構成要素名が格納されます。

なお,次の名称はシステムが使用する構成要素名です。

  • SYSTEM_FLAG_FIELD

  • SYSTEM_RECTYPE_NO

また,SDBデータベース定義にOCCURS句を指定した場合,繰り返し回数分生成された構成要素名が格納されます。

4

TABLE_ID

INTEGER

レコード型ID

SDBデータベース定義のRECORDID句の指定に関係なく,システムが設定したユニークな内部IDとなります。

5

COLUMN_ID

SMALLINT

構成要素ID

1から始まる正の整数です。

SDBデータベース定義にOCCURS句を指定した場合,繰り返し回数分生成された構成要素に対するIDとなります。

6

DATA_TYPE

CHAR(24)

データ型

SDBデータベース定義のRECORD句に指定した各構成要素のデータ型が格納されます。

データ型によって格納する値は次のように異なります。

  • CHARACTER,XCHARACTER:CHAR

  • PACKED DECIMAL FIXED:DECIMAL

  • INTEGER:INTEGER

  • SMALLINT:SMALLINT

7

DATA_LENGTH

CHAR(7)

列データ長

SDBデータベース定義のRECORD句に指定した文字列データの長さが格納されます。

データ型によって格納する値は次のように異なります。

PACKED DECIMAL FIXED型の場合:(a,b)の形式で文字列にして格納します(ただし,a:整数部桁数+小数部桁数,b:小数部桁数。上位の0は空白にします)。

それ以外の場合:SQL記述領域(SQLDA)のSQLLENと同じ値を右詰めで文字形式にして格納します(上位の0は空白にします)。

9

DIVIDED_KEY

CHAR(1)

RDエリア分割キー

'Y':RDエリア分割キー(データ種別1,2の指定がK,AまたはK,Mの構成要素)

'△':RDエリア分割キーでない

22

DATA_TYPE_CODE

SMALLINT

データ型コード

データ型によって格納する値は次のように異なります。

  • CHARACTER,XCHARACTER:C4

  • PACKED DECIMAL FIXED:E4

  • INTEGER:F0

  • SMALLINT:F4

23

DATA_LENGTH_CODE

SMALLINT

列データ長コード

SDBデータベース定義のRECORD句に指定した長さを変換した値です。

SQL記述領域(SQLDA)のSQLLENと同じ値を格納します。データ型によって格納する値は次のように異なります。

  • DECIMAL型の場合:精度,位取りをそれぞれ1バイトに格納します。

  • それ以外の場合:2バイトの2進形式で長さを格納します。

  • 上記の表の項番は,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_COLUMNS表の内容」の表の項番と対応しています。

  • 上記の表に記載されている以外のSQL_COLUMNS表の列情報については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_COLUMNS表の内容」を参照してください。

(7) SQL_INDEXES表

SQL_INDEXES表には,インデクスの定義情報が格納されています。1行に1インデクスの定義情報が格納されています。SQL_INDEXES表に格納されている情報を次の表に示します。

表B‒8 SQL_INDEXES表に格納されている情報

項番

列名

データ型

内容

1

TABLE_SCHEMA

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコード型の所有者

2

TABLE_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

インデクスを含むレコード型名

SDBデータベース定義のRECORD句に指定したレコード型名

3

INDEX_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

インデクス名称

SDBデータベース格納定義のSEQUENTIAL句に指定したシーケンシャルインデクス名,またはSECONDARY INDEX句に指定した二次インデクス名

4

INDEX_ID

INTEGER

インデクスID

5

TABLE_ID

INTEGER

レコード型ID

SDBデータベース定義のRECORDID句の指定に関係なく,システムが設定したユニークな内部IDとなります。

7

COLUMN_COUNT

SMALLINT

インデクスを構成する構成要素数

8

CREATE_TIME

CHAR(14)

インデクス作成時刻(YYYYMMDDHHMMSS)

9

RDAREA_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコードを格納しているRDエリア名

SDBデータベース格納定義のWITHIN句に指定したRDエリア名

SDBデータベースを横分割している場合はナル値となります。

11

DIV_INDEX

CHAR(1)

インデクス構成列の先頭列の種別

'Y':RDエリア分割キー(データ種別1,2の指定がK,AまたはK,Mの構成要素)

'N':RDエリア分割キー以外

12

FREE_AREA

SMALLINT

ページ内の未使用領域の比率(%)

SDBデータベース格納定義のPCTFREE句に指定した未使用領域の比率

13

COLUMN_ID_LIST

VARCHAR(64)

インデクスを構成する構成要素IDリスト

+,−で昇順降順を示します。常に+となります。

26

DIV_IN_SRV

CHAR(1)

非分割キーインデクスのサーバ内横分割の有無

非分割キーインデクスをサーバ内分割している場合は'Y'となります。

上記以外の場合はナル値となります。

  • 上記の表の項番は,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_INDEXES表の内容」の表の項番と対応しています。

  • 上記の表に記載されている以外のSQL_INDEXES表の列情報については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_INDEXES表の内容」を参照してください。

(8) SQL_TABLE_PRIVILEGES表

SQL_TABLE_PRIVILEGES表には,レコード型のアクセス権限の定義情報が格納されています。1行に1ユーザの定義情報が格納されています。SQL_TABLE_PRIVILEGES表に格納されている情報を次の表に示します。

表B‒9 SQL_TABLE_PRIVILEGES表に格納されている情報

項番

列名

データ型

内容

1

GRANTOR

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコード型の所有者

2

GRANTEE

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコード型の所有者

3

TABLE_SCHEMA

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコード型の所有者

4

TABLE_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコード型名

5

SELECT_PRIVILEGE

CHAR(1)

SELECT権限の有無

G(許可される(所有者の場合))となります。

6

INSERT_PRIVILEGE

CHAR(1)

INSERT権限の有無

G(許可される(所有者の場合))となります。

7

DELETE_PRIVILEGE

CHAR(1)

DELETE権限の有無

G(許可される(所有者の場合))となります。

8

UPDATE_PRIVILEGE

CHAR(1)

UPDATE権限の有無

G(許可される(所有者の場合))となります。

9

GRANT_TIME

CHAR(14)

該当する権限を受け取った時刻(YYYYMMDDHHMMSS)

  • 上記の表の項番は,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_TABLE_PRIVILEGES表の内容」の表の項番と対応しています。

  • 上記の表に記載されている以外のSQL_TABLE_PRIVILEGES表の列情報については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_TABLE_PRIVILEGES表の内容」を参照してください。

(9) SQL_DIV_TABLE表

SQL_DIV_TABLE表には,レコード型の横分割情報が格納されています。1行または複数行に1レコード型の横分割情報が格納されています。SQL_DIV_TABLE表に格納されている情報を次の表に示します。

表B‒10 SQL_DIV_TABLE表に格納されている情報

項番

列名

データ型

内容

1

TABLE_SCHEMA

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコード型の所有者

2

TABLE_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコード型名

3

DIV_NO

INTEGER

分割条件指定順序

該当するレコード型内で1から始まるユニークな値で,分割条件の指定順に1を加えた値となります。

4

TABLE_ID

INTEGER

レコード型ID

5

DCOND

CHAR(2)

分割条件コード

格納される値は,分割方法によって次のように異なります。

格納条件分割の場合: =

境界値分割の場合: <= または 空白

6

DCVALUES

VARCHAR(256),またはMVARCHAR(256)

分割条件値

  • RDエリア分割キー値の指定なし:ナル値となります。

  • 上記以外:RDエリア分割キー値となります。

7

RDAREA_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

横分割したSDBデータベースのレコードを格納しているRDエリア名

  • 上記の表の項番は,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_DIV_TABLE表の内容」の表の項番と対応しています。

  • 上記の表に記載されている以外のSQL_DIV_TABLE表の列情報については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_DIV_TABLE表の内容」を参照してください。

注※

RDエリア分割キー値をX'<16進数字>'形式で指定した場合,16進数字のコードに対応する文字で設定されます。

(例)X'41414141'を指定した場合,AAAAが設定されます。

RDエリア分割キー値に指定した16進数字は,次のどちらかの方法で確認してください。

  • SDB定義文ファイルを参照して確認する。

  • スカラ関数HEXを使用して,16進文字列表現に変換して確認する。

(10) SQL_INDEX_COLINF表

SQL_INDEX_COLINF表には,インデクスを構成する構成要素の情報が格納されています。1行または複数行に1インデクスの情報が格納されています。SQL_INDEX_COLINF表に格納されている情報を次の表に示します。

表B‒11 SQL_INDEX_COLINF表に格納されている情報

項番

列名

データ型

内容

1

TABLE_SCHEMA

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコード型の所有者

2

TABLE_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

インデクスが定義されているレコード型名

SDBデータベース格納定義のSTORAGE RECORD句に指定した格納レコード名

3

INDEX_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

インデクス名称

SDBデータベース格納定義のSEQUENTIAL句に指定したシーケンシャルインデクス名,またはSECONDARY INDEX句に指定した二次インデクス名

4

INDEX_ID

INTEGER

インデクスID

5

INDEX_ORDER

INTEGER

インデクスを構成する構成要素名順を識別する番号

SDBデータベース格納定義のORDER句に指定した構成要素の順番

6

COLUMN_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

インデクスを構成する構成要素名

SDBデータベース格納定義のORDER句に指定した構成要素名

なお,次の名称はシステムが使用する構成要素名です。

  • SYSTEM_FLAG_FIELD

  • SYSTEM_RECTYPE_NO

7

ASC_DESC

CHAR(1)

昇順,または降順

A(昇順)となります。

上記の表の項番は,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_INDEX_COLINF表の内容」の表の項番と対応しています。

(11) SQL_DIV_INDEX表の内容

SQL_DIV_INDEX表には,インデクスの横分割情報が格納されています。1行または複数行に1インデクスの横分割情報が格納されています。SQL_DIV_INDEX表に格納されている情報を次の表に示します。

表B‒12 SQL_DIV_INDEX表に格納されている情報

項番

列名

データ型

内容

1

TABLE_SCHEMA

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

レコード型の所有者

2

TABLE_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

インデクスが定義されているレコード型名

SDBデータベース格納定義のSTORAGE RECORD句に指定した格納レコード名

3

INDEX_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

インデクス名称

SDBデータベース格納定義のSEQUENTIAL句に指定したシーケンシャルインデクス名,またはSECONDARY INDEX句に指定した二次インデクス名

4

DIV_NO

INTEGER

RDエリア定義順序

該当するインデクス内で1から始まるユニークな値で,RDエリアの定義順序に1を加えた値となります。

5

INDEX_ID

INTEGER

インデクスID

6

RDAREA_NAME

VARCHAR(30),またはMVARCHAR(30)

分割格納先RDエリア名

表の項番は,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_DIV_INDEX表の内容」の表の項番と対応しています。

注※

SQL_DIV_INDEXのDIV_NOの値と,SQL_DIV_TABLEのDIV_NOの値は,関連性はありません。

(12) SQL_AUDITS表の内容

SQL_AUDITS表には,監査対象の情報が格納されています。1行に,1オブジェクトまたは1ユーザに対する1イベント分の情報が格納されています。SQL_AUDITS表に格納されている情報を次の表に示します。

表B‒13 SQL_AUDITS表に格納されている情報

項番

列名

データ型

内容

1

EVENT_TYPE

VARCHAR(30)

CREATE AUDIT FOR 操作種別で指定したイベントタイプの名称※1または'ANY'

2

EVENT_SUBTYPE

VARCHAR(30)

イベントサブタイプの名称※2または'ANY'

CREATE AUDIT FOR ANYを指定した場合はナル値となります。

  • 表の項番は,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_AUDITS表の内容」の表の項番と対応しています。

  • 上記の表に記載されている以外のSQL_AUDITS表の列情報については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「SQL_AUDITS表の内容」を参照してください。

注※1

イベントタイプを次に示します。

SESSION,PRIVILEGE,DEFINITION,ACCESS,UTILITY,SDB_UTILITY,およびSDB_ACCESS

注※2

イベントサブタイプを次に示します。

CONNECT,AUTHORIZATION,DISCONNECT,GRANT,REVOKE,CREATE,DROP,ALTER,SELECT,INSERT,UPDATE,DELETE,PURGE,CALL,ASSIGN LIST,LOCK,NEXT VALUE,PDLOAD,PDRORG,PDEXP,PDCONSTCK,PDSDBDEF,PDSDBLOD,PDSDBROG,FETCH,FETCH FIRST,STORE,MODIFY,ERASE,CLEAR,およびFETCHDB ALL