14.11.1 障害が発生したときの対処方法
pdsdbexeコマンドの実行中に障害が発生した場合,出力されたメッセージを確認して対処してください。
(1) トラブルシュート機能
SDBデータベースの操作で障害が発生した場合,HiRDBクライアントの次のトラブルシュート機能を使用して障害要因を調査できます。
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SQLトレース機能
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クライアントエラーログ機能
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拡張SQLエラー情報出力機能
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UAP統計レポート機能
上記のトラブルシュート機能の詳細については,「16.5 UAPの障害対策」およびマニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「トラブルシュート」を参照してください。
また,pdsdbexeコマンドが異常終了した場合,クライアント環境定義のPDCLTPATHに指定したディレクトリ下に簡易ダンプが出力されます。ファイル名は次のとおりです(出力メッセージに簡易ダンプファイル名が表示されます)。
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ファイル名:
pdsdbexe.abort.YYYYMMDDhhmmss.プロセスID
YYYYMMDDhhmmss:出力日時
PDCLTPATHを省略した場合,またはPDCLTPATHに指定したディレクトリに書き込みができなかった場合は,カレントディレクトリに簡易ダンプが出力されます。
なお,出力された簡易ダンプファイルを保守員に渡すことがあるため,簡易ダンプファイルは退避しておいてください。
(2) UAP処理時間監視機能との関係
pdsdbexeコマンドには,UAP処理時間監視機能が適用されます。pdsdbexeコマンドが無応答状態などになった場合,クライアント環境定義のPDSWAITTIMEに指定した最大待ち時間を超えると,実行中のトランザクションをロールバックし,HiRDBから自動的に切り離されます。
- 参考
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次のケースでトランザクションが未終了の場合も,UAP処理時間監視機能が適用されます。
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OSのkillコマンドでプロセスを中断した場合
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[Ctr]+[c]で処理をキャンセルした場合
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PDSWAITTIMEについては,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の「クライアント環境定義の設定内容」を参照してください。