Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


14.8.2 #HELP(ヘルプ情報の出力)

〈この項の構成〉

(1) 機能

pdsdbexe操作コマンドの指定形式と指定規則を出力します。

(2) 指定形式

(a) pdsdbexeコマンド起動時の-dオプションに4Vを指定した場合

 #HELP {CLEAR|ERASE|FETCH|FETCHDB_ALL|FINISH|MODIFY|START|STORE
 
       |COMMIT|CONNECT|DISCONNECT|ROLLBACK
 
       |#EXIT|#HELP|#USAGE}
 
      〔{SUMMARY|ALL}〕;

(b) pdsdbexeコマンド起動時の-dオプションにSDを指定した場合

 #HELP {ERASE|FETCH|FINISH|MODIFY|START|STORE
 
       |COMMIT|CONNECT|DISCONNECT|ROLLBACK
 
       |#EXIT|#HELP|#USAGE}
 
      〔{SUMMARY|ALL}〕;
注意事項

最後にセミコロン( ; )の指定が必要です。

(3) オペランドの説明

●4Vの場合

{CLEAR|ERASE|FETCH|FETCHDB_ALL|FINISH|MODIFY|START|STORE

|COMMIT|CONNECT|DISCONNECT|ROLLBACK

|#EXIT|#HELP|#USAGE}

●SDの場合

{ERASE|FETCH|FINISH|MODIFY|START|STORE

|COMMIT|CONNECT|DISCONNECT|ROLLBACK

|#EXIT|#HELP|#USAGE}

指定形式と指定規則を出力するpdsdbexe操作コマンドを指定します。

CLEAR:CLEARコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

ERASE:ERASEコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

FETCH:FETCHコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

FETCHDB_ALL:FETCHDB_ALLコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

FINISH:FINISHコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

MODIFY:MODIFYコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

START:STARTコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

STORE:STOREコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

COMMIT:COMMITコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

CONNECT:CONNECTコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

DISCONNECT:DISCONNECTコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

ROLLBACK:ROLLBACKコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

#EXIT:#EXITコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

#HELP:#HELPコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

#USAGE:#USAGEコマンドの指定形式と指定規則を出力します。

●{SUMMARY|ALL}

出力する情報を指定します。

SUMMARY:pdsdbexe操作コマンドの指定形式だけを出力します。

ALL:pdsdbexe操作コマンドの指定形式および指定規則を出力します。

(4) 使用例

STARTコマンドの指定形式および指定規則を出力します。

 #HELP START ALL;

次の実行結果が表示されます。

START "SDB_DATABASE_NAME"
       [ACSMODE   { READ  | UPDATE }]
       [ENQOPT    { SHARE | EXCLUSIVE | OCCUPY | NONE }]
       [AUTODEQ   { YES   | NO }]
       [ACSRDAREA ("RDAREA_NAME"[,"RDAREA_NAME"]...)]
       [RDAREAVAL { YES   | NO }]
       [FETCHDB_ALL ONLY]
      ;
 
機能
   HiRDB/SDに対して個別開始要求を行い,
   SDBデータベースに対する操作の開始処理を行う。
説明
(a)"SDB_DATABASE_NAME":SDBデータベース名
   操作対象のSDBデータベース名を指定する
(b)ACSMODE
   アクセスモードを指定する
   ・READ:参照モード
   ・UPDATE:更新モード
(c)ENQOPT
   排他オプションを指定する
   ・SHARE:共用モード
   ・EXCLUSIVE:排他モード
   ・OCCUPY:占有モード
   ・NONE:無排他モード
(d)AUTODEQ
   排他自動解除オプションを指定する
   ・YES:排他自動解除機能を使用する
   ・NO:排他自動解除機能を使用しない
(e)ACSRDAREA
   "RDAREA_NAME":RDエリア名
   検索対象とするRDエリアを指定する
   本オペランドを省略した場合,すべてのRDエリアを指定したと仮定される
(f)RDAREAVAL
   RDエリア指定有効オプションを指定する
   ・YES:基点条件指定がある場合でも,RDエリア指定を有効とする
   ・NO:基点条件指定がある場合には,RDエリア指定を有効としない
(g)FETCHDB_ALL ONLY
   FETCHDB_ALLコマンド専用の個別開始とする場合に指定する
 
KFPB64050-I #HELP command processing completed
参考

出力情報の文字コードは,クライアント環境定義のPDLANGで指定した文字コードになります。