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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


12.3.8 pdsdblod制御文の記述規則

pdsdblod制御文の記述規則を次の表に示します。

表12‒7 pdsdblod制御文の記述規則

項目

記述規則

pdsdblod制御文の構成

pdsdblod制御文は,pdsdblod制御文の種類や定義句を表すキーワードとユーザ指定値から成ります。

1つのpdsdblod制御文内のキーワードとキーワードの間は,区切り文字で区切ります。

ただし,これらの位置に,分離記号または囲み文字がある場合,区切り文字を省略できます。

1行の長さ

1行の長さに制限はありません。また,改行位置は任意です。

ただし,制御文ファイルのファイルサイズが大き過ぎるとpdsdblodコマンドがエラーとなることがあります。このため,大量の空白行などは含めないようにしてください。

改行コード

改行コードには次の文字を指定できます。

  • NL(X'0a')

  • CR+NL(X'0d'+X'0a')

分離記号

分離記号は,キーワードとユーザ指定値,またはユーザ指定値とユーザ指定値を区切る文字です。分離記号には次の文字を指定できます。

  • =(X'3d')

  • ,(X'2c')

  • ((X'28')

  • )(X'29')

区切り文字

区切り文字には次の文字を指定できます。

  • 空白(X'20')

  • タブ(X'09')

  • NL(X'0a')

  • CR(X'0d')

区切り文字を挿入してもよい位置

区切り文字を挿入してもよい位置を次に示します。

  • 区切り文字および分離記号の前後で,かつ区切り文字の挿入が禁止されていない位置

区切り文字を挿入してはいけない位置

区切り文字を挿入してはいけない位置を次に示します。

  • キーワードの中

  • 引用符(")で囲まれていないユーザ指定値の中

  • 数値の中

引用符(")で囲まれたユーザ指定値の中の区切り文字および分離記号はユーザ指定値として扱われます。

囲み文字

囲み文字には次の文字を指定します。

  • "(X'22')

コメントの記述

pdsdblod制御文中にコメントは記述できません。

パス名

  • パス名に空白は指定できません。

  • パス名の指定はOSの規則に従う必要があります。OSの規則に従っていない場合は,オペランドの指定規則内であってもシステムコールエラーとなることがあります。

識別子

  • 空白を含む場合は,引用符(")で囲んでください。

  • 引用符(")で囲んだ場合,半角英大文字と半角英小文字が区別されます。引用符(")で囲まない場合,半角英小文字は半角英大文字として扱われます。