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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


12.3.3 dbinf文【4V FMB,4V AFM】

dbinf文には,入力データの各レコードのプリフィクス部に格納されているUSERポインタフラグ,ページ切り替えフラグ,および事前割り当てページ数の位置を指定します。dbinf文は次に示す場合に指定します。

SD FMBのSDBデータベースの場合,dbinf文は指定できません。

《規則》

dbinf文は,index文と同時に指定できません。

指定形式(4V FMBのSDBデータベースの場合)

 dbinf
 
     〔userpflg = (USERポインタフラグの開始位置)〕
 
     〔pagecflg = (ページ切り替えフラグの開始位置)〕
 
     〔pagenum  = (事前割り当てページ数の開始位置)〕

指定形式(4V AFMのSDBデータベースのデータロードの場合)

 dbinf
 
      〔pagecflg = (ページ切り替えフラグの開始位置)〕

指定形式(フォーマットライトの場合)

 dbinf
 
      〔pagecflg = {change|occupation}〕
userpflg = (USERポインタフラグの開始位置) 【4V FMB限定オペランド】

〜<符号なし整数>((0〜32,766))

入力データの各レコードのプリフィクス部に格納されているUSERポインタフラグの開始位置を指定します。プリフィクス部の先頭を0とし,USERポインタフラグの開始位置を指定してください。

プリフィクス部とUSERポインタフラグの開始位置の関係については,「12.6.1(3) プリフィクス部【4V FMB,4V AFM】」を参照してください。

pagecflg = (ページ切り替えフラグの開始位置) 【データロード限定オペランド】

〜<符号なし整数>((0〜32,766))

入力データの各レコードのプリフィクス部に格納されているページ切り替えフラグの開始位置を指定します。プリフィクス部の先頭を0とし,ページ切り替えフラグの開始位置を指定してください。

ページ切り替えによる格納配置制御については,「2.6.2(3) レコード格納時のページ切り替え【4V FMB,4V AFM】」を参照してください。サブページ分割をしている場合は,「2.7.2(3) レコード格納時のサブページ切り替え【4V FMB,4V AFM】」を参照してください。

プリフィクス部とページ切り替えフラグの開始位置の関係については,「12.6.1(3) プリフィクス部【4V FMB,4V AFM】」を参照してください。

pagenum = (事前割り当てページ数の開始位置) 【4V FMBのデータロード限定オペランド】

〜<符号なし整数>((0〜32,763))

入力データの各ルートレコードのプリフィクス部に格納されている事前割り当てページ数の開始位置を指定します。プリフィクス部の先頭を0とし,事前割り当てページ数の開始位置を指定してください。指定された開始位置から4バイトを事前割り当てページ数の指定値として扱います。

プリフィクス部と事前割り当てページ数の開始位置の関係については,「12.6.1(3) プリフィクス部【4V FMB,4V AFM】」を参照してください。

pagecflg = {change|occupation} 【4V DAM限定オペランド】

子レコードの格納方法を指定します。このオペランドを指定する際は,「2.6.2(3) レコード格納時のページ切り替え【4V FMB,4V AFM】」を参照してください。サブページ分割をしている場合は,「2.7.2(3) レコード格納時のサブページ切り替え【4V FMB,4V AFM】」を参照してください。

change:

フォーマットライトの際,1つの子レコードを1ページに格納します。レコードがあとから追加された際,そのページに追加レコードを格納します。

サブページ分割をしている場合は,フォーマットライトの際,1つの子レコードを1サブページに格納します。レコードがあとから追加された際,そのサブページに追加レコードを格納します。

occupation:

フォーマットライトの際,1つの子レコードを1ページに格納します。そのページ内には,その子レコードだけを格納し,ほかのレコードは格納しません。

サブページ分割をしている場合は,フォーマットライトの際,1つの子レコードを1サブページに格納します。そのサブページ内には,その子レコードだけを格納し,ほかのレコードは格納しません。