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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


11.4.10 エラー発生時の再実行について

同期点処理は,基本的にはpdsdbdefコマンド単位に実行されます。したがって,エラーの発生時は,エラー原因を取り除いたあとに,SDB定義文ファイルの内容を変更しないで,そのままpdsdbdefコマンドを再実行できます。

ただし,RDエリアの分割や統合はデータ部にも影響がある操作のため,pdsdbdefコマンドの途中で同期点が取得されることがあります。このとき,KFPB61244-Iメッセージが出力されて,同期点が取得されたことが通知されます。データ削除と同期点の取得については,「表11-23 RDエリアの定義変更時のデータの削除有無(格納条件指定の横分割の場合)」または「表11-24 RDエリアの定義変更時のデータの削除有無(境界値指定の横分割の場合)」を参照してください。これら2つの表の※1のケースが該当します。

このメッセージの出力後にエラーが発生した場合は,pdsdbdefコマンドの再実行前にSDB定義文ファイルの内容を修正する必要があります。修正方法を次の表に示します。

表11‒9 KFPB61244-Iメッセージの出力後にエラーが発生した場合のSDB定義文の修正方法

KFPB61244-Iメッセージの出力

pdsdbdefコマンドの再実行前のSDB定義文の修正方法

なし

SDB定義文を修正する必要はありません。

あり

KFPB61244-Iメッセージが出力されたSDB定義文の前に指定したSDB定義文を削除してください。KFPB61244-Iメッセージが出力されたSDB定義文は削除しないでください。

SDB定義文の修正例を次の図に示します。

図11‒10 SDB定義文の修正例

[図データ]

[図データ]