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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


10.7.2 コマンドの形式およびオプションの説明

〈この項の構成〉

(1) コマンドの形式

データベース状態解析ユティリティ(pddbst)の指定形式を次に示します。

RDエリア単位の状態解析

 pddbst -r {RDエリア名〔,RDエリア名〕…|ALL}
 
      〔-k {logi 〔-d〕 〔-z〕〔{-a 〔-h〕|-A〔{r|i}〕}〕
 
           |phys 〔-f〕 〔-a 〔-h〕〕}〕
 
      〔-u 認可識別子 〔-p パスワード〕〕
 
      〔-q 世代番号〕 〔-b〕
 
      〔-X サーバ間通信の応答監視時間〕
 
      〔-v 制御文ファイル名〕

データベース状態解析ユティリティ(pddbst)の指定形式およびオプションの詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」の「データベース状態解析ユティリティ(pddbst)」を参照してください。ただし,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」に記載されている内容とは,仕様差があるオプションがあります。ここでは,その仕様差があるオプションについてだけ説明します。

●-A〔{r|i}〕

SDBデータベースを格納しているRDエリアの論理的解析の解析結果を,DAT形式で標準出力に表示する場合に指定します。

r:

ルートレコード型を格納しているRDエリアの論理的解析の解析結果を表示する場合に指定します。

インデクスを格納しているRDエリアに対してこのオプションを指定した場合,そのRDエリアは解析対象にはなりません(処理をスキップします)。

i:

SDBデータベースのインデクスを格納しているRDエリアの論理的解析の解析結果を表示する場合に指定します。

レコード型を格納しているRDエリアに対してこのオプションを指定した場合,そのRDエリアは解析対象にはなりません(処理をスキップします)。

-Aオプションだけを指定した場合(rオプションおよびiオプションの両方を省略した場合)は,ルートレコード型を格納しているRDエリアの解析結果と,インデクスを格納しているRDエリアの解析結果の両方を表示します。

(2) 注意事項