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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


6.11.1 HiRDBの開始

〈この項の構成〉

(1) HiRDBの開始方法

HiRDBの開始方法については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「スタンバイ型系切り替え(サーバモード)の運用」にある「HiRDBの開始方法」を参照してください。

pd_structured_directory_pathオペランドに指定したディレクトリにSDBディレクトリ情報ファイルがない場合にHiRDBを開始したときの処理を次の表に示します。この表に示すとおり実行系と待機系で処理が異なることがあるので注意してください。

表6‒1 SDBディレクトリ情報ファイルがない場合にHiRDBを開始したときの処理

条件

HiRDBを開始したときの処理

対象の系

ユニット中にMGR,FES,またはBESの有無

実行系

あり

開始します。このとき,KFPB62910-Wメッセージが出力されます。

なし

開始します。

待機系

あり

開始処理を中止します。このとき,KFPB62911-Eメッセージが出力されます。

なし

開始します。

(2) 注意事項

HiRDBの開始方法については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「スタンバイ型系切り替え(サーバモード)の運用」にある「HiRDBの開始方法」を参照してください。

(3) 待機系ユニットの開始処理に時間が掛かる場合

待機系ユニットの開始処理に時間が掛かる場合は,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「スタンバイ型系切り替え(サーバモード)の運用」にある「待機系の起動に時間が掛かる場合の確認作業」を参照してください。

(4) ユニットが実行サーバの起動待ち状態になったときの対処

ユニットの開始時に,ユニットが「実行サーバの起動待ち状態」になった場合,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「スタンバイ型系切り替え(サーバモード)の運用」にある「HAモニタ使用時の注意事項」を参照してください。