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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


5.17.2 スキーマの削除

スキーマを削除する場合,SDBデータベースの定義削除を行う必要があります。定義削除後,HiRDBを再起動する必要があるため,「5.6 SDBデータベースの定義追加,定義変更,または定義削除(HiRDBの再起動を必要とする場合)」で説明している手順に従ってSDBデータベースの定義削除をしてください。

スキーマを削除する場合は,「5.6.3(5) SDBデータベースの定義追加,定義変更,または定義削除を行う」で説明している操作を,次に示すように実施してください。

スキーマの削除手順を例題形式で説明します。

例題

ユーザ(認可識別子USER003)が所有しているスキーマを削除します。

  1. SDBデータベースの定義削除を行う

     pdsdbdef -i /usr/control_def_file

    pdsdbdefコマンドで*DELETE DIRECTORY文および*DELETE DICTIONARY文を実行し,削除対象のスキーマが所有するSDBデータベースのSDBディレクトリ情報およびSDBディクショナリ情報を削除します。

    *DELETE DIRECTORY文および*DELETE DICTIONARY文を実行する場合は,pdsdbdefコマンドの実行時に-iオプションの指定が必要になります。-iオプションを指定しないと,pdsdbdefコマンドの実行がエラーになります。

    注意事項

    SDBディレクトリ情報およびSDBディクショナリ情報を削除する際は,必ず*DELETE DIRECTORY文を先に実行してください。

  2. スキーマを削除する

     DROP SCHEMA AUTHORIZATION USER003

    DROP SCHEMA文でスキーマを削除します。

    この作業はユーザ(USER003)が実行するか,またはDBA権限を持つユーザが実行します。

参考

スキーマを削除する際,そのスキーマのSDBディレクトリ情報とSDBディクショナリ情報が残っていると,DROP SCHEMA文がエラーになります。