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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


5.8.1 SDBディレクトリ情報ファイルを作成して配布する場合

pdsdbdefコマンドで,SDBディレクトリ情報ファイルを作成して配布します。手順を例題形式で説明します。

例題

SDBディレクトリ情報ファイルを作成して,全ユニットにSDBディレクトリ情報ファイルを配布します。

〈この項の構成〉

(1) pdsdbdefコマンドのSDB制御文を作成する

 dirinf /usr/sdb_dir          ...1
        generate=yes          ...2
        transfer=yes          ...3
        checkmode=match       ...4

SDBディレクトリ情報ファイルを作成して配布する場合,SDB制御文にdirinf文を指定します。dirinf文に指定した各オペランドについて説明します。

  1. SDBディレクトリ情報ファイルを出力するディレクトリ名を指定します。SDBディレクトリ情報ファイルは,ここで指定したディレクトリ下(システムマネジャが定義されているサーバマシンのディレクトリ)に出力されます。

  2. SDBディレクトリ情報ファイルを作成するため,yesを指定します。

  3. SDBディレクトリ情報ファイルを全ユニットに配布するため,yesを指定します。全ユニットのユニット制御情報定義のpd_structured_directory_pathオペランドに指定したディレクトリ下に,SDBディレクトリ情報ファイルが配布されます。高速系切り替え機能を使用している場合は,待機系ユニットにもSDBディレクトリ情報ファイルが自動的に配布されます。

  4. 配布するSDBディレクトリ情報ファイル中のSDBディレクトリ情報の最終更新日時のチェックレベルを指定します。

    参考

    SDBディレクトリ情報ファイルの作成および配布だけをする場合は,SDB制御文にはdirinf文だけを指定します。

(2) pdsdbdefコマンドを実行する

 pdsdbdef /usr/control_def_file

(1)で作成したSDB制御文ファイル名をpdsdbdefコマンドの引数に指定します。

注意事項